厳しいカン・ゴヌの態度についていけない!と
正規の団員が半数もボイコットしてしまった市響。
団員を先導したコンマスは、研究団員たちにも働きかけ、
どこで調べたのか、プロジェクト・オーケストラ結成当初の話を持ち出して
カン・マエへの反感をあおろうとする。
そこへ合唱団までが「先生にはついていけない」と言い出した。
カン・マエは譲歩と称して、合唱団の指導はゴヌに任せることに。
辞表を出した団員たち . . . 本文を読む
「聴こえなくなるということはどういうことかわかっているのか。
お前のバイオリンも消えるということだ!」
カン・マエの言葉に追い詰められたルミは、
売り言葉に買い言葉、池の中に飛び込んだ。
水に飛び込み、気を失ったルミは、弦楽四重奏の幻を視る。
「でも音は聴こえませんでした……」
通りがかった男性に助けられたルミは、カン・マエの家へ。
ひどい仕打ちをしたカン・マエにブツブツ文句を言いながら、
作っ . . . 本文を読む
市響の練習初日、ぞろぞろと部屋に入ってくる元団員たち。
しかもゴヌが、正規の団員の地位を捨て、自分も研究団員になると言い出した。
カン・ゴヌに一喝され、一同はいったん外に出ることに。
元団員たちは、オーボエ奏者ガビョンの指示のもと、
ベートーベンの第九交響曲だけを練習することにする。
市民に一番人気のこの曲は、市響結成コンサートで演奏される確率が高い。
ヤマをはって一点集中で練習すれば、公演に出 . . . 本文を読む
公演の打ち上げの席で、市響を引き受けたことを報告するカン・マエ。
団員の喜びはつかの間。
市響のメンバーは相応の実力者を選ぶ、と宣言される。
席を立ったマエストロに、チャンスだけでも下さい、と抗議するルミ。
しかし、実力の無さに加え、聞こえない耳を指摘され、
診断書を取ってこいと病院を紹介される。
団員のオーディションは非公開。
しかし、カン・マエは気に入った団員だけに、
オーディションに来るよ . . . 本文を読む
公演には出られないと告げに来たゴヌに、
「曲目は変えない。ソロはお前だ」と言い放つカン・マエ。
かなわぬ夢を追いかけるのではなく、
普通の生活に戻るんだと決めたゴヌ。
コントラバスのヒョックォンも、会社の引越しのため、公演に出られなくなった。
公演当日、職場復帰するゴヌ、会社の引越しに出かけるヒョックォン。
モヤモヤを抱えつつも、自分の生活に向かっていく。
公演準備は着々と進んでいるが、マエス . . . 本文を読む
3億の詐欺にあったこと、団員がみなアマチュアだということ、
カン・マエを脅して指揮をさせたこと、すべてが市長にばれてしまった。
一通り嫌味を言った後、席を立ったカン・マエ。
ところが、出て行く直前、市長にかかってきた1本の電話が運命を変えた。
電話の主はチョン・ヨンファン。
クラシックに疎く、経歴至上主義の市長が、彼を後任にしようと考えていたのだ。
ミョンファンの起用に意義を唱えるカン・マエだ . . . 本文を読む
ライバル チョン・ミョンファンが自分の公演を聞きに来ると知り、
団員のレベルのひどさに怒り、ルミに感情をぶつけるカン・マエ。
「1週間やってみてものにならなければあきらめたほうがいい」
カン・マエにひどい言葉でののしられたアジュンマ(チョン・ヒヨン)も辞めてしまった。
ぴりぴりした雰囲気の中での練習は、団員の心も、マエストロの心もすさませる。
「お前たちは犬だ!わたしの指示通り吠えろ!」
マエ . . . 本文を読む
オーケストラ・キラーの異名を持つ、マエストロ・カン(通称カン・マエ)は、
噂どおりの偏屈で無愛想で超わがままな芸術家だった。
同伴した愛犬トーベンと仕事のクオリティのために、
庭付きシャワールーム2つ付き一戸建ての滞在先を所望するカン・マエ。
ルミはなんとかマンションを探すが、彼はゴヌの借家を気に入ってしまった。
すったもんだの末、1階にマエストロ、2階にゴヌ。
それも3日が限度だぞ!とゴヌに . . . 本文を読む
音大出のバイオリニスト、トゥ・ルミは、
市役所 文化芸術課で公務員としてくすぶる毎日。
ある日怒りに任せ10分で書き上げた文化特区の企画が通り、
市の予算を使ってオーケストラ公演を打つことになったのだが、
頼みの綱の自称音楽プロデューサーにだまされ、
企画費を持ち逃げされてしまった。
演奏家たちがノーギャラで出演してくれるわけもなく、
3億ウォンを無駄にしたルミは絶体絶命。
市長の過剰な期待の . . . 本文を読む