いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

朱蒙 第8話

2015年05月15日 | 朱蒙
《あらすじ》

自分を助けるというチュモンを、信用できないソソノ。
「お前はいったい何者だ?」
「一刻を争うという時になんだ!」
チュモンは必死にソソノに訴える。
自分を沼地から助けた時、なにか理由があってそうしたのか?
ただ哀れに思ったから助けてくれたのだろう?
俺だってそうだ。
しかもお前は命の恩人なのだから、恩を返さなくては。

ソソノはうなずいてチュモンとともに逃げ出した。
しかし、三人組にすぐ気づかれてしまった。
「はやく逃げろ!」
チュモンは三人組に立ち向かっていった。

トチのもとを訪れたヨンタバルは、どんな要求でものむつもりだ。
しかし、まず娘の無事を確かめなければ。
ところが、部下の話をきいたトチは、もともとの要求を違えてきた。
ソソノの姿も見せないし、様子がおかしい。
「全財産を渡して扶余を去れ」
「取引とは、それぞれの品が釣り合ってこそ成立するものだ。
その要求はのめないな」
「娘がどうなってもいいのか」
「これで死ぬならそれが娘の運命だ」
ヨンタバルは席を立った。

娘を救えず、がっくり肩を落とすヨンタバル。
しかしサヨンがにっこりとうなずいた。
「あの様子は、お嬢様に何かあったか、それとも脱出したか、どちらかです。
わたしはお嬢様を信じていますよ」

ソソノは無事に逃げ出していた。
そして逃亡を助けたチュモンは、三人組に滅多打ちにされ、
あやうく殺されそうになったところをプヨンに救われる。
「やめて!この人、王子様なの!」

恐れおののいた三人組。しかしこのままでいればトチに殺されてしまう。
三人は自分たちの未来をかけて、王子を連れて逃げることにした。
弟妹を残してゆけないプヨンは、根城に残ることになった。

三人組の兄貴分は、チュモンが世話になった看守長だった。
秘密の牢獄でかくまわれることになったチュモンは、
ヘモスと同じ房で過ごすことに。

宮殿では、テソとヨンポが重要な役職を与えられる。
テソは、近隣諸国の情報収集。ヨンタバルから話を聞き、分析する役目だ。
ヨンポは兵の統括を任された。
ふたりとも、鋳造所に立ち入ることを許可され、鉄器の開発に力を注ぐこととなった。
思わぬ陛下の信頼を勝ち得て喜ぶヨンポ。
テソは、母のためにもいっそう身を引き締めようと思うのだった。

房の中では他にすることもない。
武術の訓練と、老人の話し相手になることぐらいだ。
敬意を忘れず接するチュモンと話すことを、老人も喜んだ。
チュモンは身の上を聞かれ、父に追放され、兄たちに命を狙われていることを話した。
「不憫なやつだ……」
「あなたは、ここに入る前は、何をしていたのですか?」
「……タムル軍を知っているか?」
「さあ……」
かつて流民を救済し、漢を倒すとも言われたタムル軍のことも、
今では忘れさられてしまっているのだ。

流民を助け、漢を攻め滅ぼし、古朝鮮王国を復活させるという大業を果たす目前だったタムル軍。
しかし、自分の情けがあだになり、タムル軍は全滅してしまった。
大業も果たせず、一生守ると誓った女性も失い、おめおめと生きている身。
「なんの罪でここにいるか忘れたといったが、そうではない。
わたしは、自分で自分を閉じ込めたのだ。これは自分が科した、己への罰だ」

情報収集を任されたテソは、早速ヨンタバルの家へ出向いた。
同席させられたソソノは、意地悪く王子を試そうとする。
この男は、どこまで知恵がまわるのだろう?
テソは、にやりと笑って、このうえない上策を披露した。
なんとも頭の切れる男だ。
ヨンタバルもその様子を見ていて、大喜びである。
王子がソソノに夢中なのは、誰が見ても明らかだ。
「王室と姻戚になれるかもしれん」
「そうしたいならもうひとり娘を産んでよ!」
ソソノはプリプリと怒っている。

チュモンのことを看守長から聞いた侍女ムドクは、ユファに報告をした。
じっとしていられないユファは、牢獄のチュモンに会いにいった。
息子の無事を確かめられればそれで良い。
ユファは言葉少なに息子を励ますと、また宮殿へ戻っていった。

その会話を漏れ聞いていたのは奥の牢獄にいたヘモスである。
もしや、あれは……?

ユファの深夜の外出は、テソ王子の間者に後をつけられていた。
ヨンポを通じて秘密の牢獄のことを知った王妃は、クムワ王に尋ねてみた。
「この扶余に、そのようなものがあると?!」
王もその存在を知らなかったのだ。
問い詰められたプドゥクプルは、口ごもる。
「先代の王ですら、ご存じではありませんでした」
「余は自分の目で確かめにゆくぞ!」
プドゥクプルは内心慌てる。
なにせ、あそこにはヘモスがいる。
もしふたりが出会ってしまうことがあれば、扶余は大混乱に陥るだろう。

チュモンが武芸の指南書を読んでいると、ヘモスが言った。
「わたしがお前の師匠になってやろう」
半信半疑で剣をわたすと、目も見えないのに素晴らしい動きをする老人。
「目が見えなくなってから、心が開いた。
武芸にとってはそのほうがいい」

何よりも強い武器とは、強い意志だと説くヘモス。
チュモンは感嘆して、老人を見つめた。

(つづく)

少しづつですが、チュモンがかっこよく見えてきたかな~。
ソソノを逃がしにいった時は、なかなか男らしかったです。

ところがその直後、相変わらずのへにょへにょっぷりを発揮。
弟や妹のために逃げられないプヨンをすんなり置いていっちゃいます。
仕方ないんだけどね。
こういうきれいな女の子があんなとこにいて
なにされるかわかってて置いてっちゃうんでしょうか。
プヨンを好きなオイは、後ろ髪引かれる思い。
かわいそうに。

ヘタレ王子より、ヨンタバルがかっこいいよ、ヨンタバル。
トチの要求を聞いて、カッとなるケピル(番頭さんね)。
それを抑えて静かにサヨンに聞くヨンタバル。
「わたしはどうすればいい」
「呼び出しを受けてください」
「そして?」
「土下座を」
「わかった。娘が救われるならいくらでもしよう」

ソソノがさらわれるなんて思ってもみずに、注意を怠ったのは
サヨンのミスでもあるのですが、
そうした後悔やなんやらはよそにおいといて、
今できる最善のことを冷静に判断するサヨンがかっこいい。
そしてそれを冷静に受け止めるヨンタバルは、さすが君長。
うんうん。

そして、自らの過去を思い起こし、
自分で自分を罰しているのだと自覚したヘモス。
うんうん。
ここはさすがにじーんときたぞ。

日のささない牢獄にいたわりには、超人的な動きだったが、
そこには目をつぶろう。
年取って意外におしゃべりになったヘモスも面白いが、
それはそれでいいだろう。
話の都合もあるしな。
ただ、目をつぶされた人の設定で、あんな風に白目みたいになる
演出はやめてほしいなぁ。
ずっと目隠ししててもよかったのに。

秘密の牢獄のこと、なんで王妃はクムワに言っちゃったのかな?
まさか知らないとは思っていなかったのか。
クムワとユファがグルだと思ってるのかしら?
王妃にしては考えなしだね。

ヘモスとクムワ、
ヘモスとユファは、再会を果たす時がくるのか?

いやー、まだまだ先人たちの物語が続くわけだねぇ。
因果はめぐる糸ぐるま。
いったいどうやって、次世代の物語に移行していくのかなぁ。


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