7月13日のホームページの掲示板に、ran1005様から「ヤワタソウ」と「ワタナベソウ」の違いはとのお尋ねがありましたので、わたしの知識の範囲でこのページに載せることにします。先日このブログで紹介したときと同じ日に撮ったなかで、公開していない写真を数枚掲載しますのでご判断ください。 ↓まず最初の写真はran1005様が掲示板に掲載されたと同じ「ヤワタソウ」です。
↓これは「ヤワタソウ」の葉で卵円形であまり裂けていませんね。次の写真以降の「ワタナベソウ」の葉と見比べてください。 ↓これより下の写真は絶滅危惧種と言われている「ワタナベソウ」です。愛媛県・高知県九州の山地の林中に生え、葉は掌状に7~9に中裂するか深裂します。わたしが撮った軽井沢植物園のものは中裂といった程度のものでしょうか。一番下に紹介した写真だけは図鑑のもので葉に切れ込みが大きく「深裂」している葉のものでしょう。花弁は淡黄色で長楕円形で、日本に固有種です。花は「ヤワタソウ」と「ワタナベソウ」は同じように見え、わたしには判断できません。よく写真をご覧頂いてどなたでもお気づきのこと、ご意見をお寄せくいただければ幸いです。
7月1日軽井沢植物園の花の続きです。下の二つの花を佐藤先生が手入れされているところに行きあたり説明を受けました。 ↓ヤワタソウ(ユキノシタ科ヤワタソウ属)山地谷沿いの湿った斜面に咲くうす黄色の清楚な花です。本州の中部以北に分布します。 前にran様が紹介された喘息に効くといわれるズダヤクシュ(喘息薬種)の花にそっくりです。ズダヤクシュの葉は同じ種のこの下のワタナベソウに似ていますが。
↓ワタナベソウ(ユキノシタ科ヤワタソウ属)上のヤワタソウと同属ですが、このワタナベソウは四国九州に分布しているそうです。名前から渡辺さんが発見されたのでしょうか?ヤワタソウと葉の違いを見てください。
↓アケボノフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)学名はGeranium sanguineumでGeraniumはフウロソウの仲間のようです。分布はヨーロッパ、コーカサス、トルコ北部だそうです。数多くの園芸品種があり見分けが大変です。
↓ドクダミ・・・前にも載せましたが一名「十薬」といい、10種の薬効があるといわれています。花期の前にとって乾燥させたものには、利尿、高血圧、動脈硬化予防の効果があるとされています。身に覚えのある方は服用して見られたらいかがでしょうか。 子供のころはよく採って遊びましたが独特の臭い匂いがありますね。でも火を通すと匂いはなくなり若い葉はゆでて食べられるそうです。 ドクダミの名前の由来はドクイタミ(毒痛)、ドククダシノミ(毒下飲)、ドクタメ(毒矯)、などがなまったと言う説や毒や傷みに効くことから(毒痛み)の意味という説などいろいろです。
↓キンロバイ(バラ科)これは小葉には褐色の絹毛がはえており、花は鮮やかな黄色ですが、花が白で葉に毛が薄いものをハクロバイといいます。
↓エビラフジ・・・すでに横の方に幼いフジの実がなっていました。
↓アカショウマ(ユキノシタ科)花は白色ですが茎の下の方が赤黄色をおびるのでアカショウマといいます。ショウマ(升麻=サラシナショウマ)は若葉をゆでて、水にさらして食べることからサラシナショウマというんだそうです。これは別名ヤサイショウマ。
↓ホザキシモツケ(バラ科)これは草ではなくて落葉低木です。南千島・北海道や栃木・長野県など比較的寒い地方の山地の湿原に生育するそうです。この植物園には沢山咲いています。
同姓のよしみで大臣就任の頃から何かと気にかけていた政治家であり、彼の死は歳も同年代でありひときわ大きなショックをうけました。
彼が通産大臣の頃、恵比寿の実弟のお宅の再開発に携わったこともあり他人事とは思えません。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
華やかな議員人生の最後に彼を悩ましたのは、日本歯科医師連盟からの1億円ヤミ献金問題でした。これが寿命に影響したかもしれません。
国会での追及に「私が受け取ったのだろう」、「記憶にない」など歯切れが悪い言葉が続き、この問題での発言の分かりにくさはそれまでのかれの実績や言動からして残念に思えました。
今日の日経には、「首相官邸ホームページの橋本龍太郎元首相の項目には趣味で花や野生動物を撮った自選の写真集にコメントが添えられ、深紅のハイビスカスに沖縄戦で散った従兄の姿を重ね、奥日光の猿に「人間もなかなか面白い」と語らせる」という記事が載っていました。
議員という多忙な職業のなかで、趣味の剣道のほかにも、もの言わぬ大自然の花や動物を愛でる一面も持ち合わせていたのですね。
気持ちの安らぎが欲しかったのでしょう。