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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

アカエリカイツブリの夏羽はどうなった?

2024年05月10日 | 宮城県_蒲生干潟

 3月31日,福島県の松川浦から宮城県の閖上まで,アカエリカイツブリの数をカウントしたところ,私が確認できたのは,31羽。

 1か月以上経った5月3日,再び挑戦した。

 南から北に,順番に,漁港などを巡回。

 松川浦の磯部漁港,松川浦新漁港,相馬港では,アカエリカイツブリを発見できず。

 北上し,福島県新地町の釣師浜漁港では,北側の漁港で1羽確認。

 まだ,こういう状態。なんだか,少し黒っぽいな。
 油曝じゃないと良いけど。

 県境を越えて北上し,宮城県山元町の磯浜漁港に寄るが,ここでも発見できず。

 亘理町の鳥の海では,荒浜港北導流堤前の水路に3羽,鳥の海の中に1羽,計4羽。

 3羽中1羽の個体は,かなり換羽が進んでいて,あともうちょっと。
 首の色が変わってきているが,胸が白い個体。
 4月26日の記事で紹介した個体と同じ個体かもしれない。

 こちらの個体は,少し兆しが出てきたか。

 こちらの個体はまだ進んでいない。

 こちらは,鳥の海の中にいた個体だが,防波堤からのぞき込んだら,飛んでしまった。
 首は赤くなっていない。

 さらに北上して,宮城県名取市の閖上漁港では,発見できず。

 漁港の北側の名取川河口に2羽確認。

 こちらの個体も換羽が進んでいない。

 もう1羽の方も。

 この個体,スマホ画像では小さくって見にくいかもしれないが,上くちばしの先端が欠損していた。
 元気そうだったので,餌は採れているとは思うのだが,ちょっと心配。

 5月3日の観察では,以上,7羽を確認した。
 うち,夏羽になってきていたのは,鳥の海にいた1羽のみ。率にすると1割5分もいっていない。
 逆に言うと,7羽中6羽,つまり,85%以上は5月に入っても夏羽になっていなかった,ってこと。

 3月31日に31羽だった個体が,5月3日時点で7羽に減っていたが,それでも,アカエリカイツブリの個体数としては多いと思う。しかも,私1人の観察で,かつ,緻密に巡回したわけではないので,実際はこの何倍もいたと思う。

 以前は,1日巡回しても,全然見られなくってもおかしくない鳥だったので,今季は異常に多かったのではないか。

 翌日の5月4日,蒲生干潟に接する七北田川河口にも行ってみた。
 確か,ここにも,アカエリカイツブリが滞在していたはず。

 行ったのは,午後の干潮に向かう時間帯で,かつ,GW。
 潮干狩りや釣り人,水遊びの家族連れなどで,川の方も人で一杯だったが,2羽確認できた。

 光の当たり具合による見え方の違いもあるが,1羽は,換羽がかなり進んできている感じ。

 もう1羽も進んでいる感じだが,もうちょっとか?

 以上,5月3日,4日の巡回で,私がよく行くフィールド内に,9羽の居残りアカエリカイツブリを確認。

 もうすでに5月なので,すぐに皆いなくなってもおかしくはないのだが,1羽でもいいから,ぜひとも,きれいな夏羽になるまでいてほしい。たぶん,繁殖は淡水なので,地元に残ったとしても,今いるところからは移動すると思う。

 確率が高いのは,鳥の海と七北田川河口か?

(追記)

 次の画像は,5月8日に蒲生(七北田川)で撮影したもの。
 2羽いたのが,1羽になっていた。
 元々1羽だったので,通過の個体がいなくなっただけかも。

 もう夏羽といっていいのかな?

(2024/05/03-04,08  アカエリカイツブリ)



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