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Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

マリーようやく登場、そしてセルゲイは退場

2009年02月02日 | アニメ
ガンダム00 2nd 第17話「散りゆく光の中で」。

年始から倒すか倒さないかで引っぱったアフリカタワーですが、結局倒壊しました。
裏の裏はおもて、とはよく言ったものです。
情報操作がうまかったのはアロウズよりも水島監督、というオチでいいのかな?

個人的には、軌道エレベーターの倒壊シミュレーションを見られたのが収穫です。
高さと自転運動の影響であれだけ落下範囲が大きくなるとは読めませんでした。
外装をパージしてタワー全体の質量を減らすフェイルセーフシステムにも納得です。
とはいえ、やっぱり相応の大災害になっちゃうのは大問題ですけどねー。
万一、人工衛星などのデブリなんかが突っ込んできたらどうするつもりなんだろ。
まあ本来はそういうのを撃ち落すのが、メメントモリの仕事なんでしょうけどね。

困ったときはやっぱり発動、ダブルオーライザー仕様のイデオンソード。
しかしメメントモリを完全にぶった斬るまでにはいかず、最後に発射されたビームが
タワーに命中、自動で緊急パージされた外装が次々と都市部へ落下していきます。
この大量の破片をガンダムだけでは抑えきれない・・・とくれば、後は予想のとおり
逆シャアのクライマックスの再現となりました。
敵も味方も一致団結して防衛行動、破片は地上に落とさせん!てなもんです。

結局、人類って共通の敵か大災害に対してしか団結できないってことですね。
でも前者は『トップをねらえ!』、後者は『宇宙のステルヴィア』という名作が
全力で描ききっちゃってるしなぁ。
両方大好きな私としては、いまさら同じような話をイマイチな完成度で出されても
あんまり気分が乗らないなぁ、というのが本音です。

まあなんだかんだ言って、今週は2ndシーズンでは一番盛り上がったような気が。
でも前期でも一番盛り上がった話って、やっぱり人命救助の回なんだよなぁ・・・。
いっそ最初からガンダムで国際救助隊をやってたほうが、素直に楽しめるアニメには
なったかもしれません。

しかしですよ、せっかく盛り上がってるのに、なんで最後で水を指すのかなー。
人類一致団結してめでたしめでたし、では終わらせないのもひとつの見せ方だけど
よりによって私怨と勘違いと親子喧嘩で締めるってのはあんまりですよ。
人間なんてそんなに簡単にわかりあえないんだ、とクギを指したのかもしれないけど
あの終わり方では悲しさよりも流れのつまらなさのほうが印象に強くて、私としては
中途半端な脱力感しか残りませんでした。まったく拍子抜けですよ。

セルゲイさんもどうせならマリーを巡ってハレルヤに殺されるか、メメントモリ発射の
巻き添えを食ったときに消えてたほうが、こっちもよっぽど泣けたと思います。
マリーもせっかくGNアーチャーで出てきたというのに、それがセルゲイ死亡フラグを
発動させることになるとは・・・。

本来なら視聴者がグッとくるべき場面でも、構成のゆるさや話にヘンなひねりが入って
素直に感情移入できないというのが、この作品のネックだと思います。
スタッフが天邪鬼なのか、見てるこっちが製作意図を読めてないのかはわかりませんが
視聴者の盛り上げ方がどこかおかしいと思うんですけどね。
作品的にはアレだと言われても、とにかく話題性があればいいってことなんでしょうか?
まあそのおかげで、うちもブログのネタとして使えてるんですが。

できればこっちだって誉めてあげたいんですけど、誉めるところが・・・ゲフンゲフン。
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