最近、友人が足の先を切断し、外出のための靴を求めていたので、ドイツ整形外科靴の存在をしりました。
ドイツ整形外科靴は通常の靴マイスターではなく、7年半の勉強と修業を終えて資格試験に合格した整形外科靴マイスター(OSM)が製作します。 マイスターはあくまでドイツの国家資格であり、日本には義肢装具士という国家資格があり、養成学校で3年学んで国家試験を受けなければなりません。
友人は医師の指定した義肢装具士が足の保護具を作成したわけですが、それは義足の延長上にある、とてもそのままでは靴が履けない代物でした。
錦糸町にある整形外科靴マイスターの店に相談に行ったところ、あまりの大きさにマイスターがびっくり。とてもこれをインソールにした整形外科靴は作れない。これを作成した義肢装具士に靴も作らせるべきだと言われました。
既成のドイツコンフォートシューズに合わせるためにはインソールからの作り直しが必要で、それは医療行為に当たる為、医師-義肢装具士-ドイツ整形靴マイスターという連携作業となり、医師の理解がないとできません。残念ながら友人の入院先とは面識もないそうです。
あとで作った義肢装具士の会社をHPを見ると、ドイツのコンフォートシューズを扱う店も併設し、ドイツ整形外科靴マイスターのもと2年間勉強したとあります。ではなぜ、最初からそこで整形外科靴を作ってくれなかったのか?釈然としませんが、日常生活に支障があるので、今後、靴の作成を要望していくとのこと。
ドイツでは整形外科靴マイスターと義肢装具士マイスターとは明確に異なった資格ですが、日本では靴専門の国家資格がなく、しかも、家では靴を脱ぐ生活なために、靴への配慮のない物になったようです。
保護具にビニールのカバーを施したもので、とてもビジネスの場に履いて行けません。