コンラート・ローレンツ著「人イヌにあう」を読みました。
著者のコンラート・ローレンツは、1903年に産まれ、1973年にはノーベル生理学医学賞を受賞しています。
私にとって彼の著書は「犬の行動学」に続いて2冊目です。
ほぼ1世紀前に生まれた人の著作ですが、その内容はまったく時代を感じさせず、読者を魅了させます。
「犬の行動学」が犬の行動を分析し解説を加えるという、いわゆるアカデミックなタッチの本でしたが、
この「イヌにあう」という本は、著者コンラート・ローレンツが日々、どのようにして犬と接しているかを
軽いタッチで描いたものです。
この本は、犬と生活するということは、どのような意味を持つのかという、根源的な問題を問うていま
す。「犬の行動学」が犬の生態を解明することで、犬とどのように向かい合っていけばよいのかという
知識を得るための書物であるならば、「人イヌにあう」は犬と向き合っていくために必要な人間の倫理
を問題にしているといってよいでしょう。
私はこの本を読み終えて、JOYと向かいあうスタンスを軌道修正する必要を感じました。人間のもつ
ひとりよがりな発想を捨て、犬の視点に立って両者の関係性を見直して生きたいと思います。
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ネットで「シーザー・ミラン」を検索していたら、こちらのブログへ辿り着きまして・・・図々しくもお邪魔致しました。
JOY君があまりにカッコよくて、、、ついつい大型犬好きな私はスルー出来ませんでした。
PAPAさんの文章も穏やかで優しく感られて、きっとJOY君は幸せなんだろうなあと思えました。
私は「プロットハウンド」(猟犬種)を飼っています。馴染みが無いかとは思いますが、シルエットはドーベルマンに少しダケ似た感じ(?)の犬でございます。
JOY君のようにお利口さんじゃなくて、困る事も多いですが、とても精神面で救われています。
いろいろな飼い主さんの考え方や実践録等に感化されつつ愛犬と付き合っている毎日です。
という事でこれからもちょくちょくお邪魔させてください。
「人イヌにあう」興味を持ちましたので
早速注文しました。
愛犬が死んで、初めて思いました。
我が家に来て幸せだったんだろうか?
本が来るのが楽しみです。
いつも、犬の気持ちになって色々考えてみますが、係長の気持ちが全然わからないときもあります。
いつか係長の心の声が聞けたらいいなあと思います!
はじめまして。コメントありがとうございます。
犬の成長を記録するだけの内向きなのブログに過分なるお褒めの言葉を頂戴して恐縮です。
>私は「プロットハウンド」(猟犬種)を飼って
>います。馴染みが無いかとは思いますが、シル
>エットはドーベルマンに少しダケ似た感じ(?)
>の犬でございます。
プロットハウンドという犬種、初めて知りました。ネットで写真をみたのですが、おっしゃるようにドーベルマンとシルエットが似ていますね。色については、黒や茶色が混じっているものがあり、甲斐犬を思い出します。
プロットハウンドの歴史を知って驚いたのですが、この犬種は、30年以上プロット家によって純血を保たれ、乱繁殖を起こさないように徹底的に血統の管理が行われ続けたのですね。
狩猟犬としては抜群の能力があるということで、とても興味を惹かれました。プロットハウンドの魅力について、教えていただけると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
777さん
今年になって、アマゾンで犬関連の本を、何冊か注文して手当たり次第に読んでいます。この本の様に昔の本で絶版になった本でも、良質なものを安い価格で購入できるので助かっています。
「人イヌにあう」では、自然なイヌとのかかわりの重要性を学びました。それまでは、しつけだの訓練だのといったことにばかり目が奪われていたので自分にとってはよいタイミングでこの本に出会ったと思います。
マルコロッシさん
私に比べたら、マルコロッシさんも奥様もずっと犬の気持ちが分かるような気がします。
>いつか係長の心の声が聞けたらいいなあと
>思います!
旧約聖書によるとソロモン王は動物の言葉が分かったそうです。「人イヌと話す」の著者ローレンツは「ソロモンの指環」という本で、犬に限らずいろいろな動物との発するメッセージを解読しようとしています。
私は、JOYが言うことを聞かないとすぐに腹を立ててしまうので、このような本を読むことでそれを少しでも矯正できればと思っています。