先週末、2度目の福島ボランティアに行って参りました。
詳細はアチラのブログを見て頂くとして、「行こうぜ、ボラ!!」と訴えるアチラには少々書き辛い事を書こうと思います。
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今回の震災においての私のボランティア活動は、ふた現場め。
「何かしなければ…」と思い立って向かったのが、ひと現場めの「石巻」。ここに向かうときの不安と言えば、初めてのボランティア活動という気持ちだけ。多少距離は遠いけど、みんなに混じって何かやりたい…そんな思いで向かいました。
そして、石巻のシェルターの閉所。
ステッカープロジェクトも道半ばという感じだったので、次の活動を…とネットを彷徨い見つけたのが、ふた現場めの「福島」。
前のエントリーでも書きましたが、第一回目は救援物資として毛布を持って現地へ。
そして先日の第二回目。
今まで、ぶっちゃけ、これだけ日本中で大騒ぎになっているのに、連日テレビで取り上げられもしているのに、なんとなくちょっと遠い話だった原発事故。
岩手や宮城の沿岸部の話題には敏感に反応するのに、変わってしまったDASH村を見ても、池上彰さんが一生懸命説明してくれても、私の中の関心の比重が、津波被害>>原発被害なのは薄々感じてはいた。
うちの弟夫婦は仙台在住。小さな子供も3人いるのでやはり関心があるらしく、こっちへ来た時なんかは良く“放射能”って会話で耳にする。
が、私は日本海側の港町在住。
見えもしない放射能がどの位ここまで飛んできているのかなんて、ちっとも気にしたことなんか無かった。
石巻だって、津波の被害の大きさは尋常じゃなかったけど、そこでボランティア作業する場合においても“放射能”なんて口にする人はいなかったし、実際私も全く気にした事なんか無かった。
で、今回の「福島市」。
最も私を驚かせたのは、ネットで“福島市 ボランティア”で検索するとヒットした、「わざわざ無償で放射能を浴びにいく事は無い」「今、福島市に行くのは危険行為」。はたまた「宮城にボラに行くのに福島通るのが心配」などなどのフレーズ。
福島市って…キケンなの!??????
そこから、自分でうんと調べた。今まで気にしなかった事を後悔するほど、色々探した。
でも、結局、
福島市において一日ボランティア活動する事における、
自分の体への影響や注意事項
全然分からなかった(T_T)
探し方が悪いかもしれない、物理的な言葉がチンプンカンプンで深く読み込めないでいる事は確か。でもさ、福島市って「今も普通にみんな生活してるんだよ」。
なのに危ないの?
うちでとってる新聞に毎日載ってる「昨日の放射線量」。
うちの近くなんかは0.03マイクロシーベルト毎時なのに、福島市って1.00マイクロシーベルト毎時なのね。単純に30倍近いトコに行くって事だもんね。
これって、やっぱり、あれっ!???って思わなきゃいけない事なのかな?
不安を煽るために言ってるんじゃない。だって自分だってまたボランティア行くし。
先週末に福島市行った時、みんな普通に生活してたよ。駅前だって凄い人だったし、20日なんて駅伝があるって立て看板があった。
駅近くの御飯屋さんでご飯食べたし、賑わってた。
でもさ、ふと思い出す。
震災当時の枝野官房長官が良く言ってた言葉。
「ただちには健康に影響がない」。
福島の人たちって、どう思ってこの言葉を聞いていたんだろう。
そして、私のように自分の意思で福島の地に行くモノたちは、この言葉をどう捉えればいいんだろう。
なかなか、正しい答えは無いのかもしれない。
でも、国や東電は、離れた0.05マイクロシーベルトの東京ではなく、福島の県庁所在地で会議して検討して暮らして、この1.00マイクロシーベルトと向き合うべきなんじゃないか…と思ったりする。何も14.00マイクロシーベルトの浪江とは言わないから。