いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ドリームハイ ♯ 12

2015年06月30日 | ドリームハイ
2PMの新曲。「ウリチプ」英語で言えば「MY HOUSE」
日本語で言えば「我が家」なのか?
違う!そんな感じじゃない~。
「ぼくんち」?ちがうちがう。難しいな、邦題つけるのは。
韓国語の「ウリ」の概念はほんとに難しいニュアンス。
強いて言えば、「うちにおいでよ」でどうだ!いやカジュアルすぎる~。

《あらすじ》

ヘミはデビューを断った。
「どうして?!」
ベクヒは理由を問いただすが、ヘミは笑顔で、自分にもわからないというだけだった。
ヘミばかりどうして?と言うベクヒと自分は似ていると思う。
入学時のゴタゴタの頃、自分もそう思ってベクヒをうらやんでいたから。

彼女の合流を楽しみにしていたグクは、少し残念そうだ。
「何か理由があるんだろ?俺には言えない理由が」
「違うわ」
ヘミは笑顔だったから、グクもそれ以上聞かずに学校へ急いだ。
オヒョク先生の模擬授業がある。

校長のプレッシャーにも負けず、先生は学校に復帰した。
これも自分に与えられた課題だったのだ、という気がしている。
無愛想なヘミも、内心は大喜びだった。
ただ、サムドンの様子がおかしいことが気になる。
先生の働きかけも無視して、ショーケースには出ないというサムドンの目は、
すべてを拒絶しているようで冷たかった。

今度のショーケースには、グクたちグループKも出ることになった。
ソロ活動の候補を決めるためだ。
曲を割り振られることになり、ベクヒは驚愕する。
自分が盗作した曲は、このために書き下ろされた曲だった。
このままショーケースに出れば、すべてバレてしまうのでは?

シ先生は悩んでいた。
自分は、なぜ生徒に感謝されないのかしら?
オヒョクのように、舞台で名前を呼んでもらえることもない。
自分の指導法が、間違っていたの?わたしに問題があるの?
ベクヒのかたくなな居直りが、彼女を苦しめている。
「わたしのせいであの子は怪物になりつつある。
止めたいのに、どうしていいかわからない……」
「僕にも課題があります。音楽に心を閉ざした子をどうすればいいのか」
生徒たちと同じように、大人も悩み、迷いながら進んでいるのだ。

引け目のあるベクヒは、ショーケースの指導教官にオヒョクを選んだ。
シ先生は、今や信頼を寄せるオヒョクの指導にすべてを任せるつもりでいる。
最初の授業に、サムドンは出て来なかった。

彼の部屋を掃除していて、ヘミは病院の処方箋を見つける。
そしてサムドンが変わってしまった原因を知った。
「まさか……違うわ……違う……」
呆然としていると、サムドンが処方箋を奪った。
「それ、ほんとうにあんたの?」
「そうだ」
「もしかして、頭の怪我のせい?」
「違うよ」
そうしている間にも、耳鳴りが襲う。
ヘミのどんな問いかけにも、サムドンは「違う」としか答えられない。
何も、聞こえないから。

ヘミはサムドンにしがみついて泣いた。
「だから言ったろ、後悔するって。誰にもこんな姿見せたくなかった。
あきらめない、俺を助けるといったろ、やってみろ……
俺を救ってくれ……」
サムドンも泣いていた。

事情を知ったオヒョクも涙をこらえ、
なんとかサムドンを力づけようとするのだが、サムドンの心もかたくなだった。
どんな言葉も、絶望的な状況を覆せなかった。

ヘミがベクヒのためにデビューを断ったと知って、グクは言う。
「お前には誰も味方がいないと言ってたけど、ひとりいるよ。
あいつがどんな仕打ちにも耐えてきたのはデビューのためだったのに、それを断ったんだ。
お前の味方はヘミだよ。俺じゃない」
優しく笑って、グクはヘミに会いに行った。

オヒョク先生は、生徒たちを舞台に上げた。
彼らの不安に、ひとつの指針を与えるためだ。
「舞台にきくことだ。舞台に問いかけるとその答えが返ってくる。
恐ろしいほど正確にな。ソロの資格があるかどうか、ショーケースできいてごらん」
どういうことなのか、生徒たちは不思議な顔だ。
「準備が十分だったか、才能があるか、舞台は見極めて拍手をくれる。
だが、準備が怠ったり卑怯な手を使えば、舞台は嘲笑を浴びせるだろう。
そこに立つ資格のある者には舞台は寛大で心地いい。そのとき舞台を掌握できる。
どうでないものには、舞台は容赦ないぞ」
「要するにちゃんと練習しろってことでしょう?」
「う~ん、どうかな?」

謎めいた先生の言葉を、サムドンも離れた場所でそっと聞いていた。
「俺にも、答えてくれるのかな」

サムドンは、練習に出てきた。
ショウケースに出るつもりだ。ヘミはただ、嬉しかった。

そして当日。金貸し業から転身したドゥシク社長も、堂々とスカウティングに来た。さむど
みんなの準備はできている。
「ショーケースに出るのね?」
ヘミの問いかけに、サムドンは答える。
「いや、音楽を続けるべきか舞台にきくためにここへ来た」
もし無事に舞台を終えてスカウトされたら、もう一度やりなおせるっていうことだ。
そうでなければ、もし耳鳴りがして舞台が台無しになったら、
それが舞台の答えだと思っていさぎよく受け入れる。

「いいえ、わたしが守ってみせるわ。あんたの舞台を」
「どうやって?」
ヘミは決意していた。

「シ先生、何も言わないんですか。盗作した曲で舞台に出るのに。」
「反則はよくないわ。でもあなたにわたしの言葉は届かない。
舞台にききなさい。舞台があなたに教えてくれるわ」
ベクヒはとうとう、舞台にあがった。
やり通せると信じていた。
だが、曲が進むと、審査員が盗作に気づいた。
観客たちからざわめきが起こり、動揺したベクヒはそれ以上続けることができなかった。
崩れ落ちたベクヒに、罵声が飛ぶ。
ブーイングの中、崩れ落ちた。

そしてサムドン。
意を決して舞台に上がる。
耳鳴りが襲って、ピアノの音が遠くなっていった。

(つづく)


ぐ……ふ……苦しい……。

あっ!ここで、

またかよ!

とお思いになったみなさん!

今回は違います!いや、ある意味同じ苦しみがないわけではないんですが、

今回は違うんで!

ふー、落ち着こう、自分。

前回まで、わりとあっさりスルーしていたサムドンの苦しみがめっちゃくちゃ伝わってきて、
今回ほんとうにつらいです。


ヘミの声が聞こえなくて、でも「違う」と言い続けるサムドン。うう……ええ子や。

サムドン派のみなさんの波動が伝わったんでしょうか、
キム・スヒョンくんの演技力がわたしのかたくななグク愛を凌駕したんでしょうか、
とにもかくにもサムドンくんから目が離せない。

なつかしの脳内メーカーでいうならば、こんな感じ……。


ごめん、そんなに多くを占めてはいなかった。煮え立っているような脳内ですね。

やっぱりサムドンは、ヘミのことを気遣って黙って去ろうとしたんだなぁ。
ただそこで、田舎に帰れないのが、彼の未練でもあり、
音楽からは逃れられない執着でもあるのだなぁ。

絶望しながらも、でも音楽を捨てられない。

そんな彼のあがきが伝わってきて、さすがのわたしも涙が出る思いでした。

気づかれたくなかったら処方箋を捨てよ!

だけど心の奥底には、救ってほしい、と泣いて祈っている彼の魂がある。

オヒョク先生もそれを理解して、
「舞台に聞け」というのでしょう。
これは道をあやまったベクヒに対するメッセージでもあり、
天才サムドンに対する答えでもあるのです。

ヘミはサムドンを守ると言った。
でもどうやって?

生半可な友情ごっこでは、奇跡はおこりません。
だからといって、ヘミの愛情がサムドンに注がれたからといって、
耳鳴りが治まるわけではない。はず。

「ストレスも大きな要因ですから、ストレスがないように」とか言われて
ヘミがサムドンを愛するようになったら症状は落ち着いた、とかいうご都合展開なんて

ゆるしませんから!

グクはどーなんの?!←結局そこか。

まぁそれは冗談としてですね、
サムドンがふたたび音楽を持って生きるために、ヘミは何ができるのか?

わたしは何にもできないと思いますけどね。
サムドンが乗り越えるしかない壁です。
ヘミにできることは、見守ることしかないのではないか。
もしくは、彼女がサムドンのミューズになるしかないのでは?

サムドンが、同い年の青年たちとは比べものにならない絶望を抱え、
人が変わったようになり、
さらなる魅力が増したことは否めません。
再生したサムドンが、Kになるんだろうな、とほんのり思います。

できれば、サムドンは他ならぬ音楽の力で再生してほしい。
ヘミでもなく、学友の友情でもなく、
彼の中で最も大切な音楽によって救われてほしいです。

おそらくグクは、ヘミのためなら音楽を捨てることをいとわないでしょう。
(父のためには捨てられませんでしたが)

しかし、サムドンは違う。
ヘミを深く愛してはいますが、もしどちらをとるか聞かれたら、
音楽をとると言うでしょう。
それが神に愛された者の使命だと思う。

ってか、そうじゃなきゃ
グクが報われないだろ!
←やっぱそこか。

もうどうしてもそこに帰結しちゃうんですよ、すいませんね。

だってさー、
ヘミがデビュー断ってさ-、
それは一見ベクヒのためなんだけどさー、
あの状態のサムドンをほっとけないって気配がありありじゃないですか。
「なぜだ?」ときかれてヘミは内心ドキッとしてると思うんですよ。
自分でも気づいてないかもしれないけど。
だから理由を言えないんじゃないか。

グクは、ベクヒにカマをかけて理由を知って安心する。
そして「友達のためなんだろ?」と言いますが、
やっぱりヘミはドキッとしてる感じがする。
サムドンだって友達だもん、と自分の心に嘘をついて。
いや、自分でも意識してないかもしれないけど。

サムドンの状態についてグクに言えないのはそーゆーことだよ!

もう、ヘミがどんなにグクに寄り添っても、
サンドイッチ食べさせてあげても、
肘にもたれてほっとしても、
心からキャーって思えないの、わたしは!

グクもそんな不安な顔すんな!

ああもう……。

サムドンにしたら恋だの愛だの言ってられない状態なんだろうけどな。
グクの選んだバラードの歌詞が意味深すぎて泣くわ。
めっちゃ嬉しそうに歌っているグクの姿見るとつらくてしょうがない。
おなか痛い。

ピルスクたちは楽しそうでいいですね。
どーせジェイソンの待ち受けは太ってた頃のピルスクなんでしょ。
ドゥシク社長も再生を果たしたし、
オヒョク先生も覚醒したし、みんないいよな!

あーもう、やだやだ。

みなさんのしあわせを呪いたくなるなんて
良い精神状態ではないですね。

このままでは自分が嫌いになりそうなんで、
脳内メーカーを思い出したついでに、登場人物の脳内を調べてみました。

あ、そんなもの見たくない方はここでお別れしましょう。
サムドンの舞台、気が気じゃないですからね、
次13話の感想でお会いしましょうね。



こんな風に見守られてみたい……。








あ、いいですか?

じゃ、ヘミから。



ああ、借金のこと、やはり頭から離れないんですかね。

次はサムドン。



まさしく今、こんな状態でしょうね。

じゃ、グクくんはというと……



まぁ……芸能活動忙しそうですしね。
今はとにかく休んでヘミのそばにいないと~。

しかし彼には本名があるわけで。



あはははは! Hが真ん中にあるあたり、健全な状態だな~。

なんだか思ったより現在の状況を反映していて、妙に笑いました。

よっしゃ、この勢いで次もがんばって観よっと!



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2 コメント

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懐かしいでしょ (ビスコ)
2015-07-01 10:11:38
ははは、脳内メーカーはやったのっていつ頃だったかなぁ。
自分の頭の中がどーなってるのか、とふと思い出して勝手に作ってみました。
登場人物の頭の中は、脳内メーカーそのまんまの結果です。
意外にもドラマの中の状況とぴったりで笑いましたよ。

グクもサムドンも、悩みをひとりで抱え込むタイプ。
まわりを心配させたくないんでしょうね。
ってか、若者ってそうかも。内省的ですな。
自分自身と対話して、格闘して、アイデンティティを確立して行く時期が思春期というのかもしれませんねー。

サムドンのこと、一応考えてるんですよ、わたしも。
誰に思い入れを持って観るかで、ドラマの印象って変わりますね。
ヘミにはなんの感慨もわかん!って人もいるしね。
他ブログでもいろいろでした。

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揺れちゃうよね~ (かずゆいまま)
2015-06-30 09:45:26
ビスコさん、こんにちは!

バタバタしてて昨日の記事のコメントを後で書こうと思ったら
12話がアップされてた!なんでこちらに。

私はもう11話でサムドーーーン!!!????状態だったので
いやぁ辛かった。全てを拒絶してるのにどこかで救いを音楽に
求めてる姿にうるうるしてましてよ。
12話ではやっとヘミやオヒョクも彼の苦しみを知ったのでちょっとほっとしたけど。

ビスコさんもグク中心なんだけどちょっとだけ彼が心配になってきたの。ふふふ。
しかし脳内メーカーを久しぶりに見て笑ったわ。
懐かしい!!
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