Always Autumn

Letter from Perth

ブッシュファイヤーの傷跡

2011-02-08 22:05:40 | この国とかパースのお話
日曜日から月曜日にかけて暴れた山火事は、昨日の午後ようやく危機を脱しましたが

結局、72戸を焼き尽くし、32戸にダメージを与えました。


義母の家の周辺は火の手を避けて無事でしたが
火事が酷かったローリーストーン地域では、まだ倒れた電信柱などがあって、危険な状況。

たくさんの住民がまだ帰れないみたいだし、電気が通っていない家も大部分です。

そのローリーストーンに住む友人はどうしているか、ずっと気になっていましたが
先ほど連絡が取れて、お家も彼女のご家族も無事とのことで、心の底からほっとしました。

きっとどこか無事に避難しているだろうなと思っていたけれど
彼女は作家の卵だし、イラストも描くからあの素敵な作品達が灰になったらどんなに辛いだろうと気になって。

ところが彼女と旦那さん、避難せずに火と闘って、なんとまぁ、追っ払ったそうなんですよ

何でも、火が始まった場所は彼女の家の近く。

火は風に乗って家のすぐ側で燃え始めていたけれど
消防士の方々が近くにいなかったので、危険を承知で消火作業を続けていたんだって。

近所の人もそれぞれのお家を守ろうと、火と闘うことを決めて、皆で励まし合いながら続けたとか。

彼女のお家は、大工さんのご主人が苦労しながら建てたお家なので

「燃やされてたまるかぁーーっ」って感じだったらしいです。

やがて、それぞれが必死に、向かって来る火に水をかけたり水浸しの毛布をかぶせたりしているうちに
彼女のお家もご近所のお家も、危機を乗り越えたそうです。



でも、丘の向こうのお家が火を噴いて、どんどん燃えて行くのを見るのが凄く辛かったって。

まじに危なかったんだね。

友よ、とにかく無事で良かった…。



友人一家のことを心配し始めたのは、このブルックトン・ハイウェイの橋が焼け落ちた場面を見た時。

彼女のお家はこの近くなのです。

ちなみに。

日本人でパースに馴染みのある方は“Wave Rock(ウェーブ・ロック)”をご存知の方も多いと思いますが
ツアーであそこからパースに戻ってくる時に使う道が、このブルックトン・ハイウェイです。

今は、ずっと遠回りをしなければ先へ行けない状況です。

以前、ちょこっと書いたWave Rockの記事はこちら



綺麗な森、素敵なお家が跡形も無くなっちゃって…。


上の2枚の写真はperthnowから頂きました。



今夜のニュースを見ながら、また泣けてきちゃいました。

災害に遭われた方々へ、心からお見舞い申し上げます。



この国は火山爆発も無いし、地震だって極めてまれだけど、山火事とか洪水とか本当に怖い。


一日、一日、大事に生きていかなきゃね



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Comments (2)
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