愛煙家の多事総論

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犯罪の大小

2005-07-09 23:45:22 | 雑感
よく刑事ドラマや某ベイエリアの警察映画で、所轄の人間と本庁の人間が衝突する場面が描かれる。

大抵、重要殺人犯や政治犯を追っている本庁が、所轄に無理を言い

本庁「おまえらが追っているようなこそ泥とは違うんだよ。こっちは殺人犯なんだ。てめーらは遠慮しろや」

所轄「何を言う!こそ泥も殺人犯も犯罪者だ!犯罪に大小なんかねえ!!!」

とか何とかな流れになる。

自分はこういったときいつも思う。

「所轄間違ってねえ?」

と。

全国の平警察官のみなさまには申し訳ないし、決して馬鹿にするわけではないが、やはり下着泥を追いかけるのと猟奇殺人犯を追いかけるのでは、大小があるとしか思えない。というかある。

下着泥による被害も無論見過ごせるものではない。件数が100件超えれば、被害総額だってかなりのものになるだろう。しかしそこまで行くような下着泥はまれだし、そもそもそこまでの台頭を許したら巡回警察官の怠慢が問題視されるので、大抵はそこまで被害が拡大するまでに捕まる。

また、そういった事件は地方的なものにとどまり、全国的なものへとは波及しない。


しかし、猟奇的殺人や政治汚職などはその影響するところがまるで違う。
猟奇犯罪には模倣犯が出るかもしれないし、またその犯罪が与える社会不安は窃盗の非ではない。
政治汚職などは、国の根幹を揺るがす犯罪であり、絶対に看過できないものであるし、放っておけば汚職の風潮はどこまでも広がる。

犯罪の不安がどこまで社会に波及するか。それで大体犯罪の大小は決まると思う。

それに、そんな難しいことを考えなくても、「決して許せない犯罪」「取り返しのつかない犯罪」と「まあ許せる範囲の犯罪」「取り返しのつく犯罪」では大分大小が違う気がする。


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