バスシェルターの明かりの下で

夢を忘れたちっぽけなバス会社のちっぽけな元バス運転士の最初で最後のチャレンジ・・。

授業参観 5

2007年01月28日 | 勇気と癒し
誰もいーひん教室…
どこか懐かしい空気が漂いますぅ。

なんやしらセンチメンタルになったりして…

…まぁ、どうでもエエけど、校内散策はたいがいにしーやぁ、ジブン!

授業参観 4

2007年01月28日 | バス再生
運動場…

ツキヤマ?。

これはボクらの時代にもあったなぁ、秘密基地みたいでおもろかったよなぁ!

って校内散策はもうエエっちゅうねん!

日曜参観

2007年01月28日 | バス再生
今日はK線、遅番!

ラッキーなことに日曜参観に行ける勤番やぁ!

1年、4年、6年…
1階、2階、3階…

授業参観は体力と時間配分が勝負になる我が家ですわぁ(≧▼≦)

さぁ、次は長女の算数を見に3階へ急がなっ!

繰り返しの日々はつづく・・・

2007年01月27日 | バス再生
一昨日の夜から昨日の夜まで、自分なりに先日のフォーラムの整理をした。

ハードディスクにはしっかり記録されているのに、メモリーの容量不足が否めない・・
もっと広い机でないと、ちと、キツイ。
頭の中でゴチャゴチャになってる破片を寄せ集めて一連の流れに沿って組み立てる・・そんな感じの作業や。


バスサービスは多くのものと絡んでいる。
隊長曰く、経済学、経営学に心理学。道徳と倫理。笑顔と思いやり。
まさに、「ローマは一日にしてならず」ッちゅう感じや。

この国では、公共交通の緩やかな崩壊を誰も止めることができひんかった。
そして、その崩壊は今も続いている。
通り一遍の解釈では到底、乗り越えられない奥深いテーマや。

しかし、その方法論は存在する。
あとは、どう流れを創るか・・行動あるのみなのだ。
正直、実際に地域に入り込んで路線を1本創ってみたい。
メッチャ大変やろうけど、きっと素晴らしいものを手に入れることができる気ぃがする。
せやけど、そんなスキルはないし今の立場じゃそんな展開はありえへん・・。


今日、M市の市会議員さんと面会した。
気さくな語り口に人柄がでる・・そんな印象のお方だ。
M市で近々、立ち上がるであろう「地域公共交通会議」。
今までの議会の取り組みとそれ以降の展開・・探りをいれるボクらの話に終始にこやかに耳を傾けてくれはった。

充実した時間を過ごせた。
せやけど、自分の中ではなんとも言えへん、歯がゆさがあった。
「アカン、全然、理解できてへんわぁ、オレ。もっと勉強しやな・・」
ため息を隠し、帰路につく。

帰ってみるとPCデスクの上に注文の品が届いていた。

「おっ、来たなっ!いっちょ気合い入れなおすかぁ!!」

しばらくは、休憩時間の相手はコイツになりそうや。




今日、ゆーの忘れてましたけど、隊長!
“amazon”覗いたら、残り一冊ってあったんで、即注文してしまいましたよぉ。なかなかアカデミックっすよぉ!!

地域公共交通ツアー 5

2007年01月23日 | バス再生
只今、近鉄にて移動中!

津まで行って三重交通さんを訪問予定ですわぁ!

その後、バスネット津の竹田さんに面会予定。

昨日のフォーラムは、ど素人のボクにとって、メチャ勉強になった。
今後、既存交通事業者の組合として、まず、何をしなアカンかわかったよーに思う。

地域公共交通会議に参加することになれば、その地域の公共交通に対して、交通事業者の運転士で組織する団体(組合)として一票を持つことになる。

与えられたこの機会を無駄にせぬように、しっかりと取り組んでいきたい。

あと、二駅で到着や!

点呼場の片隅で地域公共交通を語る・・

2007年01月19日 | バス再生


朝、点検終えて、点呼場に入ると険しい顔で輪番表を見つめるH先輩が・・・
恐る恐るボクは声を掛けたのでした。

「おはようございますぅ。朝から何を輪番表とにらめっこしてはるんですかぁ?」

「おぉ、Blueかいな!おはよう!いやな、俺、リフレッシュ休暇をまだ取ってへんのや」

「あぁ、リフレッシュですかぁ・・もう3月まで間ぁがないし、皆さん、駆け込み取得っちゅう状態でしょ?」

「せや、みんな焦ってんねんなぁ・・俺もやけど。ジブンはどないやねん?」

「ボクはもう早々取りましたよ。ほら、TDLに行ったやないですか。」

「おうおう、せやったなぁ。ジブンも子供よーさんいてるし、大変やのう」

「いえいえ、自分で蒔いた種ですから・・・」

「おもろいことゆーやないけ、そのまんまやのう。ま、そらそうとリフレッシュどないしよかなぁ・・えーとぉ、今月の後半辺りはぁ・・と、・・・ん?あっ、なんやBlue!ジブン、また3連休とっとるがな!」

「あれっ?バレましたぁ?ハハハッ・・」

「ハハハッやあらへんがな。どこ行くねん!白状せんかい!!」

「いやぁ・・どこって・・名古屋ですけど・・」

「何やて、名古屋ぁ?確か、去年も行ったよなぁ、ジブン!」

「はぁ・・まぁ・・。」

「名古屋、好っきゃなぁ、ジブン!何や、また、M営の代官山もいっしょか?」

「はい。隊長が行かへんかったら始まりませんから。」

「なんや、また、今度もバスに乗りに行くんかい!」

「ちょっと、人をバスヲタみたいに言わんといてくださいよ。今回は勉強に行くねんから。」

「勉強?何をゆーてけつかるねん!何の勉強やぁ?あぁ?」

「そんなスゴまんかて・・。“地域公共交通フォーラム”に参加してくるんですわ。」

「なんやそれ?なにすんねん?」

「まぁ、ボクも漠然と参加するっちゅうのがホンマのとこなんですけどね・・」(^^ゞ

「何でもエエから、話してみぃ」

「それじゃぁ・・・今ね、地域公共交通は激変の真っ只中なんですよぉ。5年前の規制緩和で不採算路線の廃止や見直しがよーさんあったでしょ。さらに、この10年で自家用車の保有率は2割増!乗車人員は3割減!隣のM市も8割は代替路線ですやんかぁ・・。このままやったら、ボクらの職場、無くなりますよぉ。」

「ほぉ、なんや大変そうやのう・・何でそないなことになってもうたんや?」

「自分たちの街の公共交通やのに、自治体の地域公共交通への参画の仕方といえば、不採算路線への補助や代替バス運行。あと、訳のわからん巡回バスの運行くらい・・。まぁ、これには、主要路線はボクらみたいなバス事業者が一元的に運営することができたからっちゅう背景があるからなんですけどね。」

「ふ~ん」

「これがまた悪循環でねぇ・・そのおかげで、競争原理は働かへんし、住民のライフスタイルや移動のニーズに鈍感になるし、そのため路線網(商品)の見直しを自立的に行うことができひん・・・。ほんで結果的に自家用車の大衆化(モータリゼーション)が進んでもうた訳ですよぉ」

「ほぉ~」

「ねぇ、“ほぉ~”って、ちゃんと聞いてはります?」

「聞いてるがなぁ。せやけど、ウチらバス会社かて、補助金もうても合わへんとかゆーてたやん!路線維持すんのに高速バスの収益なんかで穴埋めしてんのやろ?なんっちゅうたっけ?ほら、そうそう、内部補助や!」

「そうなんですよ。実は、内部補助してたがゆえに、その路線が不採算路線であるっちゅうことさえも、地域住民に認識されへんよーになってもうたんですよ。採算的には赤字であっても地域として必要な「生活必需不採算路線」においては、その最大の受益者である市町村や沿線住民がなにがしかの負担をして維持するもの!っちゅう考え方が地域公共交通の本来の姿なんですけどねぇ・・。」

「せやけど、自治体も前向きに取り組んでるんとちゃうの?あっちゃこっちゃで、市ぃや町が小型貸切バスや白ナンバーのワゴン車なんかで乗合バスみたいなことやってるやんけ!あれって、自治体が主体的に地域公共交通を管理運営するスタイルが定着してる証拠ちゃうの?」

「そうですねぇ、旧21条バスや80条バスのことでしょ?まぁ、この展開が規制緩和の意図の一つではあったわけですからねぇ。せやけどね、この意図はほとんど自治体には伝わってへんみたいなんですよ。」

「どうゆうこっちゃ?」

「自治体はね、各地域における公共交通の必要性、市町村が負担を前提として関与する必然性についてよく整理したうえで、政策の目的と評価指標を明確化し、地域公共交通政策に取り組むことに覚悟を決めなアカンのに、まるで、“押し付けられた仕事”っちゅう認識みたいなんですよ。だってね、担当部局ないし、人材はいてないし、ノウハウなんて皆無やし、権限も持ってへん。極めつけにお金もないっちゅう状況みたいですよ、大半の自治体では。」

「そらぁ、無茶苦茶やのう。せやけど、そんな内情の割りには、なんやかんやゆーてコミュニティバスみたいなんは全国でよーけ走ってるみたいやんけ!なんでや?」

「そうですよねぇ、自治体主導の公共交通システムは増加してますよねぇ。民営バス事業者の路線から撤退、廃止代替バス、福祉バス、公共施設巡回バス等の機能不良・・、当然、交通空白地域や移動制約者の存在がクローズアップされ、そこに、よーわかれへんけど、コミュニティバスがブームになってる・・・そんなこんなで大混乱状態なんですよ、実際のところは。」

「大混乱って?コミュニティバスってエエことないんかぁ?」

「いえいえ、ピンからキリまであるっちゅうことですよ。だってね、都市部なんかでは、採算性前提の路線バスと採算度外視の自治体コミバスが何の連携もなく存在したおかけで、ボクら路線バスが撤退しなアカン状況になってますし、地方では、地域をくまなく巡回するバス路線を引いたはエエねんけど、逆に、不便で難解な路線網になってもうてたり、大して用のない公共施設にバスが集結するようなダイヤになってて、だーれも乗ってへん状態もあるみたいなんですよ。」

「おい、何やそれ!!最悪やないけ!あぁっ!!」

「そうなんですよ。でも、まぁ、そんな怒らんと。」

「別に怒ってはいーひんで、ワシは」

「・・・」

「エエから、話、続けんかい!」

「はい・・そこにさらに、平成の大合併なんかあったでしょ?この弊害が追い討ちをかけてもーて・・。」

「どんな弊害や?」

「それはですねぇ、合併の枠組みと交通の流れが必ずしも一致していないにもかかわらず、新区域(合併後)を何時間もかかって縦断するみたいな路線が登場したり、既存の生活路線が軽視されたり、移動者のニーズ不在の路線見直しがされたり、もっと最悪なんが、コミュニティバス廃止が合併の条件だったり、逆に、合併先に存在するコミュニティバスを延長してもらうことが合併の目的の一つになってたりと・・もう本末転倒なんですよぉ。」

「何が原因やねん?」

「まさに、交通政策に関する目的意識と方法論がじぇんじぇん無いからやと思いますぅ。」

「ほな、その目的意識とか、方法論とかはどないなもんやねん?」

「名古屋大学のDr,Katoがおっしゃるには、そのための思考の第一歩として、“乗り合ってこそバス!”を大前提にするべきやとゆーてはりますぅ。」

「どうゆうこっちゃ?」

「乗り合ってないバスはただの空き箱でしてぇ、本質としてバスは不公平な交通システムであることを認識しなさいってゆーてはるんですぅ。つまりは、バスや乗り合いタクシーが走っているだけでは、交通空白地域は解消せーへんし、それ自体、実に非効率な考え方やと・・ゆーてはるんですぅ。」

「ほな、そんな不公平な交通システムをどないしたら、公平なもんにできんねんなぁ・・」

「そうですね、“役に立つ交通システム”にするためにはぁ・・・商品設定をさまざまな移動者のライスフタイルに合わせることが大切やと・・。さらに、そこに妥当な価格(運賃)を設定すること・・やと、先生はゆーてはりますぅ」

「なんや、さっきから、“ゆーてはる、ゆーてはる”って、先生がゆーてはるんかいな!ジブンがゆーてるわけやないんかい、Blueゥ!」

「はい、ぜ~んぶ、受け売りですぅ。」

「なんやそれ、めちゃめちゃショボイやんけ、ジブン!」

「そうです、ショボイんです、ボク。せやし、今回、勉強しに行くんやないですか!」

「ほぉ、なるほど、上手いこと逃げるなぁ。」

「えっ?いやぁ、別に逃げてるわけやないですよぉ。ホンマのことゆーてるだけなんで」

「まぁ、エエわ。ほな、その不公平な交通システムを役に立つ交通システムにするための方法をしっかり勉強して来ぃや!ほんで、また話聞かせてぇや、なぁ。」

「はい、わかりましたぁ。」

「あ、土産はいらんしぃ」

「それって、暗に要求してません?」

「どこが、“暗に”や!買-て来いっちゅうてんのやんけ!!」

「は、はい。わかりました。買ーてきます。」

「わかればよろしい、わかれば!」

「あのぉ、先輩、もう時計、45分を回ってますよぉ、そろそろ回送せんとヤバいんとちゃいますかぁ?」

「うわっ、ホンマや!やべぇ!ほな、行くわぁ!」

「そんな慌てたらアキマセンよ、気ィ付けてぇ~っ」



そんなこんなで、明後日、名古屋に向けて飛び立ちますぅ。
ガンバろっと。