愛煙家の多事総論

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安全声明出したと思ったら

2007-07-14 20:09:16 | 国内情勢
日本鰻輸入組合が「中国産は安全です」と言ったのは、つい先日。その舌の根が乾かぬうちに、群馬県のスーパーと冷凍食品大手の加ト吉が中国産鰻の販売休止、回収を発表した。

中国製ウナギかば焼きから使用禁止薬剤検出、自主回収へ

群馬県は13日、中国で加工され、前橋市内のスーパーで販売されていたウナギのかば焼きから、食品衛生法で禁止されている合成抗菌剤の使用を示す物質が検出された、と発表した。

 同県などによると、このウナギかば焼きは、徳島市の水産物卸売り業者が今年3月、中国から20トン輸入し、主に関東方面に出荷された。同県から連絡を受けた徳島県は13日、卸売り業者に自主回収を求めた。

 前橋市のスーパーは、かば焼きを1150匹分仕入れ、同市と伊勢崎市の系列6店舗で951匹分を販売した。残っていたかば焼きは、店頭から撤去した。

 かば焼きから検出されたのは、発がん性が指摘され、養殖魚などへの使用が禁止されている合成抗菌剤マラカイトグリーンが体内で変化した「ロイコマラカイトグリーン」。検出されたのは、ごく微量で、継続して食べない限り、健康への影響はないという。


加ト吉が中国うなぎを納品休止、輸出元の輸出停止処分で

冷凍食品大手の加ト吉は13日、中国の食品製造会社「甫田興和食品」(福建省)から輸入している中国産うなぎについて、スーパーなどへの納品を一時休止したことを明らかにした。

 甫田興和食品が中国政府から輸出停止処分を受けたためという。加ト吉によると、輸入時の細菌検査などに問題はなく、大腸菌数などの再検査を行った上で週明けにも納品を再開する方針だ。

 このうなぎは、かば焼き用に加工、冷凍された商品で、加ト吉が輸入してサークルKサンクスなど国内の約15社に販売していた。




群馬県のは問題外だなぁ。微量とはいえ発がん性物質が含まれていたとは・・・。そりゃ確かに継続して食べなきゃ安全かもしれないけれど、鰻に限らず、中国産に限らず、今では一体どこの何にどんな毒性物質が含まれているか分からない。これ以上危険を助長することもないだろう。

加ト吉の場合は、中国政府が輸出停止処分を下したから販売を見合わせた、と言った感じ。だが、食に関して割と大雑把なチェックしかしていない(最近漸く少し厳しくなったけど)中国政府に輸出停止処分されるって、一体何が原因だったのやら。そこらへんの事情を加ト吉は説明すべきだろう。



なんにしても、日本鰻輸入組合が言った「中国産は安全」というのは真っ赤な嘘とは言わないまでも、デタラメだったわけだ。
そして、日本のチェック体制も割と穴だらけだった。


日本の食料自給率を100%以上にするのと、中国人に食の安全確保の大切さと極端な功利主義に奔らないことを約束させるのは、一体どっちが実現可能だろう。



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