【お楽しみプレゼントにニッコリ】

【お楽しみプレゼントにニッコリ】

今日、次女に長女から
次女が兼ねてからお楽しみにしていた
プレゼントが届いた。
台湾からの　ながい　ながい　船旅で
届いた　次女が待ち望んでいた贈り物。
次女が　とっても　とっても
楽しみにしていたプレゼントだ。
次女は、台湾から届いた小包を見るなり
大ハシャギで抱きかかえている。
そしてパパにおねだりをする。
「あけてもイイ！」
「あけてもイイ！」と連呼する。
中身を知っている次女は。
「アイポットあけてイイ！」
「アイポットあけてイイ！」と言葉を
変えては、また連呼しておねだりをする。
（中身は、MP3プレーヤーだ。）
パパは、必死に
「ダメ」「だめ」
「ママが帰ってきてからネ」と
それに答えて連呼する。
「ママが帰ってきてからネ」と
連呼する。

「ママ怖いでし　ょ」と連呼する。
でも、
次女の好奇心は納まらない。
そして、パパは、またまた
「ダメ」「だめ」
「ママが帰ってきてからネ」と
連呼する。

小包を抱えて、あっちにフラフラ
こっちにフラフラ
スキあらば、開こうと狙っているに
違いない次女は　フラフラ　フラフラ
人目を避ける場所を求めて探している。

そんな遣り取りが数十回も続いただろうか！
次女は、突然に痺れ(シビレ)を切らしたのか
「もおイイや」
「イラナイ　よ～」と小包を投飛ばす。
とっさの動作にパパは、ビックリ
「壊れるヨッ」と怒鳴ってしまった。

それから　それから　ウッシシ
パパは、次女をカラカった。
「じゃあ、ＭＰ３プレーヤーは、
パパのモノね！」と
すると　またまた　次女は、
荷物を持って右往左往(うおうさおう)、
抱きかかえたり
足の下に、置いてみたりと、防御、防御に
余念がない。

そんな日にかぎって
ママの帰りは、遅いもの・・・
翌日には、学校での卒業旅行が
控えている娘。
ディズニーランドに行く娘は、
しかたなく、小包の中身を見ることなく
床に入った。

パパとママは、その後で、ソットその箱を
開く。
中には、長女の愛情深いお手紙と、
ＭＰ３プレーヤー
それに
市販で購入したと思われる携帯ケースに
首から掛けられるゴムヒモと可愛いリボンが
ギコチナク縫いこんである。
これは、知的障碍を持つ次女が失くさない
ようにとの、長女の優しい配慮だろう。
「こんな娘(長女)が良い人と出会うとイイね」と
妻と話しなが　ＭＰ３プレーヤーをいじっていると
中にも、ギッシリ音楽が録音してある。
知的障碍を持つ次女では、録音できないから
長女か、勉強の合間に一生懸命に録音したに違いない。
長女の愛、
可愛い　ＭＰ３プレーヤーを見て
ママは、呟く「私も欲しいぃぃぃ」と
そして、そんな声は、台湾へと届いた。
(と信じる　「ママからのおねだり」)
そして、
お楽しみプレゼントにニッコリと今日の夜は
深けていった。
「おやすみなさい」
［ボイスプログ］
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