デジカメ ぶらり旅

カメラを片手に 美しい自然が与えてくれる絶景を求めて旅に出ようと思います。

「ヤワタソウ」と「ワタナベソウ」の違い

2006年07月13日 22時02分42秒 | 軽井沢植物園の花

7月13日のホームページの掲示板に、ran1005様から「ヤワタソウ」と「ワタナベソウ」の違いはとのお尋ねがありましたので、わたしの知識の範囲でこのページに載せることにします。先日このブログで紹介したときと同じ日に撮ったなかで、公開していない写真を数枚掲載しますのでご判断ください。 ↓まず最初の写真はran1005様が掲示板に掲載されたと同じ「ヤワタソウ」です。

↓これは「ヤワタソウ」の葉で卵円形であまり裂けていませんね。次の写真以降の「ワタナベソウ」の葉と見比べてください。 ↓これより下の写真は絶滅危惧種と言われている「ワタナベソウ」です。愛媛県・高知県九州の山地の林中に生え、葉は掌状に7~9に中裂するか深裂します。わたしが撮った軽井沢植物園のものは中裂といった程度のものでしょうか。一番下に紹介した写真だけは図鑑のもので葉に切れ込みが大きく「深裂」している葉のものでしょう。花弁は淡黄色で長楕円形で、日本に固有種です。花は「ヤワタソウ」と「ワタナベソウ」は同じように見え、わたしには判断できません。よく写真をご覧頂いてどなたでもお気づきのこと、ご意見をお寄せくいただければ幸いです。


ウチョウラン

2006年07月13日 09時52分02秒 | 軽井沢の名所旧跡
↑ウチョウラン(羽蝶蘭)<ラン科ハクサンチドリ属> 昨日12日、水彩クラブのスケッチの題材探しに最近オーップンした小さな花屋さんに寄りました。「サギソウ」が描きたくて探したのですが、この店には無いとのことでした。 かなり小さな花ですが、薄紫と真っ白の可愛いい「ウチョウラン」が数鉢並べてあったので、白色の気に入ったものを一つ買い求めました。花は1㎝ぐらいの小さな花びらなので描けるかなと思いましたが、いくらかサギソウのイメージもありますのでこれにしました。 このウチョウランをよく見ているうちに、二つの花の形が同じ株から出ていることに気づきました。 図鑑では、唇弁といわれるものが深く3裂しているもの(一般的なウチョウラン)と、白の「アワチドリ」と呼ばれる円弁花のものが載っています。 このウチョウランはほとんどが円弁花ですが、同じ株からほんの一本だけ茎を伸ばし、2個だけ3裂した花を咲かせています。 円弁花(アワチドリといわれている白花円弁花)<学名Orchis.graminifolia var.sizukiana `Alba'>

3弁花(一般的にウチョウランと言われているものはこの形)

手に入れたものはほとんどの花がこのように円弁花です。

↓ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)同じウチョウランの仲間で、6月27日湯の丸高原で咲いていた「ハクサンチドリ」です。三方ヶ峰への縦走路や池の平湿原に沢山咲いています。科も属の同じです。

水彩教室でのスケッチですがまだ未完成の鉛筆デッサンです。(備忘記禄として)