こんにちは、韓ドラブログにあるまじきタイトルで今日もお送りします。
※この記事は、特撮&ライダー初心者による感想記事です。
わかってねぇなぁ~的な文章も出てくると思われますので、
イラッとしそうな方は閲覧回避をおすすめします。
クウガ鑑賞の参考ブログ:YU@Kの不定期村「仮面ライダークウガという呪縛」
本当の戦いはここからだぜ
レビューを読んでから、追記として書き足すことが多々あるかと思われ、
内容更新次第、繰り返し上がってくる記事になります。どうぞよろしく。
じゃっ!覚悟ができたみなさんと一緒にまいりましょう。
ep5 「距離」
未確認生命体のニュースは、日本のみならず海外でも伝えられた。
一条刑事は五代の体を心配し、友人の医師 椿に診察を依頼する。
CTスキャンした画像を見て、椿は興奮を隠せない。
体組織は未確認生命体のそれと同一であり、腹部のベルトから神経網が異常発達している。
このまま脳まで達すれば、五代は人間のままではいられないかもしれなかった。
「だーいじょうぶですよ!」
当の本人はいたって呑気であるが、桜子は心配せずにはいられない。
(よりによって一条さんまで五代君をそそのかして……)
古代文字の解読を進めるのもまったく気が進まないのであった。
とはいえ、一条刑事の警察組織での立場も微妙なものがある。
「何かあったら、わたしが射殺します」
そう言って警備部長を説き伏せる一条の覚悟は並ではなかった。
五代は、未確認生命体出現の一報を聞き、変身して現場へかけつける。
このところ続いていた高所落下事件の犯人は、やつなのか?
驚異的なジャンプ力を駆使した攻撃になすすべもなく打ちのめされるクウガは、
必死の攻防の中、青い姿に変化した。
すると、ジャンプ力は格段に向上したが、逆にパンチ力が低下してしまう。
攻撃は効かず、高所から叩き落とされるクウガ。
反撃の術(すべ)は、あるのか?!
文京区にある喫茶ポレポレ。
スワヒリ語で、ゆっくり・のんびりの意味。
ポレポレ東中野ってー有名な映画館があったり、
その昔そんな名前のペットボトルのお茶が発売されてたっけ。
きたろうマスターがのんびりやるにはホントにいい雰囲気です。
五代君が現れたときの一条刑事のホッとした顔ときたら!
なにげにかわいく見えてしまうから困りものですね。
五代君の変身の謎を解明しなくていいのか?とつねづね不思議に思っていましたが、
一条刑事はしっかり考えてくれていました。
ちょっと前まで監察医務員だった椿さん。
「死体解剖が専門」だと述べたり、所属をはっきり言わせたり、
子ども向けにしては、警察組織の細部を書き込んである印象。
「何かあったらわたしが射殺します」のセリフは、ズキッときますね。
一条刑事の覚悟、子どもたちには、どこまで伝わったのだろうか……。
ドキッとして、一条刑事が急に怖い人に見えてしまうかもしれない、
ギリギリの表現でしょうな。
「俺が責任を取るから、お前は黙って見てろ!」と啖呵をきったも同然の一条刑事。
それをニヤリと笑って許した警備部長もなかなかの大物です。
大人のやりとりだ……。
観ていて気になったのは、椿さんが
「やつらと同じ、戦うためだけの生物兵器になるかも」
って言っちゃうところ。
あれ?未確認生命体の定義って、そこ?確定?
なにげにさらーっと言い切っちゃってるけど、それでいいのかなぁ。
だってあの人たち、ちゃんと意思がありそうじゃん。
お金拾って女子高生に渡そうとしてたりさー。
生物兵器なのかなぁ、ほんとに。
今回の怪人はバッタ型怪人と言えるでしょうか。
こいつ、今までのやつらと違って口数多いし、なんかエラそーなんですけど。
ヴァンパイア型怪人のこと、すごくバカにしてるし。
このひとたちのヒエラルキーがまだよくわかりませんが、
ライターの男が頂点で、バラの女が次点。
ヴァンパイア型が最下層ということだけはわかります。
なんでこの人、こんなに気の毒なの……。
彼らは独自の言語をしゃべっていますので、
何を言っているのかは、さっぱりわかりません。
でたらめではなくてきちんと法則がある言葉なんだってね。
ドラマのために独自言語を作っちゃうなんてスゴすぎる。
この独特の言語に字幕もつかないので、
子ども心にとっつきにくかったという感想も読みました。
もうほんと、視聴者を試すというか、鍛え上げるというか、
気合いの入ったシリーズだったんだ……と冷や汗が出ます。
どうやってスポンサーをねじ伏せたのか。
「今はわたしを信じてください!」と現場の誰かが言ったところまで想像しましたよ。
制作陣の気合いは視聴者に届いていたようで、
解読・翻訳してくださっているサイトもあるみたいです。
しかし、あえてわからんまま挑みますぜ!
外国語もそうですが、聞きまくっていると、突然わかるようになる瞬間が来るんですよ!
きっとそのうち閃く瞬間がきます!最終回までには……。
トライチェイサー2000が走行中に変化したのもビックリでしたねー。
何コレ?だって警察の支給品でしょ?!
勝手にクウガに共鳴して変化していいのかよ?!
乗ってただけなのに!
そんなの魔法レベルだろ!
だがしかし、古代具のせいで人体が変化するんですから、
バイクごとき無機物が変化したってなんら不思議なことはありませんね。
素直に「すげー!バイクも変身した!カッコイー!」と喜ぼう。
少なくとも小学生男子は感激したはず。
ふふ、わたし、それよりすごい笑っちゃったのが
ヴァンパイア怪人が持ってたアレ!
お絵かきボードだろ~あれは~!
美術さんが外装懲りまくってステキに仕上げてあるけど、
ボードのハニカムが見えるとついつい笑ってしまう。
シューってやって消すんだろうな、と思うとかわいくて。
それが不憫なヴァンパイア怪人のやることですからね、余計にね。
でもあれ、何を書いてたんでしょうね~。
バラの女の不況を買い、殴られとりましたが……。
言葉がわかれば面白いのか、わからないから面白いのか?
わからないからこそ、必死で彼らの表情を読み取ろうとするし、
感覚を総動員して画面を見るし、わたしは後者だと思っています。
赤いクウガから青いクウガへ!
次は緑のクウガかな、黄色かな?
黄色はキレンジャーの呪縛によってコメディ色だから、やっぱ緑かな。
【追記】
本当の戦いはここからだぜ【episode5 距離】青き戦士、ドラゴンフォーム誕生
イェーイ!リアル視聴世代のレビューが更新されましたね。
クウガファンのみなさんはすでにepisodeの内容はご存じなので、
あらすじ部分は読んでいらっしゃらないかと思うのですが、
これをどうまとめるかで、書き手の視点がわかるような気がします。
同じドラマを観ていても、まったく違いますね。面白い。
音楽の演出について言及されていて、
ああっ!そうか!だからわたしも素直に「カッコイイー!」と感じたんだ、と納得。
なるほどね~。
あと、この未確認生命体の名前は「ズ・バズー・バ」だそうです。
耳で聞くだけだと「ずばずーば」なので、
かいけつゾロリ的な音だな、と思ってました。
「プリン・ア・ラ・モード」みたいな感じなのね。
階級的なものも表しているらしいのですが、
そのへんは視聴完了後に補完したいところ。
桜子さんと五代くんの関係が、変にloveloveしてないのもいい感じ。
「クウガじゃないでしょ!五代くんでしょ!」
確かにいいセリフだなぁ。
ep6 「青龍」
すんでのところでバッタ型怪人は逃亡し、五代は一条に助けられた。
なぜ怪人は逃げたのか?
それは、工場の排煙と関係があった。
警察は怪人の出没範囲を想定し警戒態勢をしいた。
一方、全治1ヶ月の重症を負った五代は、それでも入院を拒み、
自身が青色に変身した理由について思い悩んでいた。
「それは状況に応じてだな~」マスターのとぼけた物言いが、
五代の心をなごませる。
桜子が、みのりの笑顔によって迷いを吹っきれたように。
怪人出現の報告に、五代はすぐさま現地へ向かった。
「変身!」の声と共に、体は青く変化していった。
ところが、戦況は前回とまったく変わらない。いったいどうすればいいのか?
事態を打破したのは、桜子の助言だった。
「水の心の戦士、長き物を用いて敵をなぎ払え!わかった?!」
クウガが手すりをはずして手に取ると、それは棒状の武器に変化した。
そしてその先端で突きを放つと、怪人の体に戦士の印が刻印されたのだ。
敵は耐えきれず、木っ端みじんに吹き飛んだ。
「桜子さん!大丈夫?!」
五代の言葉に、サムズアップで応える桜子の笑顔。
五代も思わずほっとして、笑顔になるのだった。
ドラマ冒頭のバッタ怪人!
「命拾いしたな」って言ったよね?言ったよね?
聞き取れたっつーか、お約束のセリフだからそうだと思っただけなんだけど、
違うかな?そうだったらうれしいなー。
おそらく品川水族館にたむろっている怪人のみなさん。
お酒……ですか。
潜伏中の資金とか、どうしてますか。
細かいところはあえて聞きませんが、その人数で狭くないですか……。
バッタ怪人は今までのやつらとやられ方がちょっと違っていましたね。
クウガの武器が焼きごてみたいになって、
そこからぶぁーっと光がわき出て、怪人は崩壊しちゃった感じ。
ベルトも破壊されてたし……。
バラの女が角指輪で何かぐりぐりやってたところを見ると、
クウガのベルトと対になる悪魔のベルトなんでしょうか。
ラブならぬ闇を注入されていた魔道具なのか。
彼らの秘密が少しづつあきらかになってくる印象がありました。
たむろっていた方々は残り少なくなってましたけど、
墓地から復活したみなさん、どこにいるんでしょうね。
長野でまだくすぶっているのかなー。
基本的には、こうしてひとりづつ怪人が現れて、
クウガの潜在的な能力を呼び覚ましていく序盤の演出だと思います。
完全形が見られるのはいつなのか?
全49話だからね。15話くらいなのかなー。
青の戦士クウガは水の戦士だそうで、棒を使って戦います。
このへんのロジックが実はピンとこない。
水?棒?竿?
う~ん、水の戦士が使う武器って何がいいんだろうね。
電王ウラタロスは漁師なので釣り竿で、
リュウタロスは銃だったわけなんだが……。
海神ポセイドンは三つ叉矛持ってるけどねー。
なんにせよ、素手で戦っていたクウガが持った初の武器が棒。
心なしか青の戦士のときは、構えがカンフーっぽいのがイイ。
必死でバッタに打ち込む拳が軽くて効かないのも、ジャッキー映画っぽい。
でも、前回のすんごいジャンプと縦のラインを強調した画作りがなくなったのは
非常に残念でした。
仮面ライダーは子どものおもちゃ戦線と深く結びついたコンテンツで、
うちの弟も毎年クリスマスには悩みに悩んでおりますが、
この棒(正式名称はなんなのか)は、ちょっと面白い。
だって、小学生男児といったら棒!
やつらはちょっと目を離すと、必ず棒を手にしている生物なのですよ。
その性質は成長しても受け継がれ、
中・高生は必ず修学旅行で木刀を買ってくるという都市伝説は、
都市伝説じゃない!あいつらマジで買ってくるよ!
銀魂でさんざんネタにされて自分でもわかってるのに木刀買っちゃう中坊って
どうすればいいんですかね。
放送当時、そこらのぼうっ切れを拾ってクウガごっこした男の子がたくさんいるんでしょうね。
わたしは大人なので、ボールペンのお尻が三文判になってるペンを思いだしました。
あれ便利。
トライチェイサー2000同様、クウガが触って念じれば、
ただの鉄パイプもほれ、このとーり。
武器が現地調達できるって便利がいいですね。
五代君を心配するあまり、協力できなくてモヤモヤしていた桜子さんが、
みのりちゃんの笑顔に励まされて元気になる展開もよかったな、と。
なぜかふたりの美女は四角い顔で、印象が似ているところも好感が持てる。
あなたたちは丈夫そうでいいですよ!
五代君を支える母性のようなものが感じられて、安定感があります。
彼はみんなの笑顔を守らねばならないので、
か弱い女の子がまわりにいるとめんどくさいですからね!
ヒーローまわりの女の人は、
基本、自分の身は自分で守ってほしいです。よろしくお願いします。
五代君がトライチェイサーに乗っていくシーン、
桜子さんがスクーターに乗っていくシーン、
どちらも発進の動作がカットを割って細かく描写されていますよね。
この演出が好きだった。
テンポの良さで、急がなきゃ!って気持ちが伝わってくるし、
でも、中身はちゃんと冷静、っていうふたりの心情もわかる気がする。
怒って悩んで心が離れていた桜子さんが五代君のシーンを追うことで、
わだかまりが解けたんだ、ということも暗に示されているように思うし。
深読みしすぎかなぁ。でも好きだ。
邪魔はしないよ、とばかりに去って行く一条刑事がまた男前なのだ。
しかし、高性能ライフルも効かなかったし、
警察は未確認生命体にどう対処するつもりなのかしらね。
4号(クウガ)に全面協力?
海外ニュースは、いずれアメリカが介入してくる布石なのか?
警察組織をリアルに描けば描くほど、
そのへんの絡みを丁寧に処理しないと、
ライダーものとしての面白さや、子ども向け作品としてのわかりやすさを
殺してしまうように思う。
がんばれ!一条刑事!
【追記】本当の戦いはここからだぜ【episode6 距離】青龍 薙ぎ払え、青龍のごとく
こちらのブログが更新されると、必然的に追記が入ることになっております!
合わせて読んでいただければ幸いですが、人気に便乗しちゃって申し訳ないですね。
さて、クウガ初の武器、正式名称は「ドラゴンロッド」でした!
青龍でドラゴンでやっぱブルース・リーか。
ブルース・リー派か、ジャッキー・チェン派か、
まわりでけっこう論争してましたけど、わたしはどっちも大好きです。
でも長生きして「ベストキッド」撮ってくれたジャッキーに軍配をあげようかな。
ブルース・リー先生、死んじゃうの早すぎますよ……。
男子は棒を振り回して遊ぶ生き物だということが、
着々と証明されており、嬉しい限りです。
桜子さんと五代君の「距離」にあらためて焦点を当てたレビューが興味深かったです。
「普通に考えて普通にすればいいのよ」
そうだよね、相手が未確認生命体だからって、関係ない。
五代君はいつも、困っている人、苦しんでいる人を助けちゃう人だし、
桜子さんはそんな五代君を応援する人なんですから。
いい関係だなぁ。
桜子さんから「距離」を縮めていくっていうの、いいですね。
「少ないエフェクト」という視点も、ハッとしました。
そういえば、全体的にハデハデしさがない。
フツーのドラマっぽいのも、そのせいかもしれませんな。
ep7 「傷心」
未確認生命体は3週間で7体が出現。
しかし警察は、彼らに対する効果的な攻撃手段を持たず、忸怩たる思いを抱えていた。
そんなとき、長野から夏目教授の遺族が一条に面会にやってきた。
零号の捜査をあらためて促すと共に、教授の机にしまわれていた金属器の一部を、
捜査の参考になれば、と持参したのである。
しかし、あらたな変死体の発見に色めき立っていた署内は騒然としており、
心ここにあらずといった一条の態度に、教授の娘ミカは不審の目を向けるのだった。
ミカは母と共に、城南大学研究室を訪ねた。
五代は仲良くなろうと話しかけるが、ジャンの対応のまずさも相まって、
傷ついたミカは研究室を飛び出してしまう。
警察では、変死体が大きな針で貫かれ、アナフィラキシーショックで死んでいることを
つきとめ、蜂由来の未確認生命体が出現したと予測していた。
15分おきの襲撃とらせん状に広がる現場。
一条と五代は次の定点へ急いだ。
案の定、蜂型怪人が現れ、五代はクウガに変身して後を追う。
赤から青に変化したクウガは、攻めあぐねるうちに緑に変身。
その途端、音の洪水が彼を襲い、混乱したクウガは高所から落下してしまった。
同じ頃、傷心のミカは、捜査を進めないと死ぬ、と伝言を残し、街をさまよっていた。
蚊だろう?!
あのプイ~ンっていう羽音は、蚊だろ?
蜂はそんなんじゃないはずだ~。
夏の夜の不快感が思いだされてイヤな気分になりましたよ。
ブンブンいってくれ、蜂なら。
さて予測通り緑に変化したクウガ。
オープニングでちらっと見たところによると、
紫の人もいたような気が……。
剣っぽい武器も持ってたし。
映像もちょいちょい差し替えて作っているのでしょうか、親切設計ですね。
おそらく緑は聴力が抜群によい設定。
ゼロゼロスリーですね。
自分で調整できるようになればいいのですがね。
火と水ときたから、木のイメージ?武器は何だろう?
今から気になります。
そして7話にして、やっと敵の名称があきらかになりました。
グロンギだって。
使用言語同様に濁音てんこ盛り。悪い感じがぷんぷんしますね!
相変わらずお絵かきボードでやりとりしてますけどね!
「ミカクニンセイメイタイ なんのことだ?」「俺たちのことさ」などなど、
なんとなく彼らの言っていることがわかってきたようなこないような。
日本語に濁音をつけて滑らすとグロンギ語になっている印象。
もうちょっと、もうちょっとで感覚的にわかりそうな気がします。←直感左脳タイプ
前回のバッタ怪人も持っていた腕輪。
修験者の念珠みたい。殺した人間の数だけ動かして数えているの?
ヴァンパイア怪人が欲しがっていたが、
お前は他人のアレを手に入れたくらいで自分の地位が向上すると思っているのか。
ホントに卑屈な……。
血を吸うからヴァンパイアと言ってやってたけど、
お前なんか今日からコウモリ野郎って呼ぶからな!
注※コウモリは生物として一生懸命生きている地球の仲間です。
蜂の習性を読み、攻撃場所がらせん状に広がっていると看破した一条刑事はエラい。
前回の排煙予測もそうだが、
「怪人出現場所に運良くライダー&刑事がいる」ことへの理由付けがよくできている。
「なんでいつもタイミングよく現場にいるのー?」とか、
「いつも日本しか襲われないけどなんでー?」とか、
ご都合主義的な展開を責めても誰得なのだが、
そんな意地悪な突っ込みにも、あえてエクスキューズを用意している周到さ。
それが仮面ライダークウガのすごいところなのかもしれない。
ちなみに、
「世界征服を企む悪の組織が幼稚園バス襲撃なんてちんけな犯罪を犯すのはなぜか」と
いう一般的な愚問に対しては、こう言っておこう!
子どもは人類の宝です!
バッタ怪人はジャンプが爽快だったけど、殺人の方法としてはちょっと陳腐。
対して蜂怪人はドラマチックでいい。
バタリ、バタリと人が倒れていくのがおそろしく、
無差別だということも恐れに拍車をかける。静かに倒れるのが、また怖いのよ。
動物、虫、ときたら次は魚の怪人が出るのかもね。
さて、椿さんに続き科学警察研究所の榎戸さんが登場しました。
眼鏡の女性で、やたら一条さんとの距離が近いです。
なんだこの立ち位置は。
「その顔は彼女ができたわね~」って、
今、一条刑事の一番近くにいて興味をそそっている大事な人は、
五代雄介しかいないじゃありませんか。
制作陣は必要以上に腐的な雰囲気を醸し出していませんか。
誰の趣味ですか。
敵の針に触ろうとする五代君の手を、阻止する仕草が好きです。
椿さんも榎戸さんも、シリアスな部分とコミカルな部分と、
バランスがいいですね。
一条刑事の真面目一徹な態度も、ときにはおかしみを感じさせるし、
五代君の、一見ちゃらんぼらんな態度の奥に、強い信念を感じる時があるし、
誰もが愛すべきキャラクターです。
恐れ、憎む相手はグロンギだけでいい。
汚い大人や、ずるがしこい人間を描くのは、
大人向けのドラマの中だけで十分じゃないでしょうか。
世界を愛し、守り、敵と戦ってくれる大人の姿を、
子どもたちにはたくさん観てほしいなぁ。
現実は厳しいからさ。
大多数の大人は、常にそうありたいと願っているわけだがね。
ep8 「射手」
緑色に変化した体に、五代は耐えられない。
しかし、苦しむ彼を置き去りにして怪人は去っていった。
どうやら緑に変化することで、あらゆる感覚が研ぎ澄まされるようだ。
その状態は50秒しかもたない上に、
変化の後は2時間ほど変身できなくなる。
諸刃の剣とも言える変化の形だった。
椿と一緒にいる一条と五代の元に、ミカ失踪の連絡が入る。
五代はミカを探しに走り、
一条は怪人を追うために、榎本に相談に行くのだった。
そして桜子は、緑の戦士の謎を解こうと解析を進めた。
それぞれが、今できる最善を尽くしていた。
ミカは海へ来ていた。父と訪れた思い出の海。
物思いにふけっていると、急に五代が現れた。
ミカの持つ桜貝のネックレスを手がかりに、この浜辺を探し当てたのだ。
「信じて。みんなやるときはやってくれるよ。
そして君にもいつか、なんかやる時がくると思う」
ふっと、ミカの心はほぐれた。
ところが、そんな五代を蜂型怪人が狙っていたのである。
周波数を手がかりに浜辺へ急行した一条は、とっさにふたりをかばった。
そして自分の拳銃を、緑色に変化したクウガに放った。
拳銃はクウガの手の中で新たな武器に変わる。
クウガは桜子の解析どおりに、その矢で上空の怪人を射殺した。
ミカちゃん……。
この子もまた、四角い顔の女の子で、
なんかキャスティング担当の好みがモロに出てるんじゃないかって気がしてきた。
高校生かな?ちゃん付けでもいいのに、
一条刑事が丁寧に「ミカさん」と呼ぶのがうらやましい限りです。
よっナチュラルフェミニストッ!
五代君こそ、やるときはやる男。
桜貝のネックレスのくだりも、必要な部分だったわけですね。
見つかってよかったよかった。
前回も書きましたけど、「この場所に来る必然」が
きちんと説明されている。
これは一条刑事もしかりです。
超音波だかなんだか知らんがそんな簡単に機械で追えるのか?
とも思いますが、私も詳しくわかんないからさ。
おお!すげぇ!って世の男子と共に驚嘆しておきます。
ご都合主義的展開を排除した脚本を書こう!という気合いが伝わってくる。
「人がひとり死ぬなんて、どうでもいいことかな……」
このセリフもよかったなぁ。
ミカちゃんの言い方もね、すごい惑ってる感じがして。
でも力強くて。
どうでもいいはずがない、
でも、周りの大人たちは自分の思いを軽んじている……。
彼女の不安な気持ちと、静かな怒り、父への思慕、
しかし父が死んでしまっても続いていく日常で、ふとわいてくる諦観。
そんなものが、表されていたように思いました。
五代君が必死でミカちゃんを探すシーンは、
穏やかなピアノ曲が流れているって、いい演出でしたよね。
蜂型怪人はいろいろしゃべっていましたが、
ほとんど言ってることわかりません。
冒頭、クウガを置いて去って行きましたが、
それはなぜなのかしら?
またもや「命拾いしたな……」って聞こえたんだけど、
バッタ怪人のセリフとは微妙に違う気が……。
聞き取りにくいっ!
「オンバズバ リント オンバズバ クウガ」
リント族を殺し、クウガを殺す、という意味でしょうか?
バラの女は「すぐにやっちゃって」みたいなお返事っぽかった。
コウモリ野郎はまた殴られてるし、いつ見ても気の毒です。
クウガの新しい武器は、ミニボウガンっぽいものでした。
渡された拳銃がそのままスーパーガンになるんじゃなくて、弓矢になるのね。
あれ、元には戻らないでしょ?
一条刑事はまた上司に叱られるんですね……。
弓矢といっても、矢をつがえるアクションがいらないので便利です。
緑バージョンは、遠くから敵を仕留めるスナイパータイプなのだな。
50秒しか能力が持たない上に、その後ヘロヘロになりますから、
使いどころを十分考えないと難しいバージョンだと思います。
あ、使いどころを考えるのは脚本家の人とか監督とかのことですね。
クウガは勝手に変身しちゃうんだもん。
状況に応じて。
でも、そのうち技術を習得して、自分なりに選んで変身できるように
ならないのかなぁ。
五代君はあんまりそういう難しいこと考えない方がいいのかな?
というわけで、ep5~8までの雑感でした。
それなりに考察っぽいこと書いてみたい!とは思うものの、
ふわっとした感想になりました。
難しいですね、ほんとに。
考察とか、ちょっといい話とかは、他のブロガーさんの記事を読んで
いただくとして、みなさんの箸休めになれば幸いです。
なんだかんだ言って、ここまでグロンギ語への説明が一切ない、という点に
度肝を抜かれたターンでした。
だってほとんどわかんないでしょーが?
子どもらはホントにこれでよかったのだろうか?
「クウガ!」って何度も連呼され、「あれ?俺ってクウガ?」と
感じ取っちゃう五代君は、さすが世界を放浪する冒険家。
異文化コミュニケーションって、こういうことですね。
最後まで、こんな感じで何もわからないまま進むのか、
警察が録音、桜子さんが翻訳してくれる展開になるのか、
五代君の脳まで神経網が広がり、グロンギ語がすっかりわかるようになるのか、
いくつかの期待を持ちながら、視聴を続けたいと思います。
ep9の予告にドキッとさせられてしまった。
「お兄ちゃん、もう闘うの平気になっちゃった?」
鋭い……。
※この記事は、特撮&ライダー初心者による感想記事です。
わかってねぇなぁ~的な文章も出てくると思われますので、
イラッとしそうな方は閲覧回避をおすすめします。
クウガ鑑賞の参考ブログ:YU@Kの不定期村「仮面ライダークウガという呪縛」
本当の戦いはここからだぜ
レビューを読んでから、追記として書き足すことが多々あるかと思われ、
内容更新次第、繰り返し上がってくる記事になります。どうぞよろしく。
じゃっ!覚悟ができたみなさんと一緒にまいりましょう。
ep5 「距離」
未確認生命体のニュースは、日本のみならず海外でも伝えられた。
一条刑事は五代の体を心配し、友人の医師 椿に診察を依頼する。
CTスキャンした画像を見て、椿は興奮を隠せない。
体組織は未確認生命体のそれと同一であり、腹部のベルトから神経網が異常発達している。
このまま脳まで達すれば、五代は人間のままではいられないかもしれなかった。
「だーいじょうぶですよ!」
当の本人はいたって呑気であるが、桜子は心配せずにはいられない。
(よりによって一条さんまで五代君をそそのかして……)
古代文字の解読を進めるのもまったく気が進まないのであった。
とはいえ、一条刑事の警察組織での立場も微妙なものがある。
「何かあったら、わたしが射殺します」
そう言って警備部長を説き伏せる一条の覚悟は並ではなかった。
五代は、未確認生命体出現の一報を聞き、変身して現場へかけつける。
このところ続いていた高所落下事件の犯人は、やつなのか?
驚異的なジャンプ力を駆使した攻撃になすすべもなく打ちのめされるクウガは、
必死の攻防の中、青い姿に変化した。
すると、ジャンプ力は格段に向上したが、逆にパンチ力が低下してしまう。
攻撃は効かず、高所から叩き落とされるクウガ。
反撃の術(すべ)は、あるのか?!
文京区にある喫茶ポレポレ。
スワヒリ語で、ゆっくり・のんびりの意味。
ポレポレ東中野ってー有名な映画館があったり、
その昔そんな名前のペットボトルのお茶が発売されてたっけ。
きたろうマスターがのんびりやるにはホントにいい雰囲気です。
五代君が現れたときの一条刑事のホッとした顔ときたら!
なにげにかわいく見えてしまうから困りものですね。
五代君の変身の謎を解明しなくていいのか?とつねづね不思議に思っていましたが、
一条刑事はしっかり考えてくれていました。
ちょっと前まで監察医務員だった椿さん。
「死体解剖が専門」だと述べたり、所属をはっきり言わせたり、
子ども向けにしては、警察組織の細部を書き込んである印象。
「何かあったらわたしが射殺します」のセリフは、ズキッときますね。
一条刑事の覚悟、子どもたちには、どこまで伝わったのだろうか……。
ドキッとして、一条刑事が急に怖い人に見えてしまうかもしれない、
ギリギリの表現でしょうな。
「俺が責任を取るから、お前は黙って見てろ!」と啖呵をきったも同然の一条刑事。
それをニヤリと笑って許した警備部長もなかなかの大物です。
大人のやりとりだ……。
観ていて気になったのは、椿さんが
「やつらと同じ、戦うためだけの生物兵器になるかも」
って言っちゃうところ。
あれ?未確認生命体の定義って、そこ?確定?
なにげにさらーっと言い切っちゃってるけど、それでいいのかなぁ。
だってあの人たち、ちゃんと意思がありそうじゃん。
お金拾って女子高生に渡そうとしてたりさー。
生物兵器なのかなぁ、ほんとに。
今回の怪人はバッタ型怪人と言えるでしょうか。
こいつ、今までのやつらと違って口数多いし、なんかエラそーなんですけど。
ヴァンパイア型怪人のこと、すごくバカにしてるし。
このひとたちのヒエラルキーがまだよくわかりませんが、
ライターの男が頂点で、バラの女が次点。
ヴァンパイア型が最下層ということだけはわかります。
なんでこの人、こんなに気の毒なの……。
彼らは独自の言語をしゃべっていますので、
何を言っているのかは、さっぱりわかりません。
でたらめではなくてきちんと法則がある言葉なんだってね。
ドラマのために独自言語を作っちゃうなんてスゴすぎる。
この独特の言語に字幕もつかないので、
子ども心にとっつきにくかったという感想も読みました。
もうほんと、視聴者を試すというか、鍛え上げるというか、
気合いの入ったシリーズだったんだ……と冷や汗が出ます。
どうやってスポンサーをねじ伏せたのか。
「今はわたしを信じてください!」と現場の誰かが言ったところまで想像しましたよ。
制作陣の気合いは視聴者に届いていたようで、
解読・翻訳してくださっているサイトもあるみたいです。
しかし、あえてわからんまま挑みますぜ!
外国語もそうですが、聞きまくっていると、突然わかるようになる瞬間が来るんですよ!
きっとそのうち閃く瞬間がきます!最終回までには……。
トライチェイサー2000が走行中に変化したのもビックリでしたねー。
何コレ?だって警察の支給品でしょ?!
勝手にクウガに共鳴して変化していいのかよ?!
乗ってただけなのに!
そんなの魔法レベルだろ!
だがしかし、古代具のせいで人体が変化するんですから、
バイクごとき無機物が変化したってなんら不思議なことはありませんね。
素直に「すげー!バイクも変身した!カッコイー!」と喜ぼう。
少なくとも小学生男子は感激したはず。
ふふ、わたし、それよりすごい笑っちゃったのが
ヴァンパイア怪人が持ってたアレ!
お絵かきボードだろ~あれは~!
美術さんが外装懲りまくってステキに仕上げてあるけど、
ボードのハニカムが見えるとついつい笑ってしまう。
シューってやって消すんだろうな、と思うとかわいくて。
それが不憫なヴァンパイア怪人のやることですからね、余計にね。
でもあれ、何を書いてたんでしょうね~。
バラの女の不況を買い、殴られとりましたが……。
言葉がわかれば面白いのか、わからないから面白いのか?
わからないからこそ、必死で彼らの表情を読み取ろうとするし、
感覚を総動員して画面を見るし、わたしは後者だと思っています。
赤いクウガから青いクウガへ!
次は緑のクウガかな、黄色かな?
黄色はキレンジャーの呪縛によってコメディ色だから、やっぱ緑かな。
【追記】
本当の戦いはここからだぜ【episode5 距離】青き戦士、ドラゴンフォーム誕生
イェーイ!リアル視聴世代のレビューが更新されましたね。
クウガファンのみなさんはすでにepisodeの内容はご存じなので、
あらすじ部分は読んでいらっしゃらないかと思うのですが、
これをどうまとめるかで、書き手の視点がわかるような気がします。
同じドラマを観ていても、まったく違いますね。面白い。
音楽の演出について言及されていて、
ああっ!そうか!だからわたしも素直に「カッコイイー!」と感じたんだ、と納得。
なるほどね~。
あと、この未確認生命体の名前は「ズ・バズー・バ」だそうです。
耳で聞くだけだと「ずばずーば」なので、
かいけつゾロリ的な音だな、と思ってました。
「プリン・ア・ラ・モード」みたいな感じなのね。
階級的なものも表しているらしいのですが、
そのへんは視聴完了後に補完したいところ。
桜子さんと五代くんの関係が、変にloveloveしてないのもいい感じ。
「クウガじゃないでしょ!五代くんでしょ!」
確かにいいセリフだなぁ。
ep6 「青龍」
すんでのところでバッタ型怪人は逃亡し、五代は一条に助けられた。
なぜ怪人は逃げたのか?
それは、工場の排煙と関係があった。
警察は怪人の出没範囲を想定し警戒態勢をしいた。
一方、全治1ヶ月の重症を負った五代は、それでも入院を拒み、
自身が青色に変身した理由について思い悩んでいた。
「それは状況に応じてだな~」マスターのとぼけた物言いが、
五代の心をなごませる。
桜子が、みのりの笑顔によって迷いを吹っきれたように。
怪人出現の報告に、五代はすぐさま現地へ向かった。
「変身!」の声と共に、体は青く変化していった。
ところが、戦況は前回とまったく変わらない。いったいどうすればいいのか?
事態を打破したのは、桜子の助言だった。
「水の心の戦士、長き物を用いて敵をなぎ払え!わかった?!」
クウガが手すりをはずして手に取ると、それは棒状の武器に変化した。
そしてその先端で突きを放つと、怪人の体に戦士の印が刻印されたのだ。
敵は耐えきれず、木っ端みじんに吹き飛んだ。
「桜子さん!大丈夫?!」
五代の言葉に、サムズアップで応える桜子の笑顔。
五代も思わずほっとして、笑顔になるのだった。
ドラマ冒頭のバッタ怪人!
「命拾いしたな」って言ったよね?言ったよね?
聞き取れたっつーか、お約束のセリフだからそうだと思っただけなんだけど、
違うかな?そうだったらうれしいなー。
おそらく品川水族館にたむろっている怪人のみなさん。
お酒……ですか。
潜伏中の資金とか、どうしてますか。
細かいところはあえて聞きませんが、その人数で狭くないですか……。
バッタ怪人は今までのやつらとやられ方がちょっと違っていましたね。
クウガの武器が焼きごてみたいになって、
そこからぶぁーっと光がわき出て、怪人は崩壊しちゃった感じ。
ベルトも破壊されてたし……。
バラの女が角指輪で何かぐりぐりやってたところを見ると、
クウガのベルトと対になる悪魔のベルトなんでしょうか。
ラブならぬ闇を注入されていた魔道具なのか。
彼らの秘密が少しづつあきらかになってくる印象がありました。
たむろっていた方々は残り少なくなってましたけど、
墓地から復活したみなさん、どこにいるんでしょうね。
長野でまだくすぶっているのかなー。
基本的には、こうしてひとりづつ怪人が現れて、
クウガの潜在的な能力を呼び覚ましていく序盤の演出だと思います。
完全形が見られるのはいつなのか?
全49話だからね。15話くらいなのかなー。
青の戦士クウガは水の戦士だそうで、棒を使って戦います。
このへんのロジックが実はピンとこない。
水?棒?竿?
う~ん、水の戦士が使う武器って何がいいんだろうね。
電王ウラタロスは漁師なので釣り竿で、
リュウタロスは銃だったわけなんだが……。
海神ポセイドンは三つ叉矛持ってるけどねー。
なんにせよ、素手で戦っていたクウガが持った初の武器が棒。
心なしか青の戦士のときは、構えがカンフーっぽいのがイイ。
必死でバッタに打ち込む拳が軽くて効かないのも、ジャッキー映画っぽい。
でも、前回のすんごいジャンプと縦のラインを強調した画作りがなくなったのは
非常に残念でした。
仮面ライダーは子どものおもちゃ戦線と深く結びついたコンテンツで、
うちの弟も毎年クリスマスには悩みに悩んでおりますが、
この棒(正式名称はなんなのか)は、ちょっと面白い。
だって、小学生男児といったら棒!
やつらはちょっと目を離すと、必ず棒を手にしている生物なのですよ。
その性質は成長しても受け継がれ、
中・高生は必ず修学旅行で木刀を買ってくるという都市伝説は、
都市伝説じゃない!あいつらマジで買ってくるよ!
銀魂でさんざんネタにされて自分でもわかってるのに木刀買っちゃう中坊って
どうすればいいんですかね。
放送当時、そこらのぼうっ切れを拾ってクウガごっこした男の子がたくさんいるんでしょうね。
わたしは大人なので、ボールペンのお尻が三文判になってるペンを思いだしました。
あれ便利。
トライチェイサー2000同様、クウガが触って念じれば、
ただの鉄パイプもほれ、このとーり。
武器が現地調達できるって便利がいいですね。
五代君を心配するあまり、協力できなくてモヤモヤしていた桜子さんが、
みのりちゃんの笑顔に励まされて元気になる展開もよかったな、と。
なぜかふたりの美女は四角い顔で、印象が似ているところも好感が持てる。
あなたたちは丈夫そうでいいですよ!
五代君を支える母性のようなものが感じられて、安定感があります。
彼はみんなの笑顔を守らねばならないので、
か弱い女の子がまわりにいるとめんどくさいですからね!
ヒーローまわりの女の人は、
基本、自分の身は自分で守ってほしいです。よろしくお願いします。
五代君がトライチェイサーに乗っていくシーン、
桜子さんがスクーターに乗っていくシーン、
どちらも発進の動作がカットを割って細かく描写されていますよね。
この演出が好きだった。
テンポの良さで、急がなきゃ!って気持ちが伝わってくるし、
でも、中身はちゃんと冷静、っていうふたりの心情もわかる気がする。
怒って悩んで心が離れていた桜子さんが五代君のシーンを追うことで、
わだかまりが解けたんだ、ということも暗に示されているように思うし。
深読みしすぎかなぁ。でも好きだ。
邪魔はしないよ、とばかりに去って行く一条刑事がまた男前なのだ。
しかし、高性能ライフルも効かなかったし、
警察は未確認生命体にどう対処するつもりなのかしらね。
4号(クウガ)に全面協力?
海外ニュースは、いずれアメリカが介入してくる布石なのか?
警察組織をリアルに描けば描くほど、
そのへんの絡みを丁寧に処理しないと、
ライダーものとしての面白さや、子ども向け作品としてのわかりやすさを
殺してしまうように思う。
がんばれ!一条刑事!
【追記】本当の戦いはここからだぜ【episode6 距離】青龍 薙ぎ払え、青龍のごとく
こちらのブログが更新されると、必然的に追記が入ることになっております!
合わせて読んでいただければ幸いですが、人気に便乗しちゃって申し訳ないですね。
さて、クウガ初の武器、正式名称は「ドラゴンロッド」でした!
青龍でドラゴンでやっぱブルース・リーか。
ブルース・リー派か、ジャッキー・チェン派か、
まわりでけっこう論争してましたけど、わたしはどっちも大好きです。
でも長生きして「ベストキッド」撮ってくれたジャッキーに軍配をあげようかな。
ブルース・リー先生、死んじゃうの早すぎますよ……。
男子は棒を振り回して遊ぶ生き物だということが、
着々と証明されており、嬉しい限りです。
桜子さんと五代君の「距離」にあらためて焦点を当てたレビューが興味深かったです。
「普通に考えて普通にすればいいのよ」
そうだよね、相手が未確認生命体だからって、関係ない。
五代君はいつも、困っている人、苦しんでいる人を助けちゃう人だし、
桜子さんはそんな五代君を応援する人なんですから。
いい関係だなぁ。
桜子さんから「距離」を縮めていくっていうの、いいですね。
「少ないエフェクト」という視点も、ハッとしました。
そういえば、全体的にハデハデしさがない。
フツーのドラマっぽいのも、そのせいかもしれませんな。
ep7 「傷心」
未確認生命体は3週間で7体が出現。
しかし警察は、彼らに対する効果的な攻撃手段を持たず、忸怩たる思いを抱えていた。
そんなとき、長野から夏目教授の遺族が一条に面会にやってきた。
零号の捜査をあらためて促すと共に、教授の机にしまわれていた金属器の一部を、
捜査の参考になれば、と持参したのである。
しかし、あらたな変死体の発見に色めき立っていた署内は騒然としており、
心ここにあらずといった一条の態度に、教授の娘ミカは不審の目を向けるのだった。
ミカは母と共に、城南大学研究室を訪ねた。
五代は仲良くなろうと話しかけるが、ジャンの対応のまずさも相まって、
傷ついたミカは研究室を飛び出してしまう。
警察では、変死体が大きな針で貫かれ、アナフィラキシーショックで死んでいることを
つきとめ、蜂由来の未確認生命体が出現したと予測していた。
15分おきの襲撃とらせん状に広がる現場。
一条と五代は次の定点へ急いだ。
案の定、蜂型怪人が現れ、五代はクウガに変身して後を追う。
赤から青に変化したクウガは、攻めあぐねるうちに緑に変身。
その途端、音の洪水が彼を襲い、混乱したクウガは高所から落下してしまった。
同じ頃、傷心のミカは、捜査を進めないと死ぬ、と伝言を残し、街をさまよっていた。
蚊だろう?!
あのプイ~ンっていう羽音は、蚊だろ?
蜂はそんなんじゃないはずだ~。
夏の夜の不快感が思いだされてイヤな気分になりましたよ。
ブンブンいってくれ、蜂なら。
さて予測通り緑に変化したクウガ。
オープニングでちらっと見たところによると、
紫の人もいたような気が……。
剣っぽい武器も持ってたし。
映像もちょいちょい差し替えて作っているのでしょうか、親切設計ですね。
おそらく緑は聴力が抜群によい設定。
ゼロゼロスリーですね。
自分で調整できるようになればいいのですがね。
火と水ときたから、木のイメージ?武器は何だろう?
今から気になります。
そして7話にして、やっと敵の名称があきらかになりました。
グロンギだって。
使用言語同様に濁音てんこ盛り。悪い感じがぷんぷんしますね!
相変わらずお絵かきボードでやりとりしてますけどね!
「ミカクニンセイメイタイ なんのことだ?」「俺たちのことさ」などなど、
なんとなく彼らの言っていることがわかってきたようなこないような。
日本語に濁音をつけて滑らすとグロンギ語になっている印象。
もうちょっと、もうちょっとで感覚的にわかりそうな気がします。←直感左脳タイプ
前回のバッタ怪人も持っていた腕輪。
修験者の念珠みたい。殺した人間の数だけ動かして数えているの?
ヴァンパイア怪人が欲しがっていたが、
お前は他人のアレを手に入れたくらいで自分の地位が向上すると思っているのか。
ホントに卑屈な……。
血を吸うからヴァンパイアと言ってやってたけど、
お前なんか今日からコウモリ野郎って呼ぶからな!
注※コウモリは生物として一生懸命生きている地球の仲間です。
蜂の習性を読み、攻撃場所がらせん状に広がっていると看破した一条刑事はエラい。
前回の排煙予測もそうだが、
「怪人出現場所に運良くライダー&刑事がいる」ことへの理由付けがよくできている。
「なんでいつもタイミングよく現場にいるのー?」とか、
「いつも日本しか襲われないけどなんでー?」とか、
ご都合主義的な展開を責めても誰得なのだが、
そんな意地悪な突っ込みにも、あえてエクスキューズを用意している周到さ。
それが仮面ライダークウガのすごいところなのかもしれない。
ちなみに、
「世界征服を企む悪の組織が幼稚園バス襲撃なんてちんけな犯罪を犯すのはなぜか」と
いう一般的な愚問に対しては、こう言っておこう!
子どもは人類の宝です!
バッタ怪人はジャンプが爽快だったけど、殺人の方法としてはちょっと陳腐。
対して蜂怪人はドラマチックでいい。
バタリ、バタリと人が倒れていくのがおそろしく、
無差別だということも恐れに拍車をかける。静かに倒れるのが、また怖いのよ。
動物、虫、ときたら次は魚の怪人が出るのかもね。
さて、椿さんに続き科学警察研究所の榎戸さんが登場しました。
眼鏡の女性で、やたら一条さんとの距離が近いです。
なんだこの立ち位置は。
「その顔は彼女ができたわね~」って、
今、一条刑事の一番近くにいて興味をそそっている大事な人は、
五代雄介しかいないじゃありませんか。
制作陣は必要以上に腐的な雰囲気を醸し出していませんか。
誰の趣味ですか。
敵の針に触ろうとする五代君の手を、阻止する仕草が好きです。
椿さんも榎戸さんも、シリアスな部分とコミカルな部分と、
バランスがいいですね。
一条刑事の真面目一徹な態度も、ときにはおかしみを感じさせるし、
五代君の、一見ちゃらんぼらんな態度の奥に、強い信念を感じる時があるし、
誰もが愛すべきキャラクターです。
恐れ、憎む相手はグロンギだけでいい。
汚い大人や、ずるがしこい人間を描くのは、
大人向けのドラマの中だけで十分じゃないでしょうか。
世界を愛し、守り、敵と戦ってくれる大人の姿を、
子どもたちにはたくさん観てほしいなぁ。
現実は厳しいからさ。
大多数の大人は、常にそうありたいと願っているわけだがね。
ep8 「射手」
緑色に変化した体に、五代は耐えられない。
しかし、苦しむ彼を置き去りにして怪人は去っていった。
どうやら緑に変化することで、あらゆる感覚が研ぎ澄まされるようだ。
その状態は50秒しかもたない上に、
変化の後は2時間ほど変身できなくなる。
諸刃の剣とも言える変化の形だった。
椿と一緒にいる一条と五代の元に、ミカ失踪の連絡が入る。
五代はミカを探しに走り、
一条は怪人を追うために、榎本に相談に行くのだった。
そして桜子は、緑の戦士の謎を解こうと解析を進めた。
それぞれが、今できる最善を尽くしていた。
ミカは海へ来ていた。父と訪れた思い出の海。
物思いにふけっていると、急に五代が現れた。
ミカの持つ桜貝のネックレスを手がかりに、この浜辺を探し当てたのだ。
「信じて。みんなやるときはやってくれるよ。
そして君にもいつか、なんかやる時がくると思う」
ふっと、ミカの心はほぐれた。
ところが、そんな五代を蜂型怪人が狙っていたのである。
周波数を手がかりに浜辺へ急行した一条は、とっさにふたりをかばった。
そして自分の拳銃を、緑色に変化したクウガに放った。
拳銃はクウガの手の中で新たな武器に変わる。
クウガは桜子の解析どおりに、その矢で上空の怪人を射殺した。
ミカちゃん……。
この子もまた、四角い顔の女の子で、
なんかキャスティング担当の好みがモロに出てるんじゃないかって気がしてきた。
高校生かな?ちゃん付けでもいいのに、
一条刑事が丁寧に「ミカさん」と呼ぶのがうらやましい限りです。
よっナチュラルフェミニストッ!
五代君こそ、やるときはやる男。
桜貝のネックレスのくだりも、必要な部分だったわけですね。
見つかってよかったよかった。
前回も書きましたけど、「この場所に来る必然」が
きちんと説明されている。
これは一条刑事もしかりです。
超音波だかなんだか知らんがそんな簡単に機械で追えるのか?
とも思いますが、私も詳しくわかんないからさ。
おお!すげぇ!って世の男子と共に驚嘆しておきます。
ご都合主義的展開を排除した脚本を書こう!という気合いが伝わってくる。
「人がひとり死ぬなんて、どうでもいいことかな……」
このセリフもよかったなぁ。
ミカちゃんの言い方もね、すごい惑ってる感じがして。
でも力強くて。
どうでもいいはずがない、
でも、周りの大人たちは自分の思いを軽んじている……。
彼女の不安な気持ちと、静かな怒り、父への思慕、
しかし父が死んでしまっても続いていく日常で、ふとわいてくる諦観。
そんなものが、表されていたように思いました。
五代君が必死でミカちゃんを探すシーンは、
穏やかなピアノ曲が流れているって、いい演出でしたよね。
蜂型怪人はいろいろしゃべっていましたが、
ほとんど言ってることわかりません。
冒頭、クウガを置いて去って行きましたが、
それはなぜなのかしら?
またもや「命拾いしたな……」って聞こえたんだけど、
バッタ怪人のセリフとは微妙に違う気が……。
聞き取りにくいっ!
「オンバズバ リント オンバズバ クウガ」
リント族を殺し、クウガを殺す、という意味でしょうか?
バラの女は「すぐにやっちゃって」みたいなお返事っぽかった。
コウモリ野郎はまた殴られてるし、いつ見ても気の毒です。
クウガの新しい武器は、ミニボウガンっぽいものでした。
渡された拳銃がそのままスーパーガンになるんじゃなくて、弓矢になるのね。
あれ、元には戻らないでしょ?
一条刑事はまた上司に叱られるんですね……。
弓矢といっても、矢をつがえるアクションがいらないので便利です。
緑バージョンは、遠くから敵を仕留めるスナイパータイプなのだな。
50秒しか能力が持たない上に、その後ヘロヘロになりますから、
使いどころを十分考えないと難しいバージョンだと思います。
あ、使いどころを考えるのは脚本家の人とか監督とかのことですね。
クウガは勝手に変身しちゃうんだもん。
状況に応じて。
でも、そのうち技術を習得して、自分なりに選んで変身できるように
ならないのかなぁ。
五代君はあんまりそういう難しいこと考えない方がいいのかな?
というわけで、ep5~8までの雑感でした。
それなりに考察っぽいこと書いてみたい!とは思うものの、
ふわっとした感想になりました。
難しいですね、ほんとに。
考察とか、ちょっといい話とかは、他のブロガーさんの記事を読んで
いただくとして、みなさんの箸休めになれば幸いです。
なんだかんだ言って、ここまでグロンギ語への説明が一切ない、という点に
度肝を抜かれたターンでした。
だってほとんどわかんないでしょーが?
子どもらはホントにこれでよかったのだろうか?
「クウガ!」って何度も連呼され、「あれ?俺ってクウガ?」と
感じ取っちゃう五代君は、さすが世界を放浪する冒険家。
異文化コミュニケーションって、こういうことですね。
最後まで、こんな感じで何もわからないまま進むのか、
警察が録音、桜子さんが翻訳してくれる展開になるのか、
五代君の脳まで神経網が広がり、グロンギ語がすっかりわかるようになるのか、
いくつかの期待を持ちながら、視聴を続けたいと思います。
ep9の予告にドキッとさせられてしまった。
「お兄ちゃん、もう闘うの平気になっちゃった?」
鋭い……。
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