冬,ヨシ原を歩いていると,チュー,チュー,と,特徴的な声がする。
最初,何なのかわからず,粘って,粘って、ヨシの隙間から姿を見つけ出し,ようやく,この声の主がオオジュリンであることがわかった。
以降,ヨシ原からこの声が聞こえてくると,オオジュリンとわかるようになったが,姿がなかなか見えないのは変わらず。
だから,姿が見えたときは,結構うれしかったりする。
初夏,北海道の原生花園で見るオスの夏羽も良いが,冬のヨシ原で見る冬羽もかわいい。
全体的に,淡い,優しい色で,顔も優しい表情に見える。
冬羽のときは,オス・メスの識別がむずかしいが,冬羽が擦れて中から夏羽が現れることを考慮すると,何となく,この子はオスだなぁ,という個体はある。
なんとなく,だけど。
それにしても,この広大なヨシ原に何羽越冬しているのだろう。
百羽は下らないかな。
(2024/01 オオジュリン)