いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

雪の女王 11

2016年01月29日 | 雪の女王
国産ドラマにハマりたいけどハマりきれず、
なんでなのかなー、どうしてなのかなー、と
自己分析を悶々と続けております。

記事にしようと思ってるんだけど、思考がまとまんないや。

ただ単に、作品選びが合わなかっただけかもしれないしね。

そういうわけなので、相変わらずわたしを泣かせる韓ドラ視聴に
まいりますね。

さぁ!こんな古いドラマをいまさら観ているわたしについてきてね!


〈あらすじ〉

ボクシングの試合会場に現れたボラ。
彼女の姿を見つけたテウンは、集中力を欠き、滅多打ちにされ、負けた。
試合後、ボラの姿を探して飛び出したテウンだったが、
ひとりで泣いているボラに声をかけることは出来なかった。

憔悴したボラは、倒れて病院へ運ばれてしまう。
心配したドゥンナムはテウンを病院へ連れて行こうとするが、
テウンはかたくなにそれを拒んだ。
自分がボラにしてやれることは、ただ離れていくことだけだった。
それが、どれほどつらいことであっても。

テウンの態度を聞いたボラは、
思い出の品を整理して、捨てて欲しいとドゥンナムに託した。
忘れる努力をしなくちゃ。
テウンも、会長に借金を返済し、別れの挨拶を。
あとは時間がすべてを解決してくれるだろう。
そう思って、ただ働き、サンドバッグにむかい、勉学に励む日々。
時には彼女の姿をただ眺めることもあるのだけれど。

さいわい教授が彼を認めてくれ、道は開けそうだった。
ところが、大学の教室でテウンはボラと会ってしまう。
ジョンギュの好きだったピアノ曲の演奏会。
テウンの姿をみとめたボラは席を立ち、テウンは後を追う。

「お前が出て行くことはない。イヤなら、俺が出て行くから」
固かったボラの表情が、ゆるんだ。
「ハン・ドック、ありがとう。
今まであんたのせいでつらかったわ。あんたのせいでいっぱい泣いた。
でも、あんたのおかげでいっぱい笑った。
あんたのおかげで、しあわせだったわ。すごく、しあわせだった。
ありがとう……ほんとに。
だから後悔してない。それだけ言いたかったの」
涙を浮かべながら、ボラは微笑んでそう告げて、去って行った。

テウンはつらかったが、うれしかった。
彼女がしあわせだったと言ってくれたことが、救いだった。
彼女と過ごした時間が、愛おしかった。
彼女もそう思ってくれていたことが、嬉しかった。
もう、会えなくても。

ボラは別荘に来ていた。
兄との思い出を確かめるように、柱の傷を眺める。
優しかった兄。
もっと大きくなったら、素敵な人を紹介してくれると言っていたっけ。
その時、すでに心の中にテウンがいたのだけれど。

テウンは、大学へ行こうと思っている。
勉強しながら、ボラを忘れよう。
チュンシクはそんなテウンをたしなめるけれど、それは彼の過去を知らないからだ。
いつかは話すべきだと思う。
ただ、今はまだ言えない。
ドックでいたほうが気楽だから。
いつかはテウンに戻る日が来ると思う。
でも、そうなったらボラを好きではいられないから……。

ボラのことを心配し、今でも愛しているゴヌは、
なんとか彼女の力になりたいと思っている。
彼女の初恋の人、ハン・テウンに会わせてあげたい。
ホン先生が、ハン・テウンを知っているみたいだし……。
ただ、ボラには優しく「もう会わない方がいい」と告げられた。
それなら最後の贈り物として、ハン・テウンに会わせてあげたいよ。

ゴヌは、自分でハン・テウンについて調べ始める。
そしてある符号に気づくのだ。
もしかして……もしかしたら……。

ボラは、ゴヌから聞いたことを父にたずねてみた。
「お兄ちゃんの親友は、ハン・テウンって人なんでしょ?
一度会ってみたいわ。お兄ちゃんのこと、聞きたいの」
父は顔色を変えた。
「ボラ、それはダメだ。ジョンギュが、友達のせいで死んだということは知ってるな?
その友達が、ハン・テウンだ」

ゴヌはドックに会いにジムへ行った。
そして、背中に呼びかける。
「ハン・テウン」
思わずテウンは振り向いた。
「君が、ハン・テウンなんだろ?」

秘密は、知られてしまった。

(つづく)


11話 わたしの泣き所解説

・ボラのあまりに成長っぷりに泣いた。

前回、ぐずぐずと別れを引っ張り、
最後までけっしてあきらめない子だったボラ。

そんな彼女も好きでしたが、今回の……今回のあのシーンには、泣かされたぜ。
女っぷりがあがったよなぁ。

演奏会のむーっとした表情から、文句のひとつも出るのかと思いきや、
にっこり笑顔で感謝の言葉を……。

ああ、なんて引き際の美しい女だ!
「みっともないから男にすがったりしない」なんてプライドとは違う!
本当に好きな人だったら、みっともなくってもかまわない、
納得するまで相手にぶつかってやるんだ、という覚悟かーらーの、
どうしてもダメだと納得したら、相手を恨むことなく感謝で別れる、
というモノホンの女のプライドをみたね!

やるだけやって、それでも無理ならあきらめろ!

ヒット アンド アウェイ!(ちょっと違う)

ボラが、あのワガママ女王だったボラが……と、
母の気持ちで泣きました。

ね、よかったよね、よかった、よかった……

で終われりゃぁ世話ぁねぇんだよ!

どーすんだよー、未練たらたら、しつこさMAXで、よかれと思って
最後のプレゼントを用意したゴヌ先生が爆弾抱えてやってきたよ、オイ(怒)

いや、基本いい男だし、最後のプレゼント……なわけだから仕方ないんだけどさ。
「ハン・ドックはハン・テウンだよ。君のお兄ちゃんの親友で、
お兄ちゃんを死においやった人だよ」
その情報をどう使おうっての?
信じてるんだから、頼むよー。

とはいえ、黒くなったゴヌくんを見たいなー、と悪魔のささやきが聞こえてもくる。
はっはっはっは、どっちに転んでもわたし的にはおいしい展開なのだった。

白ゴヌちゃんのままで秘密を隠し、ボラを最後まで支えても良し、
黒ゴヌちゃんとして、苦悩しながらボラに真相をぶちまけても良し、

どう転んでも雪山ゴロゴロなんでしょ!

と、身も蓋もないことを言いつつですね、次回に期待です。


・チュンシクの優しさに泣いた。

この人に泣かされるとは思わなかったんですが、
なんか泣きました。

弱小ジムで寝泊まりしてるドックを、勝手に自分と同レベルと決めつけて、
「25才の俺らが大学なんていってどーすんだ?」と反対した彼。
でも、韓国大学の友人がいると聞いて、考え直したんですね。
あいつは俺とは違うかもしんないぞ、と。
友達を応援してやらなくちゃ、と。

ニコッと笑って参考書を手渡すチュンシク。
テウンが数学の天才だとも知らずに……。

テウンや、お前はこんなにいい人たちに嘘をついているのか。
ただ自分が気楽でいられるからって、
彼らの優しさに甘えているままでいいのか?
しかも、テウンに戻ったらボラを好きでいられないからって……。

たぶん、スンリも、チュンシクも、みんなテウンを許してくれる。
一時は、なんだと?って思うかも知れないけど、
きっと言ってくれる。
「元の世界に戻りなよ、ハン・ドック。幸せになりなよ、ハン・テウン」って。
きっと寂しそうに笑いながら……。

うう……っ、なんかその時のチュンシクの寂しさを想像して、
涙が出たのでした。

ただ韓国人のメンタルから想像するにですね、
そんなこといって別れておきながら、
なんだかんだテウンに会いに行くんだろうな、とは思いますけどね。
女子大生と合コン企画しろーだの、
合格したんだからごはんおごってくれーの、
絶対ノーベル賞取れよ!だの言いながらねー。

そういう人なつっこさが私は好きですね。

・ジョンギュがいきなり出てきてはぅっってなった。

これは反則ねー。
だっていきなり登場するんだもの~。
そしてわたしの気のせいでしょうか?

ジョンギュって、物腰がテウンによく似てる(泣)

なんかしゃべり方とか、ボラに対する態度とか。
やっぱり、無意識に、ボラはお兄ちゃんとテウンを重ねてたのかな、って気がする。
映像を見ているだけで、ごく自然にそう思う。

そしてやっぱり、彼が、ボラと親友を引き合わせたのかな、と。
自分がいなくなって心を凍らせてしまったふたりを、笑顔にするために……。

※現実社会で死者に対してこういうメロドラマ解釈を展開する人は嫌いですが、
ドラマの中ならちょっとイイ話的なものとして受け入れられます。
う~ん、我ながらメンドクサイ人間だね。

・周りがみんないい人で(;.;)

ボラんちの家政婦さんの娘、ドゥンナム。
この子はあれでしょ、年も同じだから、体の弱いボラの
いい話し相手になるだろうってんで一緒に住み込みでいるわけでしょ。
期待に応えて、ほんっといい友達なんだよね。
彼女のために一生懸命になってて、すごく好き。
口も悪くてさー。なぜか家政婦役の人と顔もそっくりだし。ほんとの親子かな?
いいじゃんね、マフラーくらい借りても。

テウンの友達、サンホも、眼鏡に騙されていますが、実はいい男。
いや、人間顔じゃないが……。

教授も相変わらず飄々とした人物でね。

ボラにしろ、テウンにしろ、いい人たちに囲まれてますよ。
本当にそこが救いです。

あ、この項目に関してはマジ泣きはしてません。ちょっと盛りました。
ミアネヨ。




涙も出るし、山も動いた感もあるし、
ジヘにはヒヤヒヤさせられっぱなしで、気が気じゃなかったですが、
秘密が露呈してわりとスッキリです。


しかし!言わずにおれない、重箱の隅をつつき隊として言わしてもらしゃす!

11話 わたしのつっこみどころ

・その服はこの場にふたつとない。

おらんやろう……ボラちゃんの服、めちゃくちゃ可愛いもん。
あの服を着とる女子がふたりもボクシング会場から出てくなんて、
あり得なさすぎる……。

・演奏中は入退場をご遠慮下さい。

うん、まぁドラマだし、学生の発表会レベルだし、アレだけど、
ほんとはダメだよ。

・マンガはない。

ボラちゃん、絵が趣味なんでしょう。
お母さんは絵描きと逃げたとかかもしらんね。
別荘にあった風景が、上手じゃったね。
そんなボラちゃんが描いたテウンの似顔絵がマンガて!
いくら10代でもないじゃろ、それは。

・パパ、ほんまのこと言うて

会長!こないだ、ジョンギュの死は友人のせいじゃないって言ったじゃないですか!
アレ、嘘だったんですか?!
やっぱり心のどこかでは、自分のせいだって認めたくないからですか?!


以上、泣いたり、泣きながらつっこんだり、
そんなこんなで、12話へ続きます……。



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