goo blog サービス終了のお知らせ 

チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

季節の変わり目―ミヤマセセリ

2025-04-23 07:11:50 | 日記
 今日は雨の朝です。この時季は一般に新しい出発の時季ですが、私にとってはお別れの日です。私事ですが、goo blog サービス終了の知らせを受け、自分がそれなりに歳もとり、アップする素材も少なくなってきたこと考え、今後の更新を中止することにしました。今後は、気儘にfacebookを利用しようと考えています。いつまで続けられるか分かりませんが、「facebook 川上雄資」で検索していただければ、すぐに見つかると思いますので、もしよろしければご一読いただければ有り難く存じます。また、他にも新しい趣味を見つけたいとも思っています。
 さて、ギフチョウが出てくる時季は越冬したヒオドシチョウやルリタテハが目覚める時期でもある。

             早春のギフチョウ


          越冬から目覚めたヒオドシチョウ


             目覚めたルリタテハ

 石川では、多くの場合ヒオドシチョウの翅の痛みが激しく、より厳しい環境で越冬しているものと思われる。いずれにしても、越冬したチョウや新たに羽化したチョウ達は互いに縄張り争いをするのが普通である。ギフチョウと同じ時季に出てくるアセビやガマズミなどを食草とするコツバメは小さいのであまり争いに加わらないが、ミズナラ、コナラなどを食草とし、やや遅れて出てくるミヤマセセリは勇敢に争いに参加する。



   仲間同士で争ったり、ヒオドシチョウなどと争うミヤマセセリ

 ミヤマセセリは仲間のオスとも争う。他を分別する能力はあまり高くないのかもしれない。
 オスの表には霞んだような白いロウ状の紋があるがメスのそれはくっきりとしている。














             ミヤマセセリ
 
 ミヤマセセリはギフチョウのような華やかさはないが、春の一時(いっとき)出現する儚いチョウという点では共通している。皆様とのお別れにふさわしいチョウかもしれない。
 当地には、未だジョウビタキやアオジ、ツグミも少し残り、山の方に行けばカワアイサが見られることもある。

               ジョウビタキ

                 アオジ

                 ツグミ

                カワアイサ

 ホオジロ、カワラヒワ、エナガ、ハクセキレイ、コゲラなどの活動が活発化し、季節は変わり、夏に向かっている。

                ホオジロ

               カワラヒワ

                エナガ

               ハクセキレイ

                コゲラ

 自然豊かな石川に住み、皆様と共通の趣味で交流させていただいたことを有難く思っています。蝶吉であった私、チョウキチがこのブログを通じて鳥吉にもなることができました。皆様大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。有難うございました。末筆ながら、皆様の末永いご健勝、さらなるご活躍をお祈りいたします。


春爛漫ー桜に止まるギフチョウ

2025-04-16 09:16:57 | 日記
 先週、出てきたギフチョウをやっとアップした。その後は寒暖が繰り返し、昨日から今朝にかけては霰混じりの強風雨となったが、11日土曜日は絶好の行楽日和となった。人が多いのはあまり好きではないが、天候の選り好みはできないので、布橋十二ヶ滝近くのミズバショウの咲く園地の古樹のサクラの花に止まるギフチョウを見に行った。

              布橋十二ケ滝

              ミズバショウ

 木は半分近く枯れているようにも見えたが勢いの良い美しい花を咲かせ、ギフチョウが忙しく舞っていた。ただ、ギフチョウの動きが激しく、ピントや構図にあまり贅沢が言えるような状況ではなく、やっと数枚だけ撮影することができた。





            満開の桜とギフチョウ

 わが家近くの森ではコツバメが断続的に出ており、翅の内側の美しい青を見ることができた。



                コツバメ

 ヒオドシチョウやミヤマセセリも出始め、ウグイスの行動も大胆になってきた。



          越冬から覚めたヒオドシチョウ

         高い枝に止まり見やすくなったウグイス

 散歩道では、落花により道が桜絨毯となっている所や枝垂れ桜とソメイヨシノ、ナノハナのコントラストが素晴らしい場所もある。

             落花による桜絨毯


                枝垂れ桜

 田では麦の穂も伸び、イワツバメ、ツバメも渡来し、ホオジロもつがいとなっているようであり、河北潟では、冬の間1羽だったヘラサギがいつの間にか2羽になっていた。

             伸び始めた麦の穂


                イワツバメ


                ツバメ

              ホオジロのつがい

            2羽となったヘラサギ

 春爛漫である。未だ寒暖の差は激しいが、森ではワラビやコシアブラの若葉も伸び始め、もうすぐ初夏の季節となる。
 私事ですが、goo blog サービス終了の知らせが届きました。老後の楽しみ、元気の支えとして取り組んできた私にはショックな知らせでありましたがやむを得ません。アップする素材も少なくなっているので、これを機会に辞めてしまおうかとも思いましたが、facebookも怠け、怠けながら書いてきたことを考え、個人情報が漏れるのは嫌ではあるが、皆様にはgoo blogで真摯に大変お世話になったので、そのような心配も無用で、徐々に重点を移していくfacebookを見ていただければありがたいと考えるようになりました。いつまで続けられるか分かりませんが、
「facebook 川上雄資」で検索していただければ、すぐに見つかると思いますので、もしよろしければご一読いただければ有り難く存じます。

春の女神―ギフチョウ

2025-04-09 07:56:47 | 日記
 3月からの暖かい気候のせいか春への歩みが急ピッチであると思っていたら4月に入ると寒い日が続いた。森では、ヤブツバキなどの鮮やかな色が見られ、ウグイスの縄張り主張も一段落した。

               ヤブツバキ


           移動しながら囀るウグイス

 結構近寄ることができることもあったが枝に邪魔されて明瞭な写真が撮れないことも多かった。







           ブッシュの中のウグイス

 何回か出かけて未だ不十分ながら少しピントが向上した写真が撮れた。
 コゲラやアカゲラの活動も活発化し、オオタカは雪の頃から今まで頻繁に現れるので近くに営巣しているものと思われるが、巣の発見には至っていない。



                コゲラ



                アカゲラ



              鉄塔のオオタカ

 野ではキクザキイチゲやショウジョウバカマ、スミレ、カタクリなどの花も咲き始めてきた。

             タチツボスミレ?


               カタクリの花

 こうなればギフチョウの季節だと思い、出現を期待して数回、山に行ってみたが発見には至らなかった。
 5日朝は冷え込んだが、日中は暖かくなった。今日こそはと思い、ギフチョウがよく出現する場所に行ってみた。カタクリはかなり咲いていたが、ギフチョウはすぐには見つからなかったが、しばらく待っていると、美しい姿で飛ぶのを発見できた。




            カタクリの森のギフチョウ

 これで春の訪れが実感できたと肩の荷が下りた。こちらでも桜が満開となり、昨日は強風で心配したが、今朝は穏やかな天気となりサクラも無事であった。今日は、桜にギフチョウを撮ってみたいと思っている。

春への誘い―ショウジョウバカマ

2025-04-02 09:06:30 | 日記
 先月25日には古墳の森のいつもの場所に例年通り、コツバメが現れ、用水沿いではツクシ、ホトケノザが見られた。



          古墳の森に例年通り現れたコツバメ

             芽を出したツクシ

            用水沿いのホトケノザ

 民家の庭の梅も咲き始め、わが家の庭で咲いたマメザクラは、もう満開を過ぎてしまった。あとはソメイヨシノの開花を待つばかりである。と思いきや驚くことに27日には気温が28℃を越してしまい、29日には桜の開花宣言も出された。



             桜開花を報じる新聞

 こんな気象条件であるが、野山ではカワラヒワの群れの囀りも聞こえ、未だアトリ、カシラダカ、アオジなど、民家近くでは、シジュウカラもの姿も見られる。




            野山で活動するカワラヒワ

                アトリ


               カシラダカ 

                アオジ

               シジュウカラ

 また、ハス田ではダイサギなども活発化しコウノトリも餌を探している。

               

       ハス田のダイサギ(上)、コウノトリ(中、下)

 コノコウノトリが近くに営巣している1羽であるかどうかは定かではない。
 野ではオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウなども勢いを増し、キクザキイチゲやショウジョウバカマの花も咲き始めてきた。


     満開のオオイヌノフグリ(上)、ヒメオドリコソウ(下)

              キクザキイチゲ

 先月末の暑さに驚き、自然にも変化があるに違いないと様子を見に行った山ではコブシの花が咲き、足元では花が大きなキクザキイチゲ(キクザキイチゲには花弁はなく、生える環境により花の色、萼片の数や大きさに変化が多い)、オウレンやカタクリも咲き始めた。

                コブシ

            大きな花のキクザキイチゲ

               オウレン

 オウレンは、牧野博士の発見したバイカオウレンではなく、通常のオウレンのようである。もっとも、私にはキクバかセリバかは区別が付けられない。


             咲き始めたカタクリ

 31日の朝には雪がちらついたが、日中はよく晴れた。

            31日朝ちらついた雪

 自宅近くのサクラもここ一両日中には咲き始めそうである。季節の進行は行きつ戻りつであるが、こうなればギフチョウの季節も近いと思われる。

旅立ちの準備―ジョウビタキ

2025-03-26 07:06:34 | 日記
今朝も暖かい。それに加えて黄砂、朝日が円形に見えている。電線が途切れて見えるのは、黄砂により光が乱反射しているせいかもしれない。

         黄砂によりまん丸く見えている太陽

 先週末辺りから急に暖かく、春を通り越して初夏のような気候となり、庭のトサミズキの鮮やかな黄が美しい。

              満開のトサミズキ

 野では、越冬していたルリタテハやキタテハも現れ、フキノトウももう蕾が見えている。


  暖かさに誘われて越冬から目が覚めたルリタテハ(上)、キタテハ(下)

           蕾が顔を出したフキノトウ

 田周辺では、暖かくなって集まり始めたツグミの羽も白っぽくなり帰る準備が整ったようである。

            羽が白っぽくなったツグミ

 23日は大相撲の千秋楽、石川の大の里と茨城の高安の決戦となった。高安は過去何回も決定戦で敗れ、年齢を考えると今回が最後のチャンスかもしれないと思うと、心情的に応援したい気持ちであった。とはいえ、大の里は地元力士である。石川県民の盛り上がりも大きいものがあった。

          春場所の結果を予告するテレビ

 結果は大の里の圧勝であったが、勝負がついた時、両力士の目に光るものを感じた。

          大の里の優勝を伝える24日の新聞

 大の里は嬉しさ、感動の涙、高安は悔しさと失望の涙、両者とも感動的であった。両者の今後のさらなる活躍を期待したい。

 さて、散歩道には冬の間見なかった、頭の白さが増したジョウビタキ、オスが姿を見せた。

        現れる頻度が高くなったジョウビタキ、オス

 田や森ではホオジロの餌探し、囀りも見られる。用水路沿いではモズが辺りを監視している。



   田で餌を探し、電線や山茶花の上で囀るようになったホオジロ

              辺りを監視するモズ

 冬の間はオス、メス別の生活をし、寒さに耐えていたジョウビタキは、春の帰還に向けてあちこちに現れるようになり、パートナーとの出会いの機会も多くなってきた気がする。






               冬のジョウビタキ

 厳しい雪の冬を乗り越えるのは大変であったであろう。




      暖かくなって目立つようになったジョウビタキ、オス

 北への帰還を前にオスは、メスを探している。今後さらに暖かくなり、伴侶を得たジョウビタキは本格的に北へ向かうだろう。