fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

devilman:

2007-09-18 00:00:00 | bookren@
デビルマンが好きです。
アニメ(未見)とか実写映画(黒歴史)じゃなくて、永井豪の漫画の。
実に壮大な世界観があって、その割には単行本5巻程度にスマートに纏まってるし、
一面的にはファンタジックな色合い濃厚なはずなんですが、印象としては妙な現実的生々しさを感じます。
それはラストに近づくほどどんどん激しく広がっていって、最終的には“こうなっちゃうのかよ!”
次いで“ズドォーン!”、そしてスッと、切なさを伴い悲劇的に収束していく。
それは時にベートーヴェンの『運命』を、時にボロディンの『だったん人の踊り』を、
時にカール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』を、時にアルビノーニの『弦楽とオルガンのためのアダージョ』を思い起こさせてきた。
“ハルマゲドン”などではベートーヴェンの第九を想起した
(あのシークェンスは、暴力と悲哀に溢れながらその隙間に何故か歓喜が満ちているように感じられて。
デーモンは戦いを喜びと感じるから、なのか?)し、
昔チャイコフスキーの『悲愴』を演奏した際、4楽章のイメージは、まさに“デビルマンのラスト”だった。
(あと“ゴジラ”(1954)のラストもダブった。)
そんなデビルマンが大好きです!

ストレス溜まった時やら暇な時なんかによくテキトーに楽描きしてますが、
“渋めのオッサン”“竜っぽい怪獣”と並んで
1番多いモティーフの1つが“デビルマン”ですね☆
絵的な嗜好は、永井豪ってよりちょっと寺田克也っぽいです。

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