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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

夏鳥の渡来-サシバ

2023-04-28 07:45:31 | 日記
 家の軒先にはナニワイバラが咲き、散歩道の林では高い木に巻き付いて登ったフジが満開となった。

               ナニワイバラ

             空高く登ったフジ

 コマドリの鳴き声は相変わらず聞こえるが、その頻度は下がり姿はいまだ見えない。
 森の枯れた赤松の幹にキノコがついているのを見つけたが、名前など知る由もない。

           枯れた赤松についたキノコ

 森の木陰にはシラユキゲシが咲き、驚くほどその生息範囲を広げている。

               シラユキゲシ

 エニシダも満開、クロアゲハも活発化した。

                エニシダ

               クロアゲハ

 ウスバシロチョウの様子を見に白山市瀬戸付近に行ってみた。ニリンソウはまだ残っていたが、ウスバシロチョウが集まるシャクの花は未だであった。

              ニリンソウ

 1週間後くらいにまた来てみようと思い帰ろうとしたところ川向に茶色っぽい鳥が飛んで来た。

  
               川向を飛ぶ鳥

 ピントが甘く、一瞬、チョウゲンボウかと思ったがどうも違う。対岸の杉の木に止まったと思ったら又すぐに飛び立ち上流に向かって飛び去った。あ!サシバだ!と思ったが確認が取れず、もやもやとした気持ちのまま樹木公園に向かった。
 もうクロツグミが来る頃だと思ったからである。なかなか見つからなかったが、幸いにも1羽を見つけることができた。



         やっと見つけた今年初撮りのクロツグミ

 やれやれと思いながら帰路につき車を走らせている時に、金剛寺付近にサシバが来ることを思い出し立ち寄ってみた。今度は車を止めるとすぐに上空にサシバのピックイーという鳴き声が聞こえた。ラッキーと思いカメラを向けたが遠いのと動くのとで、胸の模様からサシバだと確認できる写真が撮れただけであった。


               空を舞うサシバ

 暫く待っていると、向かいの山の高い杉の木の上に止まってくれた。

            杉の木に止まるサシバ

 今度こそ納得のいく写真が撮れ満足して家に帰った。

季節の変わり目にーミヤコドリ

2023-04-25 07:16:26 | 日記
 今年は海岸での春のシギやチドリの渡りはオバシギを観察しただけであり(4月4日上掲)、なんとなく満足感がないまま夏に向かおうとしている。一昨日、何か来るはずだと思い弁天島に出かけてみた。
 浜では相変わらずシロチドリがいるだけであったが、よく探すとコチドリが渡来していることが分かった。



             砂浜のシロチドリ



            波打ち際のコチドリ

 折角来たのに残念と思って、波打ち際を探してみてもウミネコが元気に餌を探しているだけで変わった様子はなかった。


             波打ち際のウミネコ

 肉眼では確認するのは難しいが、沖合の岩礁に何かいないかなと望遠を使って探してみると、ハマシギがヒドリガモに混ざって日向ぼっこしていた。

         沖合の岩礁のヒドリガモとハマシギ

 レンズを隣の小さな岩礁に移した時、黒っぽい2羽の鳥に気付いた。ミヤコドリ??と思い撮ってみると、ミヤコドリに間違いなかった。





             岩礁のミヤコドリ

 今季オバシギに続く収穫であった。

       休息するミヤコドリと餌を探すミヤコドリ

 1羽は目を閉じて休んでいたが、もう1羽はゆったりと岩礁についた貝を食べているようであった。


          ゆったりと急がないミヤコドリ

 早く目を覚ましてくれと願いながら、20分ほど待つと漸くもう一羽も動き出し、2羽が餌を探しているところが撮れたが、ピントが甘かったので、もう少しと思って頑張ったが、動きが少ないのでこちらが焦れて切り上げてしまった。


           目を覚ましたミヤコドリ

            貝を突っつくミヤコドリ

 弁天島では時々ミヤコドリが撮影できるが、距離がかなり遠いのでシャープな写真を撮るのはなかなか難しい。それでも、ミヤコドリに会えて元気を回復し帰路についた。

季節の変わり目に―アカハラ

2023-04-21 07:32:43 | 日記
 散歩道ではここ1週間程コマドリの鳴き声が聞こえる。何回か様子を見に行ったが、まだその姿は捉えられていない。多い時には5羽の鳴き声が聞こえたが、今朝は2羽しか聞こえなかった。鳴き声も心なしか弱弱しく感じる。さらに涼しい所へ移動するのか、パートナーを見つけて繁殖に入るのか定かではない。
 そんなことをしている間に、キビタキ、サンショウクイ、クロツグミなどの鳴き声が聞こえるようになったが、クロツグミの他は全く撮れていない。
 夏鳥を求めて森を歩いている間に多くの花々が咲いているのに気付いた。
 樹木公園では御衣黄がまだ花をつけていた。

                御衣黄

 水辺では、シャガ、イチリンソウ、ミズバショウが咲いていた。

                シャガ

               イチリンソウ

               ミズバショウ

 かなり早いような気がする。
 森では、シャクナゲ、ヤマブキ、ミツバツツジ、ヤマツツジ、フジ、ウワミズザクラ、山道では、トキワイカリソウ、ヒメフウロなどが目に付き、季節が大きく変わっていることを改めて認識した。

                シャクナゲ

                ヤマブキ

              ミツバツツジ

               ヤマツツジ

                フジ

             ウワズミザクラ

             トキワイカリソウ

               ヒメフウロ

 夏鳥は声だけで、若干フラストレーションがたまり気晴らしに空を見上げると、よく晴れた空に4発のジェット機の飛行機雲が見えた。

       青空に4発ジェットの白い機影と飛行機雲

 目を落とすと、道端の枯葉の上を飛び跳ねて歩く鳥を見つけることができた。

           道端で餌を探すアカハラ

 シロハラかな?違う。道沿いの岩の上に止まったところをよく見るとアカハラであった。




   枯葉をひっくり返したり、飛び跳ねたり、休んだり。餌を探すアカハラ

 アカハラは留鳥(この辺りでは暖かくなってから見られることが多い)であるが、何か救われたような気がした。
 カケスも地面に下りて餌を探してくれた。

           地上に降りて餌を探すカケス

 野の花で蜜を吸うキタキチョウを見ながら、コマドリの鳴き声のする辺りにもう一度寄り、耳を澄ましてみた。

          野の花の蜜を吸うキタキチョウ

 鳴き声はしたが姿は見えなかった。代りにウグイスが出てきてくれたので良しとした。


        目につくところに出て来始めたウグイス

 この薮にコマドリがいるのに出てきてくれと思いながらその場を去った。


季節の変わり目にーベニマシコ

2023-04-18 07:44:40 | 日記
 朝の散歩で今年出会えなかったベニマシコに思わぬ形で出会うことができた。電線でヒタキのような鳴き声を出している鳥を見つけて写真を撮った。

            電線に止まるベニマシコ

 お!ベニマシコではないか!!と思った瞬間に鳥は飛んで空き地のフェンスに止まった。よく見るとフェンスの隙間から顔を出して此方を見ている。

         フェンスから顔を出すベニマシコ

 1枚撮った。もう一枚撮ろうとしたら向こう向いた。


            ベニマシコの後ろ姿

 何かさよならを言っているようでみょうに可愛かった。今秋にも元気で帰ってきて欲しい。
 田付近ではツグミ,林ではカシラダカ、アオジなども少なくなった。

                ツグミ

              カシラダカ

                アオジ
 
 これから去っていく鳥や盛りを過ぎる花などを後ろ向きや不完全な形で撮影した。ジョウビタキももうそろそろ去る頃だ。

              ジョウビタキ

 藪では、名前は分からないが、ピンクの椿が盛りを過ぎようとしていた。

              薮の中の椿

 満開を迎えたドウダンツツジには、越冬して次世代にバトンタッチするルリタテハが蜜を吸っていた。

           ドウダンツツジのルリタテハ

 冬の終わりの象徴である。
 一方夏に向かって盛んになるもの、来るものもいる。
 麦は穂を揃え、サルトリイバラ、イチョウも若芽を出した。

             穂が出揃った麦

           サルトリイバラの新緑と花

             イチョウの若葉

 田にはシギが来た。



                畔のシギ

 クサシギの仲間のように見え、足がキアシシギより長く、斑紋はタカブシギのようでもあり、風切りが黒い特徴を持っている。鳥友さんにも相談したが、きちんと同定できないので、めくった図鑑の写真を頼りに、仮にということで、私の思い込みでコキアシシギだとした。迷鳥だそうで甚だ自信がなく迷想かもしれないので、ご批判いただきたい。
 花が散った桜ではヤマガラが虫を探すのに忙しい。


       花の散った桜の枝で虫を探すヤマガラ

 また、パートナーを見つけたホオジロは落ち着いてエサを探している。




          ゆったりと餌を探すホオジロ

これからやや涼しい場所に移動して子育てするのであろう。
ただ、気候は気まぐれで、今日は寒の戻りである。

水温む千里浜から安部屋海岸ーユリカモメ

2023-04-14 05:54:37 | 日記
 4月も半ば近くなり気温も上昇し、水も温んできた。
 白尾海岸は人影も少ないが、沖合には巡視船も見え、中には海に入って魚を釣る釣り人も見られる。

           沖合を航行する巡視船「のと」

            海に入って釣りをする人

 千里浜近辺では時々訪れるシギ以外に鳥影も少ない。その中でユリカモメは夏羽に変りながらまだ浜にいる。








      夏羽に変る様々な段階のユリカモメが活動する千里浜

 ユリカモメの周りにはドバトやコチドリなどが集まり、波打ち際ではカルガモが泳いでいた。

            ユリカモメとドバト

         ユリカモメと渡来したコチドリ

 
              寛ぐカルガモ

 ハマシギの群もゆったり過ごしている。

            波打ち際のハマシギ

 志賀、高浜の海に行くと、ハクセキレイやハマシギ、安部屋ではイソシギなどが岩礁で餌を探していた。

           高浜の岩礁のハクセキレイ

            高浜の岩礁のハマシギ


           安部屋の岩礁のイソシギ

 岩礁にはコサギ、ダイサギ、アオサギなども温んだ水辺の岩礁で餌を探していた。

                コサギ

               ダイサギ


                アオサギ

 辺りはすっかり春めいてきた。