愛煙家の多事総論

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W杯13階段

2006-06-21 16:59:06 | 独W杯
ということでW杯も13日目。続々と敗退者が決まってきています。考えてみれば、強豪国と言われている国も、32カ国から16カ国に選定される過程で結構バシバシ落ちるので、日本が落ちるのも仕方ないやね・・・と、諦観の境地に達しておりまする。

大体

「脱出作戦」成田で検討

ちょwwwwwグループリーグ敗退は既に決定事項になっとるwwwww

ってな感じだし。

さてさて、気を取り直して昨日の試合の寸評をば。


まず、消化試合のポーランド対コスタリカ。
ポーランドが先制を許すも、逆転し2-1の勝利。
ポーランドは決勝トーナメントに進出できないとはいえ、この勝利で胸を張って国に帰れそうだ。試合後の、ポーランド国歌の大合唱がそれを雄弁に物語っている。
「W杯」という舞台で「一勝」することがどれだけ意義のあることなのか、ポーランドは教えてくれた。
コスタリカは・・・正直初戦がピークだったなぁ・・・。


そして、どうしてどうして、意外に強いじゃありませんか。と俺を喜ばせてくれたドイツ。昨日は六本木のドイツ人バーで、ドイツ人と一緒に狂喜乱舞してました。
やっぱドイツは最高だ!!!

試合は前半で決した。「予選男」クローゼが、前半に2得点する大活躍。しかも「魔の時間帯」と呼ばれる開始10分以内である前半4分に1ゴール、後半にその流れを引きずってしまうため「最も入れられたくない時間帯」と恐れられる前半40分から後の前半44分に1ゴールと、相手の流れをシャットアウトする絶妙なタイミングでのゴール。クローゼはこれで、得点王ランキング1位となった。まあ、前回も予選の段階では1位だったんだけど、決勝トーナメントで失速からなぁ・・・。そのため「予選男」なんて言われているんだけど。

が、グループリーグ予選とはいえ、1試合で2得点する実力は本物。アンリやシェフチェンコに比べると見劣りすると言われていたが、今大会ではトップFWに肩を並べている。
また、後半にはトドメとなる3点目をポドルスキーが決め、3-0の圧勝。エクアドルは持ち味を発揮することが出来ないまま敗戦した。


そして、イングランドVSスウェーデン。

前半は、完全にイングランドペースだった。スウェーデンの決定機などないに等しいほど、イングランドの攻守は機能的に動き、スウェーデンを押さえ込んでいた。ジョー・コールのゴールで先制し、調子の良いままいざ後半へ・・・となったのだが・・・。
後半に入ってから流れが一変した。負けたら、トバゴの結果次第では決勝トーナメントに行けなくなるスウェーデン。本気の本気で覚悟を決めたのか、打って変わって猛攻を仕掛け始める。まず江南6分のセットプレーでアルバックがゴールネットを揺らすと、数分後にラーションがヘディングでクロスバーを叩き、その数分後にもメルベリのシュートがクロスバーを叩く。さらにカルストロムもシュートを打ち、あわやゴールか!と思われたところを、ジェラードの見事なクリアで勝ち越しとはならなかった。

後半に入ってからイングランドに仕事をさせなかったスウェーデンだが、85分、ジェラードのヘディングがスウェーデンのゴールラインを割ってしまった。これでイングランドが勝ち越し、試合が決定した、と誰もが思った。
が、それでも諦めないのが、スウェーデン。そして、スウェーデンの英雄、バイキングの英雄、一度は代表を引退しながらも国民の熱い声援と要望により代表に戻り、ユーロ2002では母国をベスト8へ導いた男、ヘンリク・ラーションが見事同点弾を決める。

これでスウェーデンはイングランドとの対戦を2-2の引き分けにして試合を終えた。文句なしの決勝トーナメント進出である。
なお、この試合でオーウェンが負傷してしまい、今大会が絶望的(と噂される)となってしまったのは、イングランド人が泣き叫びたくなるほどの悲劇だろう。

この試合の結果により、決勝トーナメント初戦では、ドイツはスウェーデンと、イングランドはエクアドルと当たることになった。


そして、今大会で「努力と根性」というスポ根漫画みたいな熱情を示してくれたトリニダード・トバゴ。パラグアイとの対戦である。
しかし、先の戦いでその力を使い果たしてしまっていたのか、そもそも「攻撃」というオプションに慣れていないのか、パラグアイ相手に2-0で完敗してしまった。試合は終始パラグアイペースで進み、トバゴは良いところなし。動きにも精彩が無く、疲れが溜まっている事を感じさせた。
トバゴは敗北し、決勝トーナメントへ行けないが、人口100万人ちょっと、FIFAランキング47位の国が魅せた健闘は、自分の国に深く刻み込まれた。
ドイツ人が、パラグアイ人が、トバゴが敗戦した後もトバゴにエールを送ったことが、彼らの頑張りが如何に見事であったかを示している。




では、今日の試合の予想を。


まず、グループDの2試合。1966年、W杯に初出場し、ブラジルを破りベスト3に入ったポルトガル。その後40念の歳月を経て、再び決勝トーナメントに進出することが出来たポルトガル。ポルトガル国内ではお祭り騒ぎが連日連夜続いて、リスボンの友人は電話を書けても不明瞭な叫び声で馬鹿騒ぎする始末。
「1966の再来だ!」と誰しもが興奮するほど、今年のポルトガル代表は強い。
若手であるクリスティアーノ・ロナウドやデコ、古株のフィーゴが、芸術的なパス回しを展開させる様は、まさに「Palácio de espelho」ということになるだろう(字ぃ合ってたかな?)。
「鏡の宮殿」という言葉であり、意味するところは、「何処にパスを出して正確に反射し、かつ相手を撹乱する」というところにあるらしい。鏡が持つ入社率と反射率の正確さ、そして、ミラーハウスのような幻惑を作り出すサッカーは、まさにポルトガルサッカーの真骨頂。

ポルトガルはメキシコと対戦する。両チームとも強豪国であるが、エースを欠くメキシコは劣勢に立たされるだろう。1-0でポルトガルが勝利するんじゃないかな。
メキシコも、負けたら結果次第ではアンゴラに道を譲ってしまうので必死に戦うだろうが、それでも勝てるとは思えない。

そして、イラン対アンゴラ。
何つーか・・・とにかく、同じアジアとしてイランに頑張って欲しい。アンゴラも、勝てばメキシコ戦の結果次第で決勝トーナメントに進出できるので、負けるわけには行かない。
が、イランスキーな俺は、イランがあ3-0で勝利すると予想。いや、希望。


そして、「かつての死の組」となったグループCでは、オランダ対アルゼンチン、セルビア・モンテネグロ対コートジボアールの2試合が行われる。

セルモン対ジボアールは・・・ジボアールが2-1で勝利すると予想。両者とも敗退が決定しているが、コートジボアールは、オランダ、アルゼンチンとの戦いでおのポテンシャルの高さを見せ付けてきた。対して、アルゼンチンに完膚なきまでにボコボコにされたセルモンは、そのショックから立ち直れず本来の力を発揮できないと予想する。


そして、今日の最大のビッグマッチであるアルゼンチン対オランダ。が、オランダは累積退場を恐れて主力を温存するという。アルゼンチンが案外大勝するかもしれない。
ということで、3-1でアルゼンチンの勝利を予想。


今日も眠れない日になりそうだ。

それでは、さよなら?さよなら?さよなら~~~。




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