事務所で本を探していると、ふいに本の間から小林伸一郎が1994年に開催した写真展のDMが出てきました。新宿ニコンサロンが京王プラザホテルにあったころ。
タイトルは「MACHINE」サブタイトルに「息の根を止めた鋼鉄の巨人たち」と記してあります。廃工場に残された大型機械は迫力がありますね。当時、写真展で発表した写真は、写真集『廃墟遊戯』『廃墟漂流』に収録、その後、撮り続けた写真は『最終工場』へと繋がっています。年月の経過は早いもので写真展から17年が経過。この間に完成した建造物、オープンしたレジャー産業がすでに閉鎖され廃墟へとスクラップ&ビルドが繰り返されているのかもしれません。(staff)