今朝は昨日とうって変わって雪混じりの霙、あるいは雨混じりの雪であるが、冬の最後の抵抗であろう。 前回、カモ達の北帰行の具合、浜辺のミユビシギ、ハマシギの活動の活発化も報告した。1週間経つと、寒の戻りもあったが、浜ではミユビシギ、ハマシギの群れも大きくなり、クロサギやセグロカモメなど、またカラス(嘴の大きさが分かりにくいが多分ハシブトガラス)やイソヒヨドリなども活動を活発化させている。






春の陽射しを浴びてゆったりと餌を探したり寛いだりする
ハマシギ(上3枚)やミユビシギ(下3枚)

クロサギ

セグロカモメ?

ハシブトガラス?

イソヒヨドリ、メス
庭のトサミズキも満開になり、散歩道への小さな坂の雪も解け、野ではフキノトウ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなどの花も見られるようになった。

満開になったトサミズキ

雪の解けた団地から散歩道への登り口

オオイヌノフグリ

ヒメオドリコソウ
田では、畔も整えられ田起こしの準備も着々と進んでいる。

畔が整えられ田起こしの準備が済んだ田
よく見てみると、去年は稲が植えられていたのに、今年は既に耕されてネギ(?)が植えられているところもある。

ネギが植えられた田
コメ不足騒ぎをよそに、減反を守っている田もあり、何かちぐはぐさを感じる風景である。そんな人間の活動をよそに、ヒバリの活動も活発化して来、高い梢には、今冬、あまり見なかったアトリが移動のために集まり始めた。

田や野に現れ囀り始めたヒバリ

北へ帰るために集まり始めたアトリ
河北潟周辺の田の水たまりではタゲリが移動の準備のため餌を摂るのに忙しい。





移動前に栄養を摂るタゲリ
体の白と、日の光を浴びるとタマムシ色に光る黒っぽい色のコントラストが美しく、ピンと伸びた冠羽もユニークである。
すっきり晴れた空高く、コウノトリが舞い、電信柱ではチョウゲンボウなどが周囲の監視を強めているが、ノスリはカラスにモビングされて困っている。

空高く舞うコウノトリ

周囲を監視するチョウゲンボウ

カラスにモビングされて電柱のてっぺんに追いやられたノスリ
手取川周辺では、コガモやホシハジロ、ホオジロガモなどが移動の最後の準備をしている。

コガモとホシハジロ

ホオジロガモとカルガモ

未だ真っ白な白山
白山は未だ真っ白であるが、里には本格的な春が足早に近づいている。