昨日の話ぃ・・
梅雨前線が刺激され朝からごっつぅ激しい雨が降ってました。
この日ぃは隊長んとこのバスセンターを11時に発車するK線・・。
出勤するやいなや、敏腕運管のコムさんが・・
「おぉ、blue!今、電車が一部区間で運行見合わせになってる。電車の客が全部バスに流れてくるかもしれへん。続行立てたし引っ張ってって!」
「ホンマっすか?了解。駅前からついて来ますぅ?」
「いや、途中合流さすわ。」
「了解。ほな、駅前出た時点で人員の連絡入れますわ。」
「おお、頼むわ。」
M市とK市を結ぶ公共交通は高速バスと電車だけ。
それぞれの特徴をもって客層を二分している感のある路線や。
電車の方がルートの関係もあり、所要時分は短い。
つまり、早く着くっちゅうこっちゃ。
さらに移動の快適性もバスよりもいいと思う。
しかし、運賃はバスに比べてかなり高めだ。
一方、バスは山間部を大きく迂回する高速道路の立地が影響して所要時分は若干長め・・。
トイレ、ビデオ付きの車輌も走ってはいるが、全8台中、2台だけ・・
やはり、快適性では電車の敵ではない。
メリットといえば、山間部に広がるE市付近の需要には大いに応えることができる点と国際空港に乗り入れすること、そして、リーズナブルなことだ。
平均乗車人員、13名~15名。
ペイできるくらいで推移していたが、回数券の割引率の引き上げ等で客単価が落ちて厳しい数字が続いている。
つまり、薄利多売が成り立っていない状況や。
駅前に到着し、バースにバスを着けると・・
普段はまばらな待合室から怒涛のごとくお客様が乗降口に押し寄せてきた!
本日は高速乗合1075車。普通の4列シートや。
駅前からは28名乗車・・
かなり際どい乗車人員やった
速攻、コムさんに連絡。
「ちと、厳しいかもしれません。2号車、BCから付けてもらえませんか?」
「よっしゃ、わかった。今から出すわ。」
「了解、お願いします。」
市内バス停を2ヶ所経由した後、バスセンターへ。
案の定、のりばは人の山やった。
結果的にボクの便は補助椅子を残し、正規シートは満席。
空港行きのお客様は2号車に!とのコムさんの指示通り、各便を行き先で区別をした。
当然、乗車にも時間がかかる。
電車の運休に気付いてギリギリにバスセンターに駆けつけるお客さまも多い。
ドアを閉め発車しようとしたときに係員のストップがかかることが2回もあった。
運転士としては発車が手間取うことはいい気持ちはしない・・が、お客様が多いことはメチャ嬉しい!!
自ずと気合いも入る。
そんな中、今のボクにできることは何や?
そんなんゆーまでもない!
乗る予定では無かったバスにご乗車になったお客様に
「バスもなかなかエエもんやなぁ」
そう感じてもらうことだけしかないやんけ!!
そう思たらさらに気合いが入ってきた。
幸い、K線の所要時分は空港を経由することもあって余裕がある。
細かい気遣いに加え、安全に定時性を確保する走りを心がけた。
せやけど、この日ぃはこんなにも多くのマーケットが実際は存在することを目の当たりにした1日やったわけで・・
同時に、それらがすべて電車に持って行かれてる現状に情けなくなった。
「もっと仕掛けていかなアカンで、ホンマに」と・・。
K市の駅前、到着時に降車された方は実に35名。
通常の乗車人員を考慮しても27~8名は電車から乗り換えのお客様かもしれないと予想できる。
マーケティングの重要性を実感した1日だった。
各地域でのエリアマーケティングも重要だ。
個人的に公休利用で行うことは不可能な調査・・
何とかアプローチしていかなアカン。
思い立ったが吉日。
仕掛けていくのに遅いという言葉はない・・
そう信じてがんばるかぁ・・・。