徒然肉

それほどまずくない

ブルガリア2日目(旅行10日目)

2008-10-09 14:43:50 | 旅行
朝6:30に起きて出発準備。
トルコで買ったでかい3リラの袋、地球の歩き方のトルコ編、10リラの折りたたみ傘は捨てていった。
使わないものは捨てないと。
後、靴下ももう履き捨て。1日1回履き替えても毎日履き替えられる計算。
7時ちょい過ぎにホステルを出た。
まだ外が暗い。
薄暗い中をてくてくとメインストリートの方に歩いて行った。
メインストリートに出たところで既に15分。
こんなところでこの時間じゃ電車の時刻までに駅に着けなくなってしまう。
ちょっとスピードアップ。
暑い。
しかも迷った。
いや方角さえあってれば問題ない。
そしてあそこに見える丘の上の変な像は来るときも見た。
おっけー、来たときに歩いた道に出た。
ここをまっすぐ行けば駅だ。
オッケー着いた。でもちょいギリ。
あのケバブチェ屋はまだ開いてない。
売店でコーラを購入。
駅までの地下道でリング状のゴマのパンを購入。0.4レバ。
トルコのやつほどゴマが振ってないけど、食うとゴマ風味が強い。
練りこんであるのか。
ってそんなパンの評価をしてる場合じゃなく。
えーと、ソフィア行きは1番ホームだな。
1番ホームはどこだ?
ねーよ。
なんで3,4から始まるんだよ。
とりあえず3,4にあがってみた。
あ、駅舎の方にもうひとつホームがあった。あれだな。
すぐ地下に戻って別の階段から地上へあがった。
あった、あった。
ちょっと不安なので近くの人に聞いてみる。
パンとコーラを両手に持ったまま。
どうやらここでOKらしい。
パンをコーラで流し込んで終了。
俺はお腹で考えるので。
腹減ってると考えられません。

どの車両かわからず車掌に聞いたら一番後ろに行けと言われた。
一番後ろの車両に入ると・・・席がねー。
なんだこれ、貨物室?
ふむ、よく見ると壁に折りたたみの椅子があるな。
とりあえずそれに腰掛けた。
折りたたみ椅子の反対側には自転車用の金具が付いてる。
予約して買ったはずがなんでこんなことに。
まあ2時間くらいだしいいか。
出発してすぐに車掌が切符を見に来た。
切符を見せたら「お前の席は26番であっちにあるけど?移動してもいいし、ここでもいい」みたいなことを言われた。
なん・・だと・・そっちに席があるだと?
その車両の最後尾に行ったらグリーン車みたいなドアつきの6席の部屋がいくつかあった。
26番はここだけど、おっさんとおばさんが占拠してる。
そこ俺の席だけどと座ろうとしたら隣の空の部屋に案内された。
なんだよ、のけ者かよ。
まあ俺もそっちの方がいいわけだが。
そっちに移動して荷物整理。
昨日3レバで買った手提げ袋の中身を全部バックパックに。
バックパックに入れてたノートをショルダーの方に。
そして手提げは空に。
・・・なんとか入るもんだな。
手提げは最後の土産入れにしよう。
のんきに風景を見たり寝たり。

途中で隣のおっさんらが降りたのでもしやここがソフィアと思い俺も降りてみた。
そして窓から顔を出してるおっさんに「ソフィア?」と聞いたら「違う、なんとかかんとか」って言われたのであわてて車内に戻った。
駅名がわかりにくいのが恐ろしい。
そして出発ベルとかも無い。
いつの間にか着いていつの間にか出発、そんな感じ。

10分位したらソフィアに着いた。
さっきのは衛星都市か。
昔の新横浜みたいな。
で、ソフィアでも本当にソフィアだか分からないので窓からほかの乗客の降り具合を観察。
ふむ、結構降りてる感じだ。
駅も今までになくでかい。
さらにそこにいた清掃のおっさんに「ソフィア?」と聞いてみる。
首を振りながら「ソフィ」と言ってる。
まさか・・・これがブルガリア標準の・・・。
ブルガリアは首を横に振ったらイエス、うなずいたらノー、という伝統らしい。
でもそれは世界標準じゃないので改めてるのだとか。
どっちかいまいち分からないが、総合的に判断してとりあえず降りてみた。
ソフィアでした。
それにしても、いままであまり気にしてなかったのだが、ここまではっきりとしたブルガリア仕様の首を振った肯定表現を見たのは初めてだ。

駅で明日のチケットを購入。
明日のを買おうとすると、わざわざ別の専用窓口に行かされるんだが、みんな当日券しか買わないものなの?
さらに駅の地下でキョフテ(ハンバーグ)とパンとりんごジュースで朝飯を再び。
俺はおなかで(以下略)
外に出てトラムの回数券を購入。
これでソフィアを移動し放題だ。
早速トラムに・・・どれがどこ行きだかまったく分からない。
地球の歩き方に書いてある番号のが来ないし。
ロンプラに1と7がイケメン、中心部に行くよ、と書いてあったのでちょうど来てた1に飛び乗った。
回数券の使い方が分からん。
確か自分で1枚ずつ取って自分で券を車内のパンチに入れるんだよな。
周りを探してパンチに入れてみる。
む?穴あけてくれないな。
そっちの液晶画面付きのはなんだ?これはPASMO見たいなものか。
と悩んでたら、おっさんがパンチをやってくれた。
手動でガチャッとやらねばならなかったらしい。
なるほど。ありがとう、見知らぬおじさん。

うーむ、地球の歩き方の地図を見てもどこ走ってるか分からん。
ロンプラの方には路線図は無い。
ランドマークらしきものも全く見当たらない。
そしてどう見てもプロブディフより田舎です。
これが首都の繁華街とは思えない。
つーか、田園地帯+団地みたいなところまで来てしまった。
ありえないのでとりあえず降りてみた。
どうすればいいかもわからないので、とりあえず反対方面に乗って駅まで戻ることに。
わけがわからない。
反対方面に乗ったら結構混んできた。
もしや、俺が乗ったトラムは反対方面だったんじゃ・・・。
その通りでした。
ライオン橋も教会もあった。
そのまま繁華街の方に出て、途中で降りた。
行き過ぎてたので戻る。
で、ホステルも発見・・・ねーな。
張り紙はあるが店しかなくて上への階段が見当たらない。
と思って見渡したらお店のおねえさんが指差してくれた。
あ、これ、ドアか。
ドアを入って3階まで行ったらあった。
ブザーを押す。
出てこない。
再度押す出てこない。
もう一回。
出てきたー。
挨拶したらスタッフじゃなかった。普通の宿泊客だった。
名乗りあう。もちろん即名前を忘れる。って言うか、名乗るときって名乗るほうに気がいってて人の言ってること聞いてないわ、俺。
会社で名刺渡すときとかもそうなんだよね。
で、その彼が言うにはそのうち戻ってくるからそこで待ってなさいと。
待ってたらおばあさんが来た。
どうやらその人がオーナーらしい。
早速チェックインを済ませた。
シャワーの使い方とか使った後の掃除の仕方とか説明受けて、鍵と地図をもらった。
30分くらいネット繋いでまったりしてから観光へ。

まずは手近なところにある教会からスタート。
ふむふむ、教会だな。
中も聖人の壁画がすばらしいですね。
次も教会・・・ねーな。
歩き方の地図によるとビルに囲まれた中にあるらしいのだが・・・飛ばして次行こう。
と思ったら入り口発見。
中はホテルの裏手扱いなのか汚い。
教会自体はレンガ作りのドーム型。
教会の中はすすけてて壁画があまり見えない。
ろうそく点けるのでそのせい。
クリーニングしたほうがいいよ。

あそこに見えるのが旧共産党本部だな。
となるとここに地下教会があるはずだが、なんか思いっきり工事中だ。
あきらめてその先のモスクに。
なんか中には入れないらしい。
まあモスクはもういい。

大通りをはさんで反対側にある市場とやらに。
・・・しょぼい。
なんか小売の店が集まってるだけだ。
日本の地方のジャスコ+ショッピングセンターからジャスコを引いた感じ。
とりあえず、適当に写真をパシャパシャと。
さすがにブルガリアは豚肉が豊富。トルコでは見なかった。
デリでレバの煮付け50gと鶏肉の縛って串に刺してあるのを1本購入。
別の店で黒いクロワッサンとロールパン、さらに別の店でアイリャン(実はヨーグルトだった)を購入。
外に出て買ったもので昼飯。
串の方は紐が邪魔だがうまい。
鶏肉でピーマンとか刻んだ野菜を巻いて縛って串に刺して焼いてある。
これはいける。
うーむ、レバの煮付けは塩味だけでうまくもなんとも無いな。
黒いクロワッサンは何で黒いのか分からない。
ロールパンも。
なんなの。
違いもよく分からない。

軽くもうっかい市場を見てから、モスクの裏にある工事中の何か(モスク?)の写真を撮って、旧共産党本部へ。
ここは入れないっぽい。
次に考古学博物館。2レバ×5のチケットで10レバ。
5枚も同じ券を渡されたのでぼったくり?と思ったが、学生の場合1枚、一般は5枚らしい。
チケット分けろよ。
ローマ化する前からすごいレベルの青銅器なんですけど。
トラキア、レベルたけえな。
そしてAD3世紀ころの青銅器はもう今の芸術品・工芸品との技術の差は無いと思われるレベル。
このころはもうローマ。ドナウの内側ですから。
2階の展示はキリスト教が国教化されたビザンチン以降の展示。
宗教画はもういいよ。
塗料とか何なの?と顔を近づけすぎたら警報機が鳴った。
あんまり近づきすぎるなと警備員に身振りで示された。
博物館は時間を食いすぎる。面白すぎて。

次に国立美術館と民族博物館。
民族博物館は閉まってた。そっちがメインなのに。
美術館は絵が展示されてる。
絵とか見ても全くわからないんですよね。
わかる振りをしてゆっくり歩きつつ見る。
この色使いがとか、構図がとか適当なことを考えて見てみるが、もう俺的には気に入る気に入らないのレベルでしかない。
どこがどういいとか全くわからない。
土産物屋は民族博物館系の民族衣装とか楽器とかいろいろ売ってた。
売店のおねえさんのかわいさが異常。
ついCDを2枚も購入。

さてそれよりトイレに行きたくてしょうがない。
公園に行ってみたが仮設しかない。
その仮設トイレ近くのトイレ借りる前提で売店でファンタを飲んでみた。
でも仮設じゃなあと思い直し他に。

美術館となりのよくわからない博物館?歩き方には無いやつに入ってみた。
石、鉱物、鳥獣の剥製、虫だのの標本。
ブルガリアまで来て見るもんじゃねえな。
ここでトイレ借りた。

さらに別の教会を外から写真撮って、中入っても煤けて見えませんね、と急ぎ気味に見回る。
この時点で17:00くらい。
大きな教会の前の広場に骨董品の露店が並んでた。
ナイフを見てたらハーケンクロイツ。なんとナチの遺品ですよ。
ブルガリアは第一次大戦、第二次大戦ともにドイツに与してる負け組み国家。
さらに共産主義で冷戦的にも負け組み。
どんだけ負け組みなの。
骨董品は古いコイン・鍵・ナイフ、ナチ関連品(ナイフ、方位磁針、カメラ)、ソ連製カメラ、共産党時代の勲章などなど。
AK47の銃剣にできるナイフとかも売ってた。
どれが偽造品でどれが本物か全くわからんな。
ソ連製カメラはいい味が出るとかで人気らしいが、別に興味も無いので見て終了。
ナチ製ナイフは欲しいが本物かわからんし、機内持ち込みできないしであきらめ。
共産党時代の勲章もまあ別に欲しくも無い。
そのほか普通にレース編みとか毛皮の帽子とかアクセサリも売ってた。

露店見てたら18:00なので共産党幹部も行ってたというレストランに行ってみた。
ドレスコードがあるからその格好じゃだめと追い返された。
くっ。
ふぁっく!お高くとまってんじゃねえよ!
3000円の飯でも雰囲気が重要らしい。
値段とつりあってないのは何なんだろうか。
3000円の飯のために数万も出してジャケットだのシャツだの買うのもあほらしいのであきらめ。
いろいろ歩き回って飯屋を探したが結局ファミレスみたいなところに入った。
ウェイトレスの格好がバドガールっぽくてエロい。
なんなのこの店は。
メニューを見ると普通にファミレスですけどね。
チキンとポテトとビールを注文。
ビールとポテトが先に来た。
30分位してもチキンこねーなーと思ったら、垂れ目で格好がウェイトレスとは違うフロアマネージャーみたいなおねえさんに、待ってる人がいるからもう出てと言われた。(言い方はたぶん丁寧)
どうやらチキンは注文されてなかったようだ。
まあいいわ。目の保養にもなったし。

外に出たらなんかパレード?が。
違った、デモだ。
バルカン半島に緑をとか自然を大事に、とからしい。
そんなことよりお前ら身近な公園とかの清掃をした方がいいよ。
ごみがそこら中に落ちてて、壁もいたるところに落書きだらけじゃねえか。
デモなんかやったってうぜえとか思われるだけじゃないの。
(実際道路を渡れずうざそうに待ってる人がいた、俺以外にも)

ホテルに戻ってシャワー浴びて、いろいろと終了。

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