いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

神のクイズ case3 and 4

2012年09月19日 | 神のクイズ1&2
ハン・ジヌ先生、指がすごくきれい~。
さすが外科医の手ですね。
そして足も細い~。
レギンスパンツみたいなのはいてて、とってもお似合いです。
男子であれが似合う小柄な人って貴重。

case3 「アサシン」

ナイフを使って次々に殺人を犯す男。
被害者の爪に残った皮膚から、男の抱える疾患が判明した。
逮捕は簡単だと思われたが、あと一歩のところで逃げられてしまう。
彼に密告した共犯者は誰か?
男のアジトには、ひとりの少女が残されていた。
記憶を失った少女は、何を見ていたのか……。


この回はなんというか……。
どんでん返しの回でしたね。

犯行の様子は防犯カメラにしっかり映っているし、
疾患自体は早い段階で見当がついていました。
あっという間に犯人逮捕か?と思いきや、共犯者の存在が浮き彫りに。
この共犯者は誰か?というのが、ちょっとしたミステリ。

そして射撃が下手で、というか、
過去のトラウマのせいで銃が撃てないんじゃないか、と
思わせたカン刑事は、実は射撃の名手。
でもそれならなぜ、ジヌくんが襲われた時には
撃たなかったんですかねー。
ジヌくんにあたりそうだったから?
いやいや、人質取ってるときの方が危ない気がするけど。

最後は被害者と思われた少女が、実はもうひとつの
希少疾患の患者だったという……。
テレビを見ているときの腕組み足組みが違和感ありましたけど、
正体が明かされた時はさすがに
「ええっ!そんな!」と、びっくりしました。

アクションも多めの脚本でしたね。

殺人犯ギョンホは、脂肪異栄養症(リポジストロフィー)だった。
18歳の内面に、50代の外見。
虐げられ続けた自分の人生を変えようと、依頼殺人を引き受け、
報酬を受け取っていたのだ。
共犯者は、10歳の外見を持つ、28歳の女性だった。

共に社会のつまはじきにされてきたふたりは、
寄り添いあい、普通の外見、普通の生活を夢みて
犯行を繰り返してきたのだ。
ハン・ジヌによって正体を見破られたソンミは、
ギョンホの居場所を教え、犯行を自白する。
罪を償い、本当に大切な人と生き抜いていくために。


脂肪異栄養症(リポジストロフィー)
「脂肪代謝の異常により、脂肪が委縮する疾患」とジヌくんが解説しています。
ソンミの方の疾患はくわしく説明ありませんね。
まだ学会で認められていない症例で、ある段階で成長が止まってしまう、とだけ。
ふたりとも、家族にも疎ましがられ、
社会からも拒絶された悲しい存在だった、ということのようです。

だからといって殺人が許されるわけはなく、ジヌくんのお説教ももっとも。
なんにせよ、あんなにはっきり姿をさらして何度も犯行を重ねていれば、
捕まるのも時間の問題だったと思いますけどね。

昔観た「フリークス」って映画をちょっと思い出しました。
異形の者同士の恋。
奇妙で哀しい絆でつながったふたりが、幸せに生きていける社会は
いつかやってくるのでしょうか……。

不思議な後味のドラマだったなー。

寝転がって、えいえい!と護身術の稽古をしてる
ジヌくんと同僚がおかしかった。
カン刑事に見つかって、ハズかしそーに
まくりあがったシャツを直しているジヌくんがツボりました。



CASE4 「神が降りた娘」

巫女が刺殺された。
状況証拠から、犯人は娘のヨランだと思われるのだが、
本人は心神喪失状態。
正常な取り調べができるはずもなく、犯人特定は困難を極める。
ハン・ジヌとカン刑事の意見は対立を深めていくが、
そんな中、ある男が自首してきた。
彼はヨランの秘密の恋人だった……。


う~ん、これは希少疾患というより、詐病を扱った回、という印象。

カン刑事は軍隊にいたのですね。
そこで同僚を殺した男を取り調べたのですが、
犯人は心神喪失を装って、まんまと罪を逃れてしまった。
しかも犯人はお偉いさんの息子で、軍部も事件に蓋をしてしまい、
被害者の母は悲しみのあまり、自殺してしまうという悲惨な結末。
よくある話と言えばよくある話ですけど、
カン刑事はこれがきっかけで軍隊を辞めちゃうのね。

「有能すぎることで人を傷つけたくない」
なんてかっこよすぎ。自分で言うか?
デキル女なうえに、性格的に潔癖だから苦労するんでしょう。

いつもと違って、動揺しながら怒りながら捜査を進めるカン刑事に、
「僕たちを信じないなら、僕たちなんか必要ないだろ。
君の勘だけあれば、どんな事件も解決だ」
と、苦言を呈するジヌくん。
「君らしくないよ、なんて言ったら怒るだろうけど、
本当に今日はおかしいよ」
ふふん、なかなかやさしーじゃないか。

そのやさしさと真剣さにほだされて、
カン刑事は自分が詐病を見抜いていたのに、
犯人を逮捕できなかった悔しさを吐露してしまうんですねー。
彼女は有能で、気が強い女性ですけど、
たまにはこうして誰かに弱さを露呈するのもいいんじゃないですかね。

被害者とその娘ヨランがかかっていたのは、進行性筋異栄養症。
筋細胞のたんぱく質が欠損し、細胞が退化する遺伝性の病気。
筋力が低下し、スプーンさえ持てない。
彼女に犯行は不可能だと思われた。
そこへ自首してきたのは、ヨランの恋人。
証拠も自白も十分な根拠があり、犯人は彼だと断定される。

しかし、自首までの不自然な空白の期間と、
写真の日付から、彼が恋人のヨランをかばって
犯行を認めたことをハン・ジヌは確信する。


進行性の筋ジストロフィー以外に、
問題となっている希少疾患は「巫病」
聞きなれない病名ですが、巫女になる過程でかかる病気?で、
幻聴、異常行動、精神異常、こん睡などが症状としてあるようです。
で、神が降りてくることを受け入れ、
信仰に身をゆだねていくことで症状が緩和されるらしい。

ヨランのお母さんが必死で「受け入れろ」と言ってたのは
そういうことだったんですね。
あれだけ神が降りることを嫌がっていたヨランは、
彼が犯人として捕まった後は、巫女として生きることに
なったようです。

ジヌくん自身は、巫病とか神降ろしを信じていたのかな?
最初は信じてヨランをかばっていたけど……。
「今の君は神か?ヨランか?」ってききながら、
カン刑事の直感を信じていたのかな?
ヨランが巫病を装って、邪魔な母親を殺し、
ひとりの男に罪を着せたのだと思っていたのかしら?

そう思っていたにせよ、ヨランから渡された絵を見て
ジヌくん、相当ショックなようですね。
視聴者にも隠されているジヌくんの秘密を言い当てていた絵
だったのでしょうか?
そうなるとヨランはやはり本物の神降ろし、巫女だったのだと
いうことになりますね。

なんでお母さん殺しちゃったのかな。
ヨランが本物だとしたら、傷付けられた神が怒ったということで、
そうでなければ、巫女として生きることを強要されるのが
嫌だったから、ということよね?

でも結果的にヨランは巫女として生きてるみたいだから、
やっぱり本物の神様が降りてきてる娘だったのかなー。

視聴者にとっては、ヨランの正体が謎のまま終わり、
ちょっと不思議で恐ろしい余韻を残す回となりました。

カン刑事の心情を思いやって、
ひとりでヨランと対決しに行ったジヌくんはえらい。
今回は男らしくって、ちょっと見直しました。



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