よっし~ごのみ

本当に気ままな独り言。
日々の生活の中での「私好み♪」を紹介していけたら。

夜空を見上げて

2012-06-08 22:25:40 | その他

レイ・ブラッドベリ逝去。享年91歳。

 

私と、このアメリカの作家さんとの接点は、生涯一度。
でも、絶対忘れられない、大切な思い出。

 

 

過去を遡れば、実は演劇少女だった頃がありまして。
高校の部活動が演劇部。
通学時のかばんには弁当と台本だけという、生意気な女子高生でありまして、
そしてまた何か悪さをしでかすと「また劇部か!!!!」と言われる生活でありました(汗)

そして、高校~社会人の頃に「小劇場ブーム」という時期にあたりまして、
つかこうへい(つかこうへい事務所)だの、野田秀樹(夢の遊眠社)だの、鴻上尚史(第三舞台)だの、三谷幸喜(東京サンシャインボーイズ)だの、成井豊(キャラメルボックス)だのにハマったのであります。

 

その中で東京まで良く観に行ったのが「キャラメルボックス」。
(ちなみに、上川隆也はこの劇団出身でーす)

その中で、今でも私が一番好きなのが“広くてすてきな宇宙じゃないか”という戯曲。
そして、その戯曲の元となっているのが、レイ・ブラッドベリの“歌おう、感電するほどの喜びを!”という短編小説なのです。

お母ちゃんが亡くなった父子家庭に、アンドロイドのおばあちゃんがやって来る…という設定なのですが、久しぶりに原作を読んで涙(:_;) 台本を読んで涙(:_;)
勢いよく舞台も見たいのですが、なんともVHSなもので…。

 

ただ、その戯曲の元本というだけで、他の小説を読んだ記憶もなく、特にこれといった思い入れも無い作家さんなのでありますが、あの時代、同じく小劇場にハマった方で、同じくキャラメルボックスにハマった方は…きっときっと、同じように遠い目で青春時代を振り返った夜であったろうなぁ…と感慨にふけるのであります。

そして、心の中に流れるのは、その舞台で使われた
ルイ・アームストロングの「ワンダフル・ワールド(この素晴らしき世界)」だろうと。

しばし過去に思いを寄せ、
この曲を聴きながら、満天の星空を眺め、黙祷を捧げたいと思います。

 

 

 

ごらんなさいよ。
広くてすてきな宇宙じゃない。


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