おらっちの炙り焼き ~膳~

世の中を 斬ろうと思って 返り討ち・・・そんな人生 笑ってちょうだい!

Do you know how to get there?

2012-11-01 23:12:37 | as I am
 今日は11月1日。

 今年も残りあと2ヶ月。


 年々、時が経つスピードに加速度が増しているような錯覚に陥り、このままではきっと、気づいたら死んでいるのではないかと不安になってしまう。


 やりたいことはやっておきたいな。


 いや、全部は無理か。


 でも、やり残したことを少なくは出来ると思う。



 今日は日本武道館で、Steely Danのドナルド・フェイゲン、Doobie Brothersのマイケル・マクドナルド、そしてAORの重鎮、ボズ・スキャッグスが一堂に会したスペシャルなライブイベントがあった。

 この3人からおらっちが受けた影響は計り知れない。

 どうしても行きたかったのだが、平日はサラリーマンという悲しき性。会社が“ダメ”だと言えばダメ。






 ・・・ダメと言われました(泣)






 先行予約の開始日にチケットは押さえてあったのだが、支払期限以前に行けなくなることが確定したため、金銭的には何のマイナスもないのだが、精神的にはかなりのダメージ。

 はぁ、「やりたいことはやっておきたい」のになぁ・・・



 そんな、精神的に満身創痍のおらっちは、今朝、いつもよりも2時間も早く起きて出社。

 朝っぱらから重要な会議なんだそうな。


 ま、お給料いただいているからには、それなりの仕事はしますよ。
 責任も負いますよ。

 でも、今日は上記の理由から、まったく気分が乗らない。


 そんな日に限って、会議と打ち合わせ含め、午前・午後で3本。

 くたくたの身体で、恵比寿から東京テレポートへ移動。




 こういうローなテンションの日には色々起こるもので、東京テレポート駅のバスターミナルでシャトルバスを待っているおらっちの背後から声がした。



 「Excuse me?」



 ふと振り返るとそこには、ピラメキーノに出てる「ダルさん」のような風貌の男性。
 今日は結構寒かったのだが、Tシャツに短パンという、アメリカン丸出しの格好。

 辺りを見ると人影もまばらで、しかたなくおらっちに声をかけてきたようだった。


 そして、ビーナス・フォートの観覧車を指差しながら、今日のタイトルの言葉。



 「Do you know how to get there?」



 ・・・と言ったはずだ。

 英語から遠ざかっているので感覚頼みだが、きっと彼はそう言った。


 ま、つまりは、「観覧車のところまではどう行けばいいのか知っていますか?」の問い。



 ご存知でない方のために書いておくと、東京テレポート駅からその観覧車は直線で100メートルほどしか離れていない。
 何となくロータリーに沿って歩いて、観覧車の根元を目指して歩けば何とかなりそうな感じだ。

 でも、それは後でそう思っただけの話。

 外国の青年に英語で尋ねられた瞬間の、久々の緊張感。


 若干しどろもどろになりながらも、


 「ロータリー沿いに歩いて行くと、階段かエスカレーターがあるので、それを上がって行くと簡単に見つけられますよ」



 というような内容の言葉を、引きつった笑みを浮かべながら身振り手振りの英語で伝えた。



 それを聞くと彼は、

 「Thank you。ドーモアリガトウゴザイマス」

 と、にこやかにおらっちが指差した方向に歩いていった。


 そしてすごいいいタイミングでシャトルバスが到着。


 椅子に腰掛け、ふと考えた。








 (そうは言ったものの、あの観覧車までここから歩いたことは一度たりともない!)









 うわー、俺、間違ったこと言ってないかなぁ。

 全然違う道順だったらどうしよう!!



 「教えた道順が正しいこと」と「彼がどうにか観覧車まで辿り着けたこと」を祈りつつ、その後の仕事を終えた。

 もうくたくた。





 Mizuki Ashida



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