いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ミセン 未生 第二局

2019年10月14日 | ミセン 未生
すごい事件が起こるわけではないのですが、続きが気になるドラマです。

あれかな、会社勤めの経験がある人だったら、どこかしら共感できる部分があるからなのかもね。

【あらすじ】

グレ青年が徹夜で仕上げたファイル整理は、やはり使えないものでした。
「努力の量は証明したな」
課長の言葉がむなしく響きます。

「仕事は共同作業なんだ」
落ち込むグレ青年に、課長代理がこっそり教えてくれました。
会社にはすでに決まったフォーマットがあり、
新しく作ったフォーマットで整理されたものは、勝手がわからず
みなが使いにくいのでダメだというのです。

グレ青年が長年やってきた囲碁研究は、たったひとりの作業。
彼に友達がいないのは本当のことでした。

社内では、インターンの間でプレゼン発表のパートナー探しが始まっています。
意外にもたくさんの人から声をかけられるグレ青年。
アンにも声をかけられてグレ青年は舞い上がりますが、
課長代理の話で謎がとけました。

「みんな爆弾と組みたがるんだ」
もし失敗しても、「爆弾」と組んだせいだと言い訳ができるからです。
グレ青年はますます落ち込みました。

営業課長は、グレ青年が自分と因縁のある専務のコネで入社したことを知り、
疑心暗鬼におちいって、彼を阻害します。

「仕事は共同作業だといったじゃないか!」
グレ青年はがっかりして、エレベーターのなかで営業課長に直訴しました。

友だちがいないのは本当です。
ひとりで戦い、ひとりで責任を負ってきました。
僕には共同作業というものがわからない。
だから、機会をください。

しかし、営業課長の言葉は冷たいものでした。
会社に入るために、多くのものは、汗と涙と挫折を味わってきた。
そうでないものに、資格はない、というのです。

自分が味わってきた汗と涙と挫折ではまだ足りないというのか……。

グレ青年は、がくりと肩を落とすしかありませんでした。

そんななか、隣のチームのインターンがうっかりしていたせいで、
グレのいる営業三課が専務から注意を受けるという事態が発生しました。
グレの失態だと思った営業課長は、「出ていけ!」とグレを叱り飛ばします。

課長代理に言われて、屋上をひとり走るグレ青年。
もうここにはいられません。

ところが、問題の書類を眺めていた課長は、グレの責任ではないことに気が付きます。
とはいえ、くだんのインターンは若くして妻子を養わねばならない身。
誰を責めることもできず、本当のことを言うわけにもいかず、
課長は必死になって代理とグレを飲みに誘いました。

酔った勢いで、課長は隣課の課長に文句を言います。
「お前の部下に糊をかしたせいで、うちの若いのが怒られたんだぞ!」

グレは家に帰って、課長の言葉をかみしめました。
そして翌日、自分を訪ねてきた別部署のインターンとパートナーシップを組むことに決めるのです。

つづく

キモイ!!

グレ君、正直ちょっとキモかったわ~。
ラスト、暗いお部屋で何度も何度も課長の言葉を脳内再生するの、
ちょっとどうかと思うわ~。

韓国ドラマを観てると、この「ウリ」って言葉はとっても重要なのねとわかるけど、
「うふっ、うふふっ、うちの、うちのって言ってくれた……」
とかつぶやきながら笑ってるのこわいわ。

でも、よっぽどつらかったのよね……。

ずっとひとりだったんですものね……。

「ヒカルの碁」はさぁ、少年漫画だから友達いっぱいできるのよ。
誰もいなくてもずーっと佐為は一緒だし。
普通のうちの子で、年相応に勝っていくから棋院でも仲間ができるしね。

でもグレ君はさ、おそらく同年代の子たちはどんどんプロになっていくか、
碁をあきらめてほかの道にいっちゃって友達いないし、
もともとひとりでコンピュータ使って囲碁研究したりしてて、
お家貧乏でバイトいっぱいしなきゃいけないしで、
ひとりだったんだよね。

そいで、囲碁ってひとりで戦ってひとりでその責任を取る競技なわけじゃない?

そういう棋士の孤独ってあると思うのよね。
これは「3月のライオン」でもそういう描写があるわよね。

囲碁のことなんか全然表面に出てこないのに、下敷きにそういう設定が生きてる感じで
すごく深みのあるお話でいいと思うわ~。

課長もいい人なんだよね。
その課長をあそこまでかたくなにさせる専務との確執ってなんなのかしら?

ま、なんだかんだいってもグレ君が「まだ足りないんですか……」って
エレベーターでつぶやいたところでまた泣いてしまいました。
年をとると涙腺がゆるくなってダメだわ~。

今回、最&高だったのは、いきなり出てきた繊維部門のチャラ男ね。

あいつ、なんなん?

すごくおかしない?
どうする?日本でいったら誰にやらす役?
菅田将暉?
日本版で出てきた?誰がやってんの?

それを知るためだけに日本版観ることにするわー。

第一局では、グレ君かわいそうなーとしか思ってなかったけど、
今回の「仕事は共同作業」って話はちょっとわかる気がする。
そして誰にだって、口に出していわないだけで、いろいろな事情がある。
見えないことを思いやって、優しい世界を作りたいよね。

ネクタイ結んであげる案件でドキドキしたグレ君が、
ぽわーんとせずに、チャラ男をパートナーに選ぶ展開も好きだ。

しかしチャドルの布やらイカの塩辛やら、商社っていろんな仕事があんねんな。




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