Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

『トップ10』ついに邦訳・・・そして秋にはあの本も出る!

2009年08月04日 | アラン・ムーア関連
アラン・ムーアの代表作のひとつ『トップ10』。
その第1巻がいつのまにやら邦訳されて、もう書店に並んでいるみたいです。
さっきAmazonを見たら、あなたへのオススメ品に入っててビックリしました。
(この機能が役に立つことがあるとは思わなかった、というのもありますが。)

版元は『バットマン:ロング・ハロウィーン』と同じヴィレッジブックスで、
邦訳も同じくャスダシゲル氏が担当しているそうです。
以下、版元のホームページから商品の仕様と作品紹介を引用します。



価格 3,360円(本体価格 3,200円+税)
発行 2009/07/31 208ページ

“『ウォッチメン』のアラン・ムーアの新作がついに日本上陸!

ホームレスから大企業のCEOまで、全ての住人がスーパーパワーを備える
巨大多層都市"ネオポリス"。
そんな驚異の街の治安を維持すべく奔走する第10分署"トップ10"の面々の
奇想天外な日常を、新米婦人警官"トイボックス"の目を通して描く、
笑いと涙とパロディ満載のスーパーヒューマン・ポリス・ストーリー!

『ウォッチメン』とも『キリングジョーク』とも『V フォー・ヴェンデッタ』とも違う、
あなたの知らないアラン・ムーアがここにいる!

『トップ10』…聞き慣れないタイトルですが、内容を一口で言い表すと、
超人版『ヒル・ストリート・ブルース』。
多彩なキャラクターが目まぐるしく入り乱れ、奇想天外なストーリーが
縦横に交錯し、さらに、アメコミファンならば思わず笑ってしまう小ネタが
ここにも、あそこにも! 新感覚のムーア世界を是非ご堪能下さい!”

なんだか濃いアメコミファンじゃないとネタがわからなそうな不安もありますが、
この『トップ10』、ムーア作品では珍しいことに(明るいほうの)笑いと軽妙さで
知られてるようなので、肩ひじ張らずに読めそうです。
『ウォッチメン』や『Vフォー・ヴェンデッタ』とは違った開放的な世界の中で
ムーアの卓抜した構成と語りがどう生かされるのか、大いに期待。

ムーアといえば、『ウォッチメン』よりも先に映画化もされた代表作のひとつ
『フロム・ヘル』も、10月10日にみすず書房から発売予定です。



こちらは翻訳に日本屈指(唯一?)の特殊翻訳家にして殺人研究の第一人者、
柳下毅一郎氏を起用。これならたぶん、巻末資料にもぬかりはないでしょう(^^;。

邦訳は上下巻をあわせて600ページ、価格も約5,500円と結構な代物ですが
ムーア好き(数奇とも言う)としては、やはり買わずにはいられません。
まあこれで『犬狼伝説』限定版にまわすお金は、ほぼ出なくなりそうですが。

そして柳下氏が手がけたアメコミとくれば、なんといっても外せないのが
コミック業界の歴史を変えた傑作として『ウォッチメン』と並び称される
伝説の作品、フランク・ミラーの『バットマン:ダークナイト・リターンズ』。

その高い評価にもかかわらず、小学館プロダクション版が絶版になってからは
長らく日本語で読めなかった本書ですが、ついに小学館集英社プロダクションから
9月1日に復刊されることが決定しました!



タイトルはずばり『バットマン:ダークナイト』!!
価格は3,990円(税込)、 520ページに紙製のケース付きということですから、
たぶん新装版『ウォッチメン』と同じような造本になると思われます。

しかも今回はくだんの『ダークナイト・リターンズ』に加え、その続編である
『ダークナイト・ストライクス・アゲイン』までを、一冊に収録。
書名の『ダークナイト』は、正続あわせた完全版であることの証でもあります。
さらに価格は旧版2冊をあわせた定価より3割ほど安価と、もういいことずくめ。
(苦労して両方とも古書で入手した私としては、ちょっぴり悲しいですが(笑)。)

唯一惜しまれるのは『リターンズ』の訳者が柳下氏ではなくなったことですが、
新たな翻訳者の一人である石川裕人氏はジャイブ版『ストライクス・アゲイン』を
訳した方なので、文章の統一感などを考えればやむを得ないところでしょう。
柳下訳は今後わが屋の家宝として、大事にさせていただきます。

最後におまけ記事。
映画版『ウォッチメン』が、アメリカのDVDセールスで初登場一位を記録したようです。
さらにBDソフトの売り上げでは史上最高の滑り出しを見せたとか。
(ニュースソースはこちら、ただし英語力に自信がないので間違ってたら失礼。)

たぶん原作ファンのお布施も入ってるんじゃないかと思いますが、残念ながら
原作者のムーアは映画に対するクレジットを一切断ってるので、たぶん印税は
1ドルも入らないと思います(^^;。

そして日本でのDVDソフト発売日は、なんと9月11日。
この作品にふさわしい発売日ではありますが、その意味が持つ重さを考えると
なんとも複雑な気分です・・・。
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