人類は歴史的にみると、犬に対して特別な関係を築いてきたといえます。 それは、今日のような愛玩動物としてのペットというような関係ではなく、まさに生きていくためのパートナーでした。
食糧確保の為(狩猟犬としての役割)、外敵から身を守る為(番犬としての役割)、そして時には食料(家畜としての役割)として、犬は人間と非常に緊密な関係を保ってきたのは歴史的事実です。
また、近年になってから、人は自分達の目的のため、犬の品種改良に取り組んできました。猟犬を例にあげても、直接獲物と戦える好戦的な犬種から、獲物の場所を正確に発見できる探査能力に優れた犬種、さらには、ハンターがしとめた獲物がたとえ水中に落ちても泳いで持ち帰ることができる犬種、などなど様々な目的に特化した犬が作られました。
犬ほど身を挺して人間に貢献してきた動物はいないと思います。盲導犬などは、その象徴といえるでしょう。これが、犬にとって幸せなことかどうかは分かりませんが、少なくても人類は、犬に対して感謝すべきだと思います。
人類とこれほど長い歴史をもつ犬は、きっと人に対して心から通じ合える関係を築くことができるのではなかと、初めて犬を飼う私は、密かにそんな期待に胸を膨らませています。