昨夜からの台風9号で、軽井沢に至るメイン道路、電車などはほとんど遮断され、孤立状態が続きましたが、午後になってほぼ解消したように思われます。
丁度今、軽井沢広報の有線放送で国道18号バイパス碓氷線が交通規制解除になったことを放送しています。
この台風で亡くなられたのが、軽井沢の柳沢さん一人(倒木の下敷きで)というのは残念なことでした。
今回の台風で一番困ったのは、昨夜6時ごろから停電し、10時過ぎからは一晩中電気無しでテレビ・パソコンともお別れ、戦時中のようなロウソク生活でした。
今日の11時半ごろやっと停電が解除になりました。
大型台風で雨風がひどかったわりには、被害が少なかったことは不幸中の幸いでした。
遅ればせながら8月の軽井沢植物園を紹介します。
暫らく植物園にご無沙汰していたので8月28日久しぶりで訪ねました。
秋を告げる多くの花たちが花ファンを呼んでいました。
お目当てのレンゲショウマは最盛期を過ぎていましたが、何枚か写真を撮りました。
*** サムネイルにマウスを乗せてください ***
non_nonさんのマウスオン・スライドショーのソースをお借りして掲載します。
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<レンゲショウマ(1) |
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(1)レンゲショウマ=蓮華升麻 <キンポウゲ科>日本特産
薄暗い林の中に長く伸びた細い茎に4センチほどの花が下向き加減に優雅でしおらしく咲いています。
中央には紫色の花弁がこんもりと盛り上がっています。
名前は花がハスの花、葉がサラシナショウマに似ていることから。
(2)エンビセンノウ=燕尾仙翁<ナデシコ科>
名は花びらがツバメの尾羽状に裂け、草がセンノウに似ているから。
(3)この花の名前はソバでした。
あまりアップに撮ったので撮った本人にもわかりませんでした。
(4)フシグロセンノウ=節黒仙翁<ナデシコ科>
朱赤の色は目立ちますね。花はわりと大きいので茎は重みに耐えかねて風が吹けばお互いに倒れかかりながら咲いています。
(5)ヤマホトトギス=山杜鵑草<ユリ科>
花は上向き、花弁上半分が反り曲っているのでヤマホトトギスだと思います。
ヤマジノホトトギスは花被片が平らに開くが反り返らないので。
(6)イワタバコ=岩煙草<イワタバコ科>
薄暗い湿った岩に涼気たっぷり、1.5センチほどの花が生えていました。
イワギリソウと似ていますが、イワタバコは花の裂片の先がとがり、イワギリソウはとがらない。
名前はちりめん状のしわのある大きな葉をタバコの葉に見立てたもの。
(7)キクニガナ=菊苦菜<キク科> 別名チコリ
薄青紫の菊のような花を咲かせる耐寒性多年草です。
この写真のものはかなり濃い綺麗な青色でした。
根をコーコーに混ぜて飲むと根のすばらしい芳香と苦味によってコーヒーの味を引き立たせるとか。
古代ギリシアの医師は「肝臓の友達」と呼んだそうです。
(8)ナツズイセン<ヒガンバナ科>
春に水仙に似た葉を出し、夏に花が咲くのでナツズイセンという名前がつきましたが、水仙というよりは,百合とかキスゲ(黄萓)に似た花ですね。
花はピンク色で、ラッパ状に咲き美しくヒガンバナの仲間。
花は薄いピンク色で、花径8センチ程度です。
(9)タチフウロ=立風露<フウロソウ科>
茎は直立し60センチくらいになり、花に濃い紅紫色のすじがあります。
下の「アサマフウロ」とこの写真では区別しにくいと思いますが、実際に見るとアサマフウロのほうはかなり色が濃いです。
(10)アサマフウロ=浅間風露<フウロソウ科>
浅間山麓、北佐久地方、霧が峰などに見られ、花の色は濃い紅紫色です。
高峰高原、志賀高原などのハクサンフウロよりも紅紫がずっと濃く見えます。