バスシェルターの明かりの下で

夢を忘れたちっぽけなバス会社のちっぽけな元バス運転士の最初で最後のチャレンジ・・。

経験がものを言う、それがボクら運転士の仕事。

2006年05月29日 | 運転士な日常


昨日は休日出勤・・
1回、公休がとぶと体が睡眠を欲しますぅ。
昨日は爆眠してもうた・・。
ホンマは昨日書くつもりやってんけどぉ・・まぁ、そんなわけで2日前のことを書きますぅ。

その日ぃは駅を5時台に発車するF線の2番手でしたぁ。ちなみに3時半起きですぅ。
まぁ、それはいいとして・・


昨晩からずっと雨。
基本的に雨の高速はイヤや。
イヤやなぁ・・と思いながら、ゲートインして5分ほど走ったあたりで前方に赤の点滅が・・・
そして、その点滅ランプの下にある電光表示板にはぁ・・・

[Tインター⇔Eジャンクション、事故通行止!!]

「えっ?マジ?止まってんのかぁ?」思わず声が出てもうたぁ・・。

この日の早番の運行管理者はコムさん。(ちなみに3時出勤・・
すぐにバス付属の携帯で連絡を取ってくわしい状況を調べてもらう。
「まだ、ファックスも来てないわ。チェックするからしばらく待ってくれ」
端的な答えが返って来る。

程なくコムさんから連絡あり。
「Eジャンクション付近でトラックが横転してるみたいや!しばらくはかかるでぇ」
「了解・・ほな、迂回ですねぇ・・。」
「せやなぁ・・各停便やし、バス停経由しなアカンし、大変やけど気張ってや」
「了解。Kインターから先は県道〇〇線経由で、〇〇駅前を通ってEインターでいいですかぁ?」
「おお、それで頼むわぁ。気ぃつけて行きや」
「了解」


コムさんが乗務員の頃、迂回の場合のルートはいろいろ教えてもうてたし、ボクもそれなりにいろいろ経験もしてますぅ。
っちゅうわけで、特に不安もなく運行しました。

そうなると、次に気になるのは、あとからQ線1番手で走ってくる後輩のシゲくんのこと。
そこでちょっと先輩面して、彼の車輌に電話するのでありますぅ。

「はい、0920のシゲです。」
「おはよう、1079のblueです。」
「あっ、おはようございますぅ。シゲです」
「今日は貧乏くじ引いてもうたなぁ・・。道わかるけぇ?」
「Kインターからがイマイチ不安なんすよぉ」
「コムさんの指示は?」
「県道〇〇号線経由でした。」
「了解、問題はその先のバス停に入り込む交差点やねん。分岐まではわかりやすいし、県道に入ったら電話ちょうだい。わかりやすい道標見つけとくわぁ」
「了解、すいません。お願いしますぅ」
「エエよぉ。気ぃつけてなぁ」
「は~い」

台風や雪なんかの場合と違って突発的事故の場合は、よほどの合理性がない限りどんな場合でもバス停は経由しなアキマセン。
せやないと、省略運行になってしまいますぅ・・・。
この日ぃシゲ君が貧乏くじを引いたっちゅう理由はぁ・・
Q線の各停便はバス停の数が33箇所とウチの高速路線の中じゃ一番多いからなんですぅ。
狭いとこ入り込んで一旦停車し、乗客の有無をバス停まで確認に行き、スイッチバックしてもとの道に戻ったりすることもありますぅ。
いろんな状況に的確に反応するシゲくんのことやし、この日の貧乏くじも不安ではあったと思いますが無事クリアしたみたいでした。

せやけど、こんな苦労は財産です。
その時は大変な思いをするかもしれませんが、ボクらの仕事は経験がものをいいますぅ。
そんな経験が運転士としての自分に余裕を与えてくれ、その心のゆとりがお客様に安心を与えることができるのですぅ。

シゲくん、お疲れさまでしたぁ。

そういえば、シゲくんの10分前を走行していたK線1番手のアンちゃんはバス停入り込みの交差点を行きすぎてもうて、散々やったらしい・・ヤレヤレ

ちなみにボクはF市到着は1時間遅れました。
到着後、メシも食べんと爆眠したのは言うまでもありません・・。

やっぱ、睡眠は大事ですぅ。


っちゅうわけで・・・・寝よ。





ワインっすか?ほな、いきましょ!

2006年05月24日 | 勇気と癒し
「久しぶりにはじけよかぁ!!おごるしぃ!!」

隊長からメールがあった。

「ええっ?おごりっすかぁ?マジぃ?行っちゃいますかぁ!!」

相変わらずゲンキンなボク・・。

13時に組合本部で待ち合わせぇ。
しばらく、打ち合わせした後、乗合企画課へ・・
ポッポロくんとコロコロくんに会うためやぁ!
コロコロくんはリフレッシュ休暇中で会えへんかったけど、ポッポロくんとは久しぶりの御対面やった。

隊長が担当路線に関して指摘をする間、ボクは横で2人のやり取りを黙って聞いていた。
ポッポロくんは実にストレートや。
隊長の指摘にしっかり反応しながらも、自分の意見はしっかり言うし
駆け引きがなく客観的に聞いていても好感が持てる。

しかしぃ・・

現状、路線の再編を担う彼らの行っていることは“引く”ことばかりだ。
失礼な言い方かもしれへんけど、それは単なる「作業」に過ぎひん。
彼らの中にも幾ばくかの疑問はあるのだろう・・
直接、話をするとそれがよくわかる。



あの空間に漂う空気はよどんでる・・
よどみの原因は現場との距離のせいかもしれない。
みんな狭い空間の中であくせくとそれぞれの仕事に取り組んではいるのだが・・
「利用者の視点」というキーワードを知らず知らずのうちに隠してしまう目ぇに見えへん霧のようなものがあるような気ぃがする・・・。
それくらい彼らの仕事がルーチンワークに見えてまう。

社員の生活や労働条件を考えるとコストカットにも限界がある。
原油価格の高騰や無節操なライバルの登場、淡々と「作業」をしている場合とちゃうでぇ!
乗車人員の減少傾向に歯止めはかかってへん・・・。

失敗が怖い・・
誰が責任取るのぉ・・?
二の足踏んでまう・・

データが無いからとちゃう?
そうか、データはあるけど、中身がなかったりして・・。

先日のF線のアンケート結果はどないなったんかなぁ?
1000件分くらいはあったんとちゃうかぁ?
結果出てんのやったら現場にも落してぇやぁ!

「せやけど、高速バスに関しては誰が戦略を練ってんの?」
「いやぁ~、誰なんですかねぇ・・いないですねぇ・・」と、ポッポロくん・・。
マジかよ・・・・。

そら闇雲に手ぇは出せへんよ。
確固たる裏づけがないと説得もできひんやろぉ。


ちょっと頑張ってみようかなぁ、ここらで、一発、現場の底力を見せたろかぁ

って思っちゃったよ、久しぶりにぃ。


乗合を後にして午後5時30分くらいから隊長と癒し会・・
生を4杯ほど飲み干したあと・・
「今日はワイン、行ってみよかぁ!」
「いいっすねぇ、飲みましょ、飲みましょ」



「う~ん」
「どないですぅ?チリのミディアムボディは?」
「う~ん・・・俺、ワイン派かもぉ
「えぇっ、ホンマですか?気ぃに入りました?」
「うん、美味い!!グビグビッ」
「ハーフボトルじゃ、全然、あきませんねぇ」
「よし、もう一本、行こう!」
「マジっすか?」
「行けぇ、blue!!」



「ワインクーラーで登場ですよぉ、隊長!」
「では、あらためて、かんぱ~い

気ぃがつくと5時間くらい話込んでました。
隊長と飲むとホンマに楽しい
時間の経つのがめちゃはやっ

そんな楽しい時間の中で時折見せる、おどけたり照れたりする隊長の笑顔がボクは好きや。
また、明日もがんばりましょうね!


しかしぃ・・・
翌日はひどい二日酔いやった・・
あのあとのショットバーでのんだバーボンがアカンかったような気ぃがするぅ・・

みなさん、飲みすぎには注意しましょう・・

今日の一曲![My Theme Song !]

2006年05月21日 | 運転士な日常
自宅から営業所までは車で7~8分っちゅうとこかなぁ・・。
こんな風景の中を出勤してますぅ。



五月の晴れの日ぃはホンマに気持ちがエエよねぇ!
時間的に一曲聴き終わるくらいで会社に着くねん!
せやし、出勤途中に聴いたその曲がその日ぃのテーマソングになってまう!
その日、一日、気ぃがつけば口ずさんでしまってるっちゅうアレですわぁ。

今日は、Bryan Adamsの[18 TIL I DIE]




このアルバムももう10年経つねんなぁ・・・
せやけど・・
永遠の悪ガキロック小僧のサウンドが
「やっぱ、ロックはこうやないとアカンでぇ!!」
と思わせてくれる一枚です。

その中の「the only thing that looks good on me is you」が今日の“マイ・テーマソング”とあいなりましたぁ。

試聴できまっせぇ!

いつ聴いても元気になれる・・・
せやし、ロックはやめられへん!!

Mickye Curry のドラムスも最高やぁ!

余談ですが、このアルバムの5曲目に入ってる「Star」はロビン・ウイリアムス主演の映画「ジャック」の主題歌でしたぁ!

この映画もよかったよなぁ・・


ガンバレ、ガン太郎!

2006年05月20日 | 仲間たち


バスの事業所の業務形態は多種多様です。
ボクの所属する営業所は基本的に高速バスと貸切バスの運行をメイン業務としている事業所ですぅ。

高速も貸切も運転士はそれぞれの業務で専属の仕事をしてるねん。

ボクら高速専属の運転士は高速バス、つまり乗合運行専門で毎日仕事をしてるし、ちょっとした遠足や送迎、定期観光以外は貸切バスにはほとんど乗務しません。

その反面、貸切専属の運転士の方々は高速バスの続行便(臨時の増便)や年休取得や病欠なんかでダイヤに欠損が発生したときなんかにボクらの代わりに高速ダイヤを走ることも結構あるんですわぁ。

使う側、つまり、運行管理者にしてみれば、貸切専属運転士は潰しの効く便利屋的存在っちゅうことがいえますぅ。
せやけど、裏を返せば、何でもこなせるオールラウンドプレーヤーとも言えるわけでぇ・・
決して、普段は口にしませんが、そんな自負が彼ら貸切運転士にはありますぅ。
それは、別にエエねん。事実そうやし、それはそれでその陰には努力があるねんから・・うん。

せやけど、たま~にそんな自負が嫌味な形で表面に出てくることがあるねん・・・

先日運行管理者の道を歩み始めたばかりの同期のガン太郎
当然、運行管理者として貸切の配車もやらなアキマセン。
しかし、彼はボクと同じ高速専属の運転士やったわけでぇ、はっきりゆーて結構苦労してるみたいやぁ・・。

誰にでも「初め」はあるねんから、何でみんなで盛り上げていくことをせーへんのかがボクにはわかれへんわぁ。
ゆーとくけど、彼は謙虚やでぇ。わからへんことは素直に尋ねるし、決してイチビったりもせーへん。

せやけど、最近、ある大御所貸切運転士に極めつけの一言を言われたらしいねん。

「こういう場合は、この日は公休ではなくて、非番として扱うんだよ。乗合とは違うんだよ。キミは貸切バスに乗ったことがないからわからんのやぁ(やれやれちゅう感じで・・)」

2M(2人運行)で終了点呼が0時を30分ほど回ったその日を勤務表上、公休の印鑑を押していた彼の処理に、物申した格好や。

2人の醸し出す大御所の圧力に納得がいかない感がありつつも・・

「そうですか、わかりました。すいませんでした、書き直します・・。」

と彼は答えましたぁ。(くぅ~っ、彼の顔が目ぇに浮かぶぅ・・




「休日」の取扱い。

バス運転者の場合、休日とは、休息期間+24時間の連続した時間のこと。
せやし、このケースの場合、0時30分に点呼を受けて、拘束から開放されてから8時間、つまり、その日の8時30分からまるまる24時間、翌朝の8時30分まで拘束を解いていれば、その日は休日となりますぅ。
つまり、例えば帰着した日の翌日の9時からの仕事が入っても問題はないってことですぅ。
っちゅうことは、そこさえしっかり押さえていれば、勤務表に公休のハンコを押して公休としての処理をしても運行管理上は「の~ぷろぶれむぅ!!」

これが深夜運行をして朝の8時とかに点呼を受けた場合なんかはその暦日は非番扱いにしな、運転士としてはやってられへんっちゅう側面はありますぅ。
何でて?そんなん、体内時計が元に戻るのに時間が必要やからですぅ。
その日ぃは走りたくても走られへんよ、ホンマ。
もちろん、協約の締結が必要ですが・・。
しかし、今回のケースはガン太郎の処理になんら問題はありません。

組合の役員の立場を横において、もう一言言わせて貰えば・・

大御所のあなた!ちと、図々しいんとちゃいますかぁ?
ただでさえ、労働条件、エエねんからキミたち貸切運転士諸君は!

おっと、やべっ、同じ組合員になんちゅう暴言を吐くんや、ボクはぁ


気長に頑張りやぁ、ガン太郎
せやけど、勉強もしなアカンでぇ


カーネーション

2006年05月14日 | 運転士な日常
F線最終便・・
土曜日とはいえ、遅い便はさすがに少ない。
F市街地も流れはスムーズやったし定刻で走って帰ってこれてん。
せやけど、到着が0時を回るとなんやかんやゆーても疲れてしまいますぅ。

シバシバする目ぇを凝らしながら終点の駅構内に進入していくと
バスシェルターの明かりの下に1人の中年男性がたたずんではりましたぁ。

終点までご乗車になってはったのは年老いた女性のお客様がおひとり。
トランクを開くためにさきに降りたボクは思わず心があったかくなる瞬間に出くわすことができましたぁ。

迎えに来てはったその男性は、乗降扉まで駆け寄って
「遠いところ疲れたろう・・ありがとう。」
そう言いながら、後ろ手に持っていた一輪のカーネーションをその女性に渡さはりました。

母親が小さな声で息子に返した言葉はボクには聞こえへんかったけど、その時の笑顔はホンマに嬉しそうやった。


5月の第二日曜日ぃ、今日は「母の日」ですぅ。

久しぶりに電話してみることにするかぁ!
「ありがとう」のひとことを言うために・・。








おまたせしました、GWのご移動は、是非、高速バスを!!

2006年05月05日 | 運転士な日常
GWも中盤にかかり、天候にも恵まれて各地で賑わいをみせているようだなぁ・・・

おかげさまで目的地までのご移動に高速バスをご利用のお客様も多くいらっしゃいましてありがたい限りですぅ。

まぁ、ボクらは公休返上での乗務となってるわけですが・・

憲法記念日はF線
時間帯が幸いして、上手いこと渋滞を避けるように運行できましたぁ。
したがって、大した遅れもなく続行便を引っ張って640㌔を制覇してきましたぁ。

国民の休日はQ線
この日ぃは根本的にあまり渋滞が懸念される区間をとおらないので楽勝やぁ・・・
と思っていたら、Hインターチェンジバス停が落とし穴やった・・。
ここはインターチェンジの構造がアカンのよ。
引き込み道路出口の信号(国道との合流点)が短いねん。
せやし、普段以上の交通が集中するともうアカン・・
速攻、渋滞が発生するっちゅうとこやねん。
せっかくのETCもほとんど意味をなさない・・・とほほですぅ。

そして、本日、こどもの日ぃ!はK線泊りの1.5勤務やぁ!!
このK線、某国際空港を経由することもあり、一部地域のお客様にとっては、空港リムジン的存在の路線やねんかぁ・・
せやし、GWや年末年始はかなりの乗車がありますぅ・・。
一応、季節限定で増便はするねんけど、乗り切れずバス停でお詫びをするっちゅうこともしばしばでした。
最近では、続行便で対応してますが、個人的にはもっとしっかりデータを取ってお客様の動線を把握するべきやと思いますぅ
まぁ、それはいいとして、本日、K市到着は20分遅れ・・
待機時間は50分・・
終点から待機駐車場までは片道10分の回送時分・・
今日は補助いすを使うほどの乗車率・・
当然、車内も汚れてますぅ。
清掃もボクら運転士が行いますぅ。
もう、おわかりでしょう、ボクは昼食ぬきでとんぽ帰りしたのでありますぅ・・
このK線は延着するとしんどいねん・・
空腹に耐えてなんとか先ほど車庫に帰ってきたボクですが・・
ここでブログの記事を書き込みをし、あと45分後にはまたK市目指して発車するのであったぁ

みなさん、いい休日をお過ごしくださ~い

さぁ、もう一発、気張ってくるでぇ

低燃費走行

2006年05月03日 | バス再生
石油元売各社が1日から石油製品の卸値を一斉に上げ、店頭でのガソリン価格も値上げが相次いでいる。
――――朝日新聞より

5月に入ってまたガソリンの小売価格が上がった・・
セルフスタンドでも1㍑あたり133円って表示してあったなぁ・・
7月にはさらに上がる見通しや。

もちろん個人消費分でもかなり家計を苦しめているのだが、交通産業への打撃は計り知れない・・。
先日、某フェリー運航会社が路線の廃止と船の売却を決めた。
ホンマ、この原油価格の高騰はシャレにならへん。


・・・


早期にリファイナンスを実現したい当社にとって
この課題は交通事業部のコストカットの最重要課題であることは言うまでも無い。
当然、目標管理制度の運転士が取り組む会社目標にも設定される。


ウチの営業所の場合は、今回導入されたコモンレールシステム※の直6ターボ搭載車が9台導入されたので燃費という尺度では前年比は確実に上回ると思う。
※燃料の高圧噴射を可能にする、新世代のシステム。全速度域で理想的な燃焼を実現し低燃費化に成功した。

しかし、これは新エンジンの効果なわけで・・
ボクらが努力したわけやないわなぁ・・

ほな、ボクらは何をしたぁエエんかいな・・?

「もう、やることはわかってるくせにぃ

ボクらがちょいと意識を変えればこの問題は大きく変化するねん。
もちろん、労働条件的に不具合が発生することも十分ある。
せやけど、水面下の問題を数字で認識させることもできるわけで・・

とりあえず、やってみーひん?
なっ、なっ!
ほな、行くでぇ

◇暖気運転を短めにしてみーひん?
 エンジン始動後、水温計の針が動き出したら準備OK!
 寒冷地区の冬場でも約5分で大丈夫とのことです。

◇停止時はエンジンを止めてみーひん?
 車輌から離れるときや駐車時などは、たとえ短い時間でもこまめにエンジンを停止する。
 <アイドリング中の1時間当たりの燃料消費量>
  〇大型車・・・約2リットル/h
  〇中型車・・・約1リットル/h         とのことです。

◇空ぶかしもやめてみようなぁ・・。
 意識的でなくとも長年のクセでつい・・ということもあります。
 <空ぶかしの燃料消費量>
  〇約12cc/1回の余計な燃料を消費してしまうこのことです。
   仮に停車中に20回の空ぶかしをやった場合、年間70リットルの燃料がムダとなります。

◇急発進・急加速をやめてみーひん?
 車重のある大型車は発進・加速に大きな力が必要です。
 急発進・急加速は苦手。燃費によいはずがありません。
 <急発進・急加速の燃費ロス>
  〇急発進・急加速をした場合、通常運転に比べて最大20%のロスがあるとのことです。

◇急停止もできるだけ避けてみようなぁ。
 前方の状況を把握した予見性をもった運転をしよう。
 慣性力(惰力)を上手に使うためにもエンジンブレーキや排気ブレーキを活用した運転を心がけましょう。

◇エンジン回転数のコントロールに気ぃ使ってみーひん?
 タコメーターのグリーンゾーンは省燃費運転の道しるべ。
 シフトアップは早めに、シフトダウンは遅めに操作してみましょう。
<ロスの多い引っ張り運転>
 〇エンジンを適正回転にしての運転は、低速ギアを多用する、いわゆる「引っ張 り型運転」に比べて約20%の燃費向上効果があるとのことです。

◇ムラのある波状運転はやめようやぁ。
 車の間をすり抜けていくような運転は加速・減速を繰り返し行う波状運転になり 不経済となります。
 ゆとりと予見性でスピードを極力一定に保つことが、燃費向上の近道です。
 <波状運転のムラ>
  〇わずか±5km/hの速度変化の波状運転でも約20%の燃費悪化となりま  す。
  〇排気ブレーキを常時onにしている運転も波状運転となります。

◇なんてったって、スピードを控えてみーひん?
 早く走るとエンジン回転数も上がります。空気抵抗は速度の2乗に比例します。
スピードアップは燃費の消費に直結するわけです。
<定速運転での省燃費効果>
 〇速度が10km/h変化すると燃費も約10%変化します。

◇今まで以上に補助ブレーキを有効に使ってみーひん?
 エンジンブレーキや補助ブレーキ作動時はほとんど燃料を消費しません。
補助ブレーキを使いこなすことで降坂時はもちろん、市街地走行時も燃費が延ばせます。
<補助ブレーキを使用しての走行>
 〇補助ブレーキ使用時はエンジンの燃料噴射がほぼゼロに抑えられるためニュートラルでの走行に比べて、10~30%燃費がよくなります。


運転士の努力も必要であるが、その他の要素としては・・
 〇車輌管理・・タイヤの空気圧。エアクリーナー、エレメントの洗浄。
 〇運行管理・・状況に応じた運行経路や運行時間(所要時分)の設定
                         等々・・

※参考・三菱ふそうHP
 

どんなことでも結局、「バスという商品」のコアの部分に繋がっていく。
そこから目をそむけたることは、バス産業から目をそむけることになるっちゅうことだけ、付け加えておきますわ。

運転士のボクらがちょいと意識を傾ければバス業界は大きく変わる。
その力がボクらにはある。

だって、どんなことでも一番大切なんは「現場」やねんから・・。



今日も休出、世間は休日・・・くぅ~っ。

2006年05月02日 | 運転士な日常
いやぁ~、だいぶサボってもうたやんけぇ・・
う~ん、やっぱ、月に3回しか休みがないっちゅう状況はしんどいわ

しかし、4月はかなりきたなぁ・・
しょうもないとわかっててんけど、なにげに先月の走行距離を計算してみんてんかぁ・・

するとぉ・・延べ、約10750キロ走ってましたぁ・・

ちなみに正規勤番のみ走行した場合はぁ
延べ、約8100キロになりますぅ。

つまり、2650キロも余分に仕事したことになりますぅ・・

輪番の空き、病欠、同僚の家族の御不幸・・
そこに続行便が重なるとかなり厳しい状態になりますわなぁ・・
まぁ、続行便は収益をあげるためやし、横に置いといたとしてぇ
あとは互助の精神で頑張るのがボクらの仕事やしなっ!

誰かが休めば誰かが走らなアカン
「持ちつ持たれつ」ですわ

いつ、自分が同僚に助けてもらわなアカンようになるかわかれへんしねぇ。

その辺、みんなようわかってはる。
みんな偉いと思うわ、うん、うん


さて・・


GWにも突入したことやし、ここはもうひと踏ん張り頑張りますわぁ

えっ?今日?
そんなん公休出勤に決まってますやん
もちろん、続行便ですやん

気合い一発行って来まっせ、

♪移動の権~利ぃを守るぅため~っ♪

と歌いたいところやねんけどぉ・・

♪経営の再~建にぃ寄与するためぇ~、
 リファイナンスを早~期にぃ達成するためぇ~
  賞与の原~資ぃを上乗せさせるためぇ~♪


これがウチの本音なのぉ~

頑張ろ・・・