Always Autumn

Letter from Perth

ポロンガラップ国立公園からアルバニーへ ~家族旅行2日目(前編)~

2011-02-23 12:17:12 | 2011年2月 South Westへの家族旅行♪

昨日のニュージーランドのクライストチャーチで発生した地震で、既に75名の方が犠牲になってしまいました。

緑が多く、私なんかも憧れているあの美しい街が、悲しみ、焦燥の街と化し本当に胸が痛い。
亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

怪我をされた日本人の方もいらっしゃるし、行方不明の方々もまだ十数名おられるそうなので心配です。

余震が続き、救出作業も緊迫している中
いまだ300人が行方不明とのこと、一人でも多くの方が無事に救出されますように。

2011年は始まったばかりだけど、大きな災害のニュースが絶えないオセアニアです。

この自然災害の波、なんとかおさまってくれないものかな…


∞───∞───∞───∞───∞───∞───∞──∞───∞───∞───∞


【今日は2月初めの家族旅行リポートの続きを書きますね



2日目(2月2日)の朝、マウント・バーカーを出発。

そこから車で訳15分ぐらいの、porongurup(ポロンガラップ)国立公園に寄りました。

この辺はKarriの木(ガムツリーの一種)の森が続きます。


ポロンガラップ国立公園には、花崗岩の岩山が連なる小型の山脈があります。
その山脈が形成されたのが14億年も前のことなのだそうです。

相当に古い岩質土壌ですよね。


国立公園の中には何カ所か見どころがあり、バーベキューもできる場所があります。

その見どころの一つが、この“Tree-in-the-Rock”

長い年月の中で、菌類や微生物によって浸食された岩にコケが生え
それが水分を蓄え、さらに微生物を呼び土のようになった所に
カリの木の種が落ちて根を張り、岩そのものに育ったのだそうです(たぶん…)。


途方も無く長い時の流れを感じる森でした。
  (クリックすると解説が読めます。英語ですけど


森の中で見かけた、可愛い小鳥さん

The Scarlet Robin
(Red-brested Australian Robin)

鮮やかな赤のお腹の羽毛が宝石みたいに、常緑樹の森で輝いていました


ほんの少しでっぱっている樹皮に、器用にとまって羽を休めていました



そこから別の観光目玉、Castle Rockと呼ばれる岩場を見に行くことにしました。

家族全員まだ行ったことがないのですが、見晴らしのいい場所に
どかっと巨大な岩がそびえ立っている所で、ハリーがとても楽しみにしていたのです


ところが



「Castle Rock歩道閉鎖中」の看板が…オーーノォーー


その場所への足場が悪くなって来たとかで、約500mの歩道は補修工事の最中らしいのです。

(作業中の気配が全然、ありませんでしたけども

2010年3月15日に始まったみたいですが、なに、もう1年経っているんですね。

終了予定は・・・「未定」(紙を貼っつけて書きなおしてあるしー

パースでその話を、Rさんの友人にしたら
「こういう場所のメンテは、とことんボランティアの力に頼ってるからなぁー」と。


Rさんが事前に、Castle Rockへの行き方や近辺の見どころをネットで色々調べたのですが
修理中だのなんだの、そんなことはひとことも書かれていませんでした。

残念だったな~。

今回の旅行のメインイベントの一つだったのに…



ま、こういうのもよくある話さ、仕方がない

他に観光客はいなかったところを見ると、皆知ってたのかなー。

私達4人だけ、少しのんびり過ごすことにしました。

まだ子供のクカバラ(ワライカワセミ)が、おとなクカバラのような
「ククククカカカカカァーーーッ」っというけたたましい笑い声を出すために
何度も練習をしていましたが、その声はまだ何とも情けなくて、可笑しいやら可愛いやら

なんか落ち込んでる 子供クカバラさんです


ハリーはでっかなありんこ:Bull Antsを見つけて大満足

これはオーストラリア固有の蟻(国外では、ニューカレドニアに一種のみ)で
大きい蟻だと4cmにもなります

齧られると、めっちゃ痛いですからお子様は気をつけてね
(幸い、我が家は誰も齧られたことはないんですが)


2月なので、西豪州のワイルドフラワーの季節は終わりなのですが
この辺りは気温が低めなので、まだちらほらとお花が咲いていました。


ポロンガラップを出てお次はそこから40キロ南の町、南極海に面したアルバニーへ。



道路標識にある町の名前にもあるように、西オーストラリアには
“~~UP”という町の名前を多く見かけますが
これは西オーストラリア州に住むアボリジニ(オーストラリア原住民):Noongar 族の言葉で

“The place of~”を意味するのだとか。

例えば、“Ongerup”は“Place of the male Kangaroo”雄のカンガルーの場所)だそうですよ。


アルバニーのMiddleton Beach沿いのカフェで、まずは腹ごしらえ。


ハリーが食べていた、盛り合わせ料理

私のはフィッシュ・アンド・チップス


んまぁーーー太り系食べ物だわ、例によって

美味しかったけど、店内で食べるとものすっごく高いので
お持ち帰りのハンバーガーかなんかの方が良いかも…


次はアルバニーのお話をちょこっと

それでは、今日も一日がんばりましょ~


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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
パートナーシップ♪ (てん◎◎)
2011-02-23 14:46:46
岩に木が生えているという摩訶不思議なパートナーシップ。
思わず何度も見直してしまう、絵のような光景です。
苔でもこんな大木を支える事が出来るのね…
人間には手や足や口や心があるんだから、もっと簡単に楽に支えあえるといいのにね。

で、そのしょんぼりしたクカバラくんを是非私にください(笑)
まっかな胸のクックロビンでもいいかなぁ♪
返信する
妖精が住んでそう☆.。.:*・゜ (ねこ)
2011-02-24 00:15:54
ポロンガラップ国立公園って良いところだね~

神秘的な森にいる鳥さん達は可愛いらしいしワイルドフラワーは綺麗だし

お腹が赤いスカーレットロビンはこっちでいうコマドリなんだねーカワイー

なんかお母さんに怒られちゃって落ち込んでるみたいな・・・

カワセミちゃんも超かわぃぃいいいし

ここにいたら・・こっちが落ち込んででもいつのまにかに癒してもらえそう

今回行けなかったキャッスルロックは残念だっただろうけど

また次回の家族旅行の楽しみにとっておけるってことだよね~

次のアルバニーの街のエピソードも楽しみだなぁ




ところで今・・ニュージーランドの地震で留学生たちが行方不明になってるNEWSが・・
なんか人ごととは思えなくってすごく悲しい気持ちになってます

みなさん無事でありますように。。自然の脅威の前に祈るしかないのが歯がゆいです
返信する
てん◎◎さんへ (お~たむ)
2011-02-28 01:40:27
パートナーシップ
クリックして見てくれたんだ~
ごろっとした岩が、大きな木をどっしり支えてくれてて…
岩は“任せなさい”ってどっしり構えている親父さんのようで
木は、安心して空へむかって伸びていく子供のよう。
ほんと、摩訶不思議な自然現象だよね

そうだよね
人間も、もっと支え合って生きて行きたいものだわ

子供クカバラ、めっちゃ可愛くてお持ち帰りしたかったよー
返信する
ねこちゃんへ (お~たむ)
2011-02-28 01:58:50
いつも南へ行く時に、素通りしちゃう国立公園だったけど
いろいろ見どころがあって楽しいよ
いつかねこちゃんをご案内してみたいな~
…それまでにちゃんと歩道が直ってキャッスルロックに行けたらもっと良いけどね

今の季節でもお花が綺麗だったので、春のワイルドフラワーの季節はきっともっと

いつか時間をたっぷり取って、まだまだたくさん隠れてる鳥さんたちに会いたい

>スカーレットロビンはこっちでいうコマドリなんだね

うんうん、その仲間だと思うよ
日本のコマドリはまた特別種みたいだけど

クライストチャーチの地震で各国の留学生が巻き込まれたこと、本当に悲しいよね…
奇跡が起きないかな。
私もこれからA美を地震大国、台風国の日本に送るので他人事ではなく…。

一日一日、がんばるしかないね。




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