ついに、あの時見た「仙台東部道路」の海側の地へ。
兎にも角にも、
昼飯は名取市閖上(ゆりあげ)の「日本一の赤貝」だっ( `ー´)ノ
それだけを目標に、お腹を空かせ、
ひたすら、只ひたすら走る。
目的地は「閖上さいかい市場」。
あの大震災で大きな被害を受けた閖上地区。
地区が丸ごと津波に押し流され、コミュニティが壊滅。
そんな中「閖上の灯を消したくない」という方々の強い思いで、
ちょいと10分ほど離れた地区へ作った仮設商店街。
そんな商店街の中にある「浜や」さんがおススメだって
取引先の方から聞いたんです。
行くしかないでしょo(^^o)(o^^)oワクワク
もう赤貝しか考えられない…そんな思いでひたすら走り…
…が、ひたすら走りすぎたせいで、11時開店なのに10時着(T△T)
マヂかっ、1時間待つのかっ。いや待てん。
ならば次の手…と、
翌日お土産を買いに寄ろうと思ってた「ゆりあげ港朝市」へ。
ここは、海真ん前の被災地中の被災地。
だって港だもん。
全部、ぜーーーんぶ流された。
根性据わった松の木数本と、ごっつい建物の骨組みとか残して。
そんな壮絶な体験をしたにもかかわらず、
「やっぱり、港で朝市だっぺ」(←語尾は筆者の想像です)
そんな閖上魂がぎゅーーーーーっと詰まった朝市だ。
さすがに早朝6時開店の朝市の会場だけあって、
10時も過ぎると観光客も一旦引けた感じなのかな?
なんともいいタイミングで来た模様。
目的地は、朝市と同じ敷地内にある「メイプル館」の中にある「浜や」さん。
(そうそう、当初行く予定だったあちらのお店の姉妹店があるのだ。)
なのだが、せっかくなので市場をぶらり。
で、場内へ一歩踏み込んだ瞬間「セリ鍋」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いきなりスタートで引っ掛かるΣ(・ω・ノ)ノ!
しかし、赤貝は腹ペコで食べたい。
あとでねーと後ろ髪をひかれつつ、場内散策。
色々なお店が軒を並べるも、午後1時までの朝市だけあって、
既に叩き売り状態に入るお店や、店じまいのトコも。
こりゃ、明日のお土産購入こそ「さいかい市場」かもね。
そして、到着「メイプル館」。
こちらはカナダ政府の支援で建てられた木造の素敵な建物です。
朝市ひと段落、お昼には少し早いという絶妙の時間帯。
ほぼ飲食するお客さんがゼロと奇跡のよう。
(聞くところによると、連休にしては観光客も少なめとの事)
多くのメニューから、悩みに悩んで決めたのがコチラ ↓↓↓↓↓↓
閖浜丼 1,300円也。
赤貝丼なんてのもありましてね、
ちょいとお高いのですが、ふんだんに赤貝がのってらっしゃる。
でもね、赤貝だけですやん、寂しいですやん。
でもね、閖浜丼には赤貝1個。1個食べたら終わりって寂しくない?
あーーー死ぬほど旨いって思っても、次ないんすよ。
自分に言い聞かせました。「なんなら、明日も食える」。
さて、 閖浜丼。
赤貝…美味いっすねぇ(*´▽`*)
生臭さが全く無く、コリコリした歯触りも、甘みも最高。
港町生まれの私としては、その他の具は普通に美味しかったという感じだけど、
なんとも衝撃的だったのは、海鮮の下のシャリ…つまりお米。
港町でもあり、お米の産地でもある我が地元。
旅行先で食べたお米で“美味いっ”と感動する事はほぼ無い。
普段食べているお米の美味しさを再確認する事の方が多い。
閖上のお米…というより、このお店がチョイスしているお米が美味しいのだろう。
「あーコメ、美味い」と思いながら完食。
日常での1300円の丼ぶりは高いけど、非日常でこの丼ぶりなら満足だ。
お腹も満たされ、次の目的地に向かってもいいのだが、
やっぱり気になる「セリ鍋」。
小さめの器で300円だし、サクッと食べれるよね…と1個注文。
そしたら…
「あっ…そんなによそわんでも…」「あんまり足さんで下さい…」
そんな感じでサービス満点のてんこ盛りヽ(´~`; ォィォィ
しかしさ、今まで鍋でしか食べた事なかったから、
煮込まずに、パクチー状態のセリ初体験!!!!!!!!!!!!!!!!!!
若干抵抗があったものの、食べてみたらシャキシャキして美味しい。
でも、先に下の具を3分の1ほど食べて、セリを下に埋めて、
少ししなっとさせてもシャキシャキなんで、私はそっちがおススメ。
次の目的地でも食べる予定がてんこ盛りなので、
翌日もう一度来ると誓って、朝市とはこれにてお別れ。
次の目的地は、津波でしょっぱくなった大地に無理って言われたアレ。
しょっぱくなった土地で実ってるそうですよ。
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