Imazeki's Workshop

マツダ アテンザ、iPad と趣味

6B4G PushPull 完成

2007-12-29 01:28:26 | オーディオ

改定前の2A3より、スルーレートを良くするのが目的。
上手く行けば、音の瞬発力と分解能が向上し結果高域の伸びと切れも改善されますし、低域のパワー感も向上します。


回路の見直しと、コンデンサ類の交換が主たる作業でした。
各管に流す電流は少し大目に設定しています。全体のエネルギー感が向上します。
差動段は5687。これを使うと音が飛躍的に現代的になります。初段は6DJ8。
この組み合わせが気に入っています。問題は動作点の設定。
狭い部屋で聴くのが目的なので、出力は8W程度としています。その分、歪率を含む特性は向上させています。


この出力でも現代の低能率のブックシェルフ型のスピーカを十分にドライブ可能です。

さて、完成したものは予定通りの特性と音に。
奥行きと広がり感とダイナミック感が向上。

NFBを0~10dB程度まで5段階に切り替えられるようにしていますが、やはり無帰還の方がダイナミック感と自然さに優れています。


シングルエンドの真空管アンプと比べるととても硬い音に感じる音ですが、D級アンプと比較すると、とても音楽的に鳴っています。

6B4Gは2A3と同様に一枚プレートと2枚プレートがありますが、私は2枚プレートの方が圧倒的に好みです。スピード感と広がり感は1枚プレートより好感が持てます。
世の中は一枚の方が良とされていますが。
さらに 6B4Gは昔のスベトラナ製の2枚プレート。これに限ります。

と言う訳で、このアンプは当面このままで行きます。

ちなみに部品代だけで中国製の同クラスの製品が購入できてしまいます。



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