弁護女子。~越谷の女性弁護士の日々~

越谷市の弁護士(離婚・親権・面会交流・養育費・財産分与・不貞問題等を主に扱っております)の生井澤葵の日々を綴ります。

電波時計哀史。

2013-09-12 | 日記。
私は6年間使ってきた、電波時計を目覚まし時計にしています


6年間、アナタにお世話になってきました

きっかけは、司法試験の答案を書くため、

1秒たりとも無駄にしないために、

司法試験の会場の時計と1秒たりともズレないために、

アナタを選びました。


模擬試験の時も、本番の試験の時も、

私の目の前で、アナタは佇んでいてくれました

時間勝負でイライラしていた私は、

アナタを何度も睨みつけたことでしょう。

それでも、アナタは1秒も狂うことなく、時を刻んでくれました。


私が試験に受かった後、

アナタは、私の目覚まし役に転職して私を支えてくれました。

ところが、いつからでしょうか、

目覚まし機能のスイッチがゆるんでしまい、

相当注意をしないと、

ONからOFFにスイッチが落ちてしまうようになったのは・・・。


まだ、1秒も遅れることなく時を刻んでくれているアナタは、

まだ、頑張れると、言っているような気がしました。

だから、私も、アナタを信じて、

毎日ぎりぎりぎりとスイッチをONに押し上げて眠りました。


ですが、

ある朝、

アナタは力尽きたように、鳴りませんでした・・・。

私の仕事は、時間厳守です・・・。

その朝の衝撃は、とてつもないものでした・・・


覚悟を決めた私は、

数日後、泣く泣くようやく新しい目覚まし時計を買うことにしました。

熊谷駅前で電波時計を売っていそうな、

ニットーモールのノジマに向かいました。

ところが、ニットーモールは休みでした。

アナタがまだ頑張れると言っているような気分になりました。

それでも、

時間厳守には変えられません。

私は、心を鬼にして、無印良品でアナタに似た電波時計を買いました。



大丈夫、現役を引退してもまだまだ使います。そんな気分です。




弁護士 生井澤 葵
埼玉弁護士会所属

※2020年4月1日より、

 事務所を移籍し、熊谷の弁護士から、越谷の弁護士となります。

 紛らわしくて申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。