愛煙家の多事総論

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ダメ映画たちの宴

2007-01-23 18:32:37 | 国内情勢
アメリカでは、もっとも不名誉な映画賞としてゴールデンラズベリー賞というものがある。勿論、この賞を受け取るのは監督や俳優、作品にとってはこの上ない屈辱だろう。が、そういった批判精神が、逆に向上心を煽っていることも確か。日本も、そういっ目論見があるのかどうかは知らないが、ゴールデンラズベリー賞と同じ、「きいちご賞」というものを作ったそうな。

2006年のダメ映画はコレ!「文春きいちご賞」発表

常に鋭い視点で世の中の出来事に切り込んでいく週刊文春(文藝春秋社)が1月25日号で、2006年のワースト映画を発表した。

 何ゆえ「きいちご」かというと、23日(日本時間)発表されるアメリカのゴールデン・ラズベリー賞のラズベリーをきいちごと日本語にしてみたらしい。

 2006年は空前の邦画ブームで興行収入もついに洋画を上回った年。洋画も『ダ・ヴィンチ・コード』の大ヒットなど、映画業界は活気づいている。

 そんな中、文春きいちご賞が選び出した2006年ダメ映画の1位は宮崎駿の息子吾朗の初監督作『ゲド戦記』。2位が『日本沈没』で3位が『ダ・ヴィンチ・コード』となっている。

 また、6位の『LIMIT OF LOVE 海猿』など10位までは大半が邦画が占める中、チェ・ジウ主演の『連理の枝』が7位、リュック・ベッソン監督の『アンジェラ』が8位と洋画も(?)健闘した。

 この賞は32人の映画記者、評論家の厳正なる投票(1位~5位までをポイントにして集計)によって行われ、それぞれの審査員のコメントも「始まって5分くらいで置き去りにされてしまった」(『ゲド戦記』)となかなか辛らつ。

 日本にもいい映画のランキングは、たくさんあるが、悪い映画のランキングを堂々と発表しているのは週刊文春ぐらい。映画のよしあしの判断は、いずれにしても映画を観た本人が判断するべきだが、文春だからでこそできる、この「きいちご賞」を業界は静かに見守っていってほしいものだ。




堂々の1位を取った、ゲド戦記。激しく納得してしまう。
ありゃあ、作品、監督、声優ほとんどに問題があったからなぁ。
で、2位は日本沈没かぁ。これも納得。CGは凄かったがそれだけで、本編はしょうもない3文恋愛に終始してたし。
そして、3位のダヴィンチ・コード。原作は面白いのだが、映画は詰め込みすぎ。明らかに原作ファンにしか分からない設定になっているし、その原作ファンも捨てるような詰め込み主義。あらぁ酷いよ。


まあ、洋画はともかくも、邦画はこういった批判を胸にして、さらなる高みを目指してほしいものだ。



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