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あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

クチナシの香り

2013年07月11日 | 身近な自然

クチナシ(梔、梔子、巵子、支子)
アカネ科クチナシ属の常緑低木
学名:Gardenia jasminoides
英名:Common gardenia

大阪では、歩道の植え込みに八重咲きのクチナシが多く植えられている。
このためクチナシといえば八重咲きと思っていたが、これは品種改良された園芸種だった。
本来のクチナシは一重で花びらは6枚。↓(Wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Gardenia_jasminoides_in_Mount_Yagi_2008-06-13.jpg 

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一重のクチナシは見たことがないので、
以下は近所でよく見かける八重咲きのクチナシの花の朝の様子です。

クチナシの純白の花の命は短くて・・・
少し時間が経つと純白だった花はもう茶色っぽくなっている。
また花にはかなり強い香りがあり、
その香りがとても漂う時と全く漂わない時とがあるのはなぜ? 
以前から気になっていたこの疑問を、朝の散歩中にふと思い出したので、
咲いているクチナシに近づいて香りを嗅いでみた。(7/2 7:00am) 


↑クチナシの良い香りがかなり漂っている。全ての花から香りがするのだろうか。


↑咲き始めのクチナシ。純白で美しい。
香りは・・・ごくごくわずか。花に鼻をうんと近づけてようやくわかる程度。


↑咲き始めてからどれぐらいの時間が経っているのか、薄茶色くなった花。
離れていても分かるほどに、かなり強い香りがする。 


↑ここまでくるともう香りはしない。枯れた匂いだけ。

今回わかったことは、
咲いてから時間が経過し(どれ程の時間かは分からない)
少し茶色っぽくなった花の香りが最も強かったということ。

香りが強く漂っている時はこの薄茶色の花が多い時かもしれない。
(今回がそうだった)
余り香りが漂わない時は薄茶色の花が少ない時なのかもしれない。
一部の限られた花を調べただけなので、
全てのクチナシがそうだとは言い切れない。
クチナシの花を見つけたら
一度鼻を近づけてその香りを嗅いでみませんか。どの花が一番香るのかを。
ただし、くれぐれもハチにはご注意。 


暑っ

2013年07月07日 | 身近な自然

関東甲信地方は昨日(7/6)梅雨明けしたと見られると気象庁から発表がありましたが、西日本の梅雨明けはまだ先のようです。今日の大阪はかんかん照りの猛暑日ですが、昨日までぐずついたお天気が続いていました。
昼間の真夏日や猛暑日は、少しぐらい我慢しようと思いますが、
毎夜の熱帯夜にはもう参ります。

朝の散歩で羽化したばかりのクマゼミを見つけました。今年初です。


↑いつもの散歩道にて。7月3日午前7時39分

左の抜け殻から出てきて間もなくだと思います。
クマゼミは体が真っ黒ですが、このセミはまだ白っぽい。 
(下にリンクしたウィキには、羽化から数日までの個体は、背中側が金色の微毛で覆われる。とあった)
暗い土の中から出てきて、明るい下界で最後の仕上げの準備をしている姿。
実際にクマゼミの初鳴きを耳にしたのは昨日6日の朝でした。 

黒くて大きなクマゼミは大阪の夏の風物詩の代表ともいえるでしょう。
声も大きくて、一斉に鳴き出すその声は人の会話もかき消すほど。

Wikipediaにクマゼミについて以下のようなことが書いてありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%BC%E3%83%9F

クマゼミとミンミンゼミの特殊な関係と題して、
「ミンミンゼミとクマゼミの鳴き声は、実際に人間の耳で聞く限りは全く違って聞こえる。しかし、この2種のセミの鳴き声のベースとなる音はほぼ同じであり、その音をゆっくりと再生すればミンミンゼミの鳴き声に、早く再生すればクマゼミの鳴き声となる。」とあった。
「実際に人間の耳で聞く限りは全く違って聞こえる」との断りが最初に書かれているとはいえ、ミンミンもクマゼミも鳴き声のベースとなる音はほぼ同じというのにはびっくり。フ~ム、ミンミンもクマゼミも同じ音だと気づいた人。あなたは東野圭吾作ガリレオシリーズの湯川博士のようだ。

って驚くのは物知らずの私ぐらいのもので、セミ研究の専門家はそれぐらいの実証は常にしているのでしょうねきっと。
ちなみにミンミンゼミは「ミ~ンミンミンミ~ン」とやさしいですが、クマゼミは「シャワ シャワ シャワ シャワ(あるいはシャーシャーシャーシャー)と実に早口で大きな鳴き声です。 


ペンタゴンから星へ

2013年06月26日 | 身近な自然

キキョウ(桔梗)
属:キキョウ科
学名:Platycodon grandiflorum
英名:balloon flower 

以下はWikipediaからの引用。
 つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて6-9月に星型の花を咲かせる。雌雄同花だが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、雄しべ・雌しべ・花びらはそれぞれ5本である。 
(雄花期、雌花期はそれぞれ「おばなき」「めばなき」と読むのだろうか)
 


↑蕾が目立つようになってきた


↑まさにバルーンフラワー。さしずめ函館の五稜郭 


↑これはもう大きさからいって、アメリカのペンタゴン


↑花が開いたら紫の星に。雄しべはまだ雌しべの柱にぴったり引っ付いている


↑これが雄花期(雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じている状態)


↑これが雌花期花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける状態)


↑雌しべの柱頭の反り返りが目立つようになると花は次第に枯れていく


太陽に向かって咲くので、こちら側からはいつも後ろ姿だけ

キキョウを育てて分かったことだが、
冬には地上の草は全て枯れ、根っ子だけが土の中に残る宿根草(しゅっこんそう)だということを知った。翌年の春には再び芽を出し、6月頃に花を咲かせる。
花の手入れがヘタな私にとって実に手間がいらない花。 

以下は去年の春のキキョウの様子。 


2012年3月30日 芽を出し始める


2012年4月2日 新芽から葉っぱが出てきた。
この後、緑の葉が鉢いっぱいに茂っていく

このキキョウは我が家に来て3年になる。
2010年の10月、四天王寺の参道で売られたいたのを
花色の鮮やかさに惹かれて衝動買いしたもの。
毎年6月に次から次へと花を咲かせ夏が来る前の鬱陶しい梅雨を楽しませてくれる。
真夏に数輪咲かせることはあるが、購入した10月に花を咲かせたことはない。
一度だけでいいから10月に咲く花を見たいものだ。


寄り鳥見鳥

2013年05月13日 | 身近な自然


さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。 
寄り鳥見鳥でホラ持ってけドロボー

ええのん無いけど山の賑わい色鳥や~
 (鶴見緑地のハルジオンさんの口上は、へんてこりんな大阪弁やなぁ) 

ケンカするアオサギ(23秒)

↑5/3鶴見緑地(大阪市鶴見区)にて
 鶴見緑地は天王寺動物園に次いでアオサギが多い。
アオサギにとって住み心地がいいに違いない。
(誰にも出て行けって言われないところだし、良かったね)
数が増えるとこんなふうにケンカをするのも出てくる? 
どちらもまだ若手のように見える。 

ヒヨドリの囀り(11秒) 

↑5月4日 場所は大阪市内の幹線道路沿い。
行き交う車の音をかなり拾ってしまっているので可愛い鳴き声が聞き取りづらい。
今度もっとマシな場所で撮ってみたい。

地面でさえずるヒバリ(32秒)

 5月4日 淀川の堤防沿い。
空高く舞い上がって歌いまくっている時は思いっきり声を出しているが、
地面の上で歌っているこのヒバリは、用心しいしい歌っている。
私が向けたカメラのレンズも気にしたに違いない。ごめん。

★上記の動画3つを少し変更しました。(5/15 14:35)★
※動画の再生後に出るYouTubeの他の動画のサムネイルを消しました。
 (消す方法があったことを先ほど知りましたので)
※動画のサイズを他の画像と同じサイズにしました。 



↑カワウは一般的にはこんな色合い(5/3 安威川の中洲にて)
でもこんな色のも↓

↑顔はどう見てもカワウ。幼鳥?(5/10 安威川の中洲にある木に止まっていた)
Wikipediaに
「幼鳥は全体に淡褐色で、胸などの下面が淡くて白っぽい個体もいる。」
とあったので、これは幼鳥に間違いなさそう。親を待っているのかな?


コアジサシ

2013年05月04日 | 身近な自然


↑コアジサシ(5月3日の朝7半頃、安威川(大阪市東淀川区)にて)


↑1枚目の画像をトリミングしたもの

安威川(あいがわ)の真ん中辺りにできている中洲近くの浅瀬に見慣れない二羽の鳥が少し離れて佇んでいた。
遊歩道からかなり遠かったので最初はハクセキレイ かと思ったが、遠目ながらもハクセキレイにしちゃ大きすぎる。何だろう?
撮った画像をWEB検索したらコアジサシとわかった。大きさはヒヨドリほどとある。 
夏鳥で、4月から8月頃まで日本(主に本州以南)に留まり繁殖する。
卵は河原等の砂地や地面にくぼみを作って直接産み落とすだけなのでなかなか育ちにくいらしい。そのため繁殖率が悪く日本ではレッドリストの危急種(VU)の指定を受けている(引用:ウィキペディア)とあった。
8月なかばに南半球(オーストラリア方面)目指して旅立つ。
冬の渡り鳥であるカモやツグミたちと入れ替わるようにやってくる夏鳥。
この二羽(写したのはそのうちの一羽だけ)がつがいなら、どうか卵が無事に育ちますように。そして育った子どもと共に旅立つことができますように。 

コアジサシ(小鯵刺)
チドリ目カモメ科
学名:Sterna albifrons
英名:Little Tern

(カモメの仲間だったのね。どうりでクチバシや羽の色味がカモメやユリカモメに似ているわけだ)