いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

雪の女王 2

2014年09月08日 | 雪の女王
いやー、レンタルに行かなくてもいいのって楽だな~。
韓国ドラマもっと増やしてくれないかな、hulu。

〈あらすじ〉

自殺するとわめいている女性の腕をとったテウン。
「本気で死ぬ気なら、頸動脈を切れ」
テウンの冷たい目に、毒気をそがれた彼女は、おとなしくなった。
彼女の名は、ボラ。
過去にテウンと出会い、すれ違っていたあの少女である。

とにかく気位が高く、金遣いが荒く、潔癖症のお嬢様。
幼いころから何度も治療を受けたが、難病は治らない。
重症筋無力症。
病気のせいで大事にされてきたせいもあってか、わがまま放題のお姫様だ。

買い物に出た先で、靴を履かせてもらおうとしたボラは、
足首に触れた店員を蹴りつけてしまう。
彼はテウンの友人で、やっと退院して復職したボクサー仲間だった。
なんとかとりなそうとしたテウンだが、逆に騒ぎは大きくなり……。
友人はクビになってしまった。

責任を感じたテウンはボラの家に直談判にゆく。
と、玄関前で屋敷を抜け出してきたボラに遭遇。
「車で送ってくれたら友人を復職させる」というボラの言葉を信じ、
甘んじて運転手を引き受けた。
ところが、ボラは約束を守らずにパーティー会場に紛れてしまった。

会場には、財閥の息子や着飾った令嬢たちが踊ったり酒を飲んだり、
好きなように遊んでいる。
わざわざやってきたボラだが、仲の良い友人がいるわけでもなく、
意地の悪い嫌味を言っては嫌われている。
どこかのドラ息子が声をかけてくるが、ボラは冷たくあしらうばかり。
「ほっときなさいよ。あなたとは格がちがうわ。所詮やくざの娘よ」
「成金の娘か。俺とつきあえば本物の財閥にしてやるぜ」
「成金でなにが悪い?どうせ汚い金じゃないの。湯水のように使うことね!」

高飛車な態度のボラに腹を立てた男は、彼女が英語も話せない、と
無教養を馬鹿にする。
「お前のテキサス訛りじゃNYでは通じないな」
流ちょうな英語を話して、テウンが割って入った。
運転手だとうそぶいて、彼女を不愉快なパーティーから連れ出す。

彼女の家へ向かう途中、検問にひっかかったふたり。
怒った父親が、車の盗難届を出していたのだ。
警察署で一夜を明かすことになったボラとテウン。
「どうして病院で、死のうとしたんだ?」
「つらくて、さびしくて、悲しかったから……。なんてね、芝居よ」
ようやく解放され、テウンはボラをどこにでも連れて行ってやろうと提案した。
たまには素直にならないと。
本当に心許せる人の前で。
そうじゃなきゃ、心が疲れ切ってしまうから……。

強がっていたボラが、テウンに頼んだ行き先は、海の見える丘にある墓所だった。
荒れた墓の前で、涙を流すボラ。
「長い間、ひとりぼっちにさせてごめんね……。
でも、わたしもつらかったの。とってもとってもつらくて、さびしかったの」
その姿を、テウンはそっと見守った。

墓の周りには、すずらんが群生していた。
「ほら、お母さんのお墓のまわりに咲いてた。
花言葉を知ってるか?幸運が訪れる。
君がここにきて、お母さんは幸せだったと思うよ」
受け取ったボラは、テウンの前で手放しで泣いてしまう。
いつもの強がりを忘れて。

テウンはボラを家に送り届けた。
ところが、父親がその様子を見ていて、テウンを殴った。
金のために近づいたんだろう、と、
いくら欲しいんだ、とテウンを侮辱する。
「いつもこうなんですか?娘さんにも?
僕はお母さんのお墓に連れて行っただけです。娘が母を慕うのは悪いことですか?」
テウンは静かにそう告げて、出て行った。
今はいない、自分の母に思いを寄せながら。

ボラと父は、激しい言い争いとなった。
「なぜ死んだやつのところへ行く?!」
「ほんとは死んでないかもね。ママだって死んだって言われたのに、生きてた。
ひとりぼっちでかわいそうだから行ったの。
お兄ちゃんはね、パパが殺したのよ!」
「そうだ、私が殺した!これでいいか?!」
娘の頬を叩いて、激高する父親も涙を流している。
父は、娘を留学させることに決めた。

ボラは、母に会いに行った。
すでに新しい家族ができ、しあわせに暮らしている母。
「二度と来ないわ。幸せなのね。ありがたいわ、これで思う存分憎めるもの」
心とは裏腹の冷たい言葉しか、出てこない。
母は、泣いている。娘を捨てて出て行った自分が許されるはずもない。

テウンのジムにも、ボラはあらわれた。
父のかわりに謝ると。
ずっと遠いところへ行くことになったから。
「ごめんね」
その夜なぜか、テウンは親友ヨンギュのことを夢に見た。

ボラはアメリカに発つことになった。
空港へ向かう車中、父に電話をかける。
「パパはスズランの花言葉を知ってる?
しあわせになってね」
電話の後、車を降りたボラは姿を消した。

父はテウンのところへ人をやり、娘を探した。
ボラの行先に思い当たったテウンは、必死でタクシーを飛ばした。
まさか……まさか、彼女は……。
ヨンギュの手紙の言葉が脳裏によみがえる。
まるで同じだ、彼女の最後の言葉と。

ボラは、墓所にいた。
断崖絶壁の下にある海に吸い寄せられるように歩いてゆく。
はかない背中を、テウンが抱き留めた。
「死ぬな」

(つづく)

ヒロインのボラ……。
なんてぶすっくれた娘でしょう……。
まだまだ突っ張らかってるせいか、
はっきり言ってお顔もブスに見えますよ。

カワイクナイ!

特にお譲さんモードで髪をアップにしてお化粧がっちり塗ってる時が最悪です。
演出だってわかってるんだけどさ~!
ボクシングジムのスンリの方がかわいいじゃん!

でも、時々ふと、さびしそうな横顔を見せるのよね……。
これもわかってるんだけどさぁ~。
ええい!もってけドロボー!
どうせあれでしょ?
最初は着飾ってケバめの化粧して強がっていた金持ち娘が
好きな男と一緒にいるうちに素直になって化粧も薄くなり、
本来の純真さが表に現れてきて妙にかわいく見えてくるという、アレでしょ?!

「お嬢様にお願い」とかもそうだったじゃんね……。
よくあるパターン、よくあるパターンなのよ……。

そうだとわかっていてなぜ観てしまうのか?
自分でも不思議なんですけど、
それはやはり、恋愛ドラマの神髄はディティールにあるからでしょう。
使い古されたパターンの中、
その時、その場所、そのふたりだからこその萌えを楽しむのがイイのね。

ちょっとやさぐれたヒョンビンがかっこいいので
正直ボラにはむかつくんですが。
でも仕方ないわね。ヒロインだもの。
案の定、ふりまわされつつもテウンはボラに惹かれてゆきますしね。
すでにわたし、スンリと同調して悲しくなってます。
失恋必至だもん!

ふたりのツンケンからのベタ甘展開はお約束なんですが、
ちょっとびっくりな事実が浮上してまいりました。

あのお墓はお兄さんのだった!

お母さんはご健在のようです。
しかも、その死んだ兄さんってテウンの親友ヨンギュみたいなのよ!

これはどうした運命のいたずらでしょうか。

お父さんは、息子に期待するあまり、彼を追いつめてしまった。
そのことをとても後悔しています。
そのせいで、息子は死んだとわかっています。
でも、その事実に向き合えないのね。あんまりつらすぎるから。
その気持ち、わかるわ……。

テウンが昔出会っていた少女=ボラ=ヨンギュの妹

という構図なのね、このドラマって。
ヨンギュとテウンは家のことあまり話さなかったのかしら?
あまりに境遇の違いすぎるふたりだから、あえてそういう話題はさけていたのかもしれないわね。

大事な人を亡くした、という心の傷を抱えたふたり。
「自分のせいで親友が死んだ」という罪悪感を持ち続ける限り、テウンの未来は薄暗い。
いつかボラが、テウンの心を開放するのかなー。

一方ボラのわがままは、どうすればいいの?
自分以外の誰かを心から愛することで彼女は変わってゆくの?

ともかく、
ちぇっ、王道かよ!という視聴者をちょっと驚かせる展開の第2話でした。



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