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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

北陸地方の自然とチョウ、トンボ、野鳥の写真を投稿します。

年の瀬の河北潟-ハジロカイツブリ

2022-12-30 09:08:11 | 日記
 もう年の瀬だというのに、雪の降った畑にはまだ柿が残っている。

           雪が降っても残っている柿の実

 森からの鳥の出現を期待したが、お目当てのトラツグミやベニマシコは出てこないので、気分を変えて河北潟に行ってみた。潟は風が強く、時々カモ達が大きな群れを成して飛んでいた。

            大きな群れで飛ぶカモ達

 水面をよく見ていると、マガモの群れに混ざって泳ぐハジロカイツブリが目に入った。



        マガモの群れの近くで泳ぐハジロカイツブリ
 
 少し泳いでは辺りを見回し、その顔はなかなか精悍に見えた。



        泳ぎながら辺りを窺うハジロカイツブリ

 暫くみていたら頭を持ち上げて水に潜った。


           潜る寸前のハジロカイツブリ


 泳いでいるマガモの群れをよく見ると、近くにトモエガモがいるのが分かった。


           マガモの近くのトモエガモ

 遠くてややピントが甘いが、トモエガモは今冬二度目のアップである。






           群れで泳ぐトモエガモ

 強い風でまた多くのカモが飛んだ。

           風に煽られて飛ぶカモ達

 見ていると湖面を旋回しまた元の近くに戻ってきた。

           湖面に帰ってきたトモエガモ

 今度は少し近かったので、飛んだり、泳いだり、休んでいる姿が少し鮮明に撮れた。

            飛ぶトモエガモ

            寛いで休むトモエガモ

 今年最後のブログとしては少し物足りない内容となってしまったが、天気が悪く強風も吹く中出かけて行ったことに免じてお許しいただきたい。
 皆様今年1年有難うございました。良いお年をお迎えください。また来年もよろしくお願い致します。

雪の森、田-ホオジロ

2022-12-27 08:02:43 | 日記
 20日には、今冬初めての積雪、23日にはさらさらとした、ボクシングでいえばフライ級の雪がそれなりに降ったことを報告した。24日朝には、見た目には積雪量は増えていなかったが、雪に触ってみると水っぽく、非常に重いヘビー級の雪であった。一晩のうちに雨かあるいは気温が上がったせいか、雪が絞まり重くなってしまった。家の庭には最近の雪の名残が残っている。庭木に来たジョウビタキが、身を丸めて寒さを凌いでいるようである。



    体の羽を膨らませ庭の木の枝で寒さに耐えるジョウビタキ

 重い雪に負けず、60㎝近い雪をラッセルして、24日朝から26日朝まで3日連続で鳥探しに出かけた。雪が2,3日続いた後には、森で餌を摂りにくくなった鳥達が開けた場所に出て来るからである。一番の目的はトラツグミとベニマシコである。
 雪道をモズの鳴き声を聞いたりしながら、トラツグミはいないかと、そっと歩いて行くと、夏から秋にはいろいろな鳥や昆虫が集まる湿地に出た。



            除雪した遊歩道を歩く


 あシギだ!今頃なんだろう。あ!そうかタシギだと思って1枚撮ったが、すぐに気づかれ逃げられた。

              湿地のタシギ

 辺りをよく見ると、カシラダカ、モズ、胸の黒いエプロン、黄色の頭頂からミヤマホオジロ?と思われるトリ、シジュウカラなどが見つかった。


               カシラダカ



                モズ


             ミヤマホオジロ?



              シジュウカラ

 雪の前には殆ど見られなかったのに、やはり雪で出てきたものと思われた。勿論ヒヨもいた。

                 ヒヨ

 坂道を下って、雪に覆われた田に出た。真っ白な雪原に何かトリがいる。ベニマシコならいいのにと思いながら何枚か撮ったが、残念ながらホオジロであった。




            雪の田のホオジロ

 ホオジロは雪の田で雪から顔を出している2番穂などを探して食べていた。



     

       雪から顔を出す2番穂を食べるホオジロ

 ピントは甘いが、1枚の写真にはカワラヒワも写っていた。


          ホオジロの後ろのカワラヒワ

 小鳥達も雪の森や田で一生懸命生きている。歩くこと小1時間、所期の目的を達することはできなかったが、その他にもいくつかの鳥が撮れてそれなりの成果はあった


白尾の海岸-シロチドリ

2022-12-23 07:50:45 | 日記
 今朝目が醒めると雪が降りしきっている。先日の雪が水のような雪であったのに対し、今朝の雪は、さらさらとしているが積雪量は既に前回を上回って30㎝近い。

          今回の庭の積雪、午前7時30分頃

 白山も今回は本当に白山になったにちがいない。ニュースでは金沢だけでなく我が町でも停電が起きていることを伝えている。携帯できるストーブ用の灯油の備蓄もなく、電気が来ないと暖も取れず、大変なことになると少し心配している。頼みは今回の雪がさらさらで電線などにはあまりつかないであろうことである。
 ここから後は昨日準備した原稿である
 12月に入って雨や雪の日が多くなり、なかなか出かけるチャンスがない。時雨は時には虹を懸けることもあるが、大体湿っぽく冷たい。

           時雨の止み間に懸る虹

 白山も大分白くなってきた。





        雪により山容が白みを増していく白山

 時雨の合間を縫って河北潟から白尾の海岸に行ってみた。
 河北潟ではカイツブリが目に付いた。小さな体を忙しく上下に振りながら水面を進んでいく。



             河北潟のカイツブリ

 少し違うカイツブリだなと思うと、ハジロカイツブリであった。

              ハジロカイツブリ

 他に目についたのはハシビロガモだけで


               ハシビロガモ

観察所を切り上げて七塚の海岸に向かおうとしたところ、オナガの鳴き声がしたので、そちらに近づき、やっと1枚だけ撮ることができた。

           観察所近くの草むらのオナガ

 七塚海岸ではセグロカモメが我が物顔で砂浜を占拠したり気儘に空を飛んだりしていた。


              
 セグロカモメは貪食で人家近くの水を張った田にも飛来し餌を探すことがある。

     水を張りトラクターが均した田で餌を摂るセグロカモメ

 折角遠くまで来たのに今日は収穫無しかと思って砂浜を歩いていると、波打ち際にセグロカモメとなんとなく違うカモメが1羽いるのに気付いた。以前鳥友さんにカモメ類の見分け方を教えていただいたことを思い出した。大きさはセグロカモメなどよりも大きく尾羽が白い。

                シロカモメ

 シロカモメだ。初めて確信を持てた。
 砂浜を探していると、小鳥の群れが見えた。


              シロチドリ

 ハマシギだなと思って近づいて撮ると、多くはシロチドリであった。


           ハマシギとシロチドリ

 七塚海岸はシロチドリの越冬地として有名である。今年も越冬しているなと安心した。群れをよく見ると、やはりハマシギも含まれていた。ハマシギもここで越冬するに違いない。

河北潟-ノスリ

2022-12-20 08:35:19 | 日記
 12月に入って時雨の日が多く、一昨日から昨日にかけて20cm程の積雪があったが、時々晴れの日もある。


             庭の積雪、約20cm

 そんな日には熟れた柿の色が美しい。

       葉を落として実だけになった柿の木

 また、日当たりのよい岩の上などでは、未だ生きながらえているアキアカネが暖を取っている。

     日の当たる岩で暖を取り寒さに耐えるアキアカネ

 河北潟干拓地ではノスリの姿が多くなった。周囲より高いいろいろな場所で周囲を監視する。




      周囲より高い電柱や木の枝で周囲を監視するノスリ

 ちょっと遠くの枯枝ではミサゴが食事している。

             魚を食べるミサゴ

 その時、空を別のミサゴが飛ぶのが見えた。

             青空を飛ぶミサゴ

 カラスにモギングされている。

         カラスにモギングされるミサゴ

 足には大きな獲物が見える。潟の反対側へ行ったので探してみると、木の上で餌を食べているのが見えた。遠いのと逆光で黒っぽいがかなり大きな魚である。


      カラスのモギングから逃れ食事するミサゴ

 白尾の海岸に足を伸ばしたところ、鰻か太刀魚かと思われる魚をぶら下げて風に向かって一生懸命飛んでいるミサゴがいた。

          魚を捕まえて海上を飛ぶミサゴ

 河北潟に戻ってカモを探しヨシガモを見つけることができた。


              河北潟のヨシガモ

 ヨシガモを見ていると、水面に居た多くのマガモなどが飛んだ。

              綺麗なヨシガモ

           一斉に飛び立ったマガモ

 すわ猛禽類かと慌てて周囲を見回したがそれらしい鳥影は見えず、マガモ達もまた元の所に戻って来て騒ぎは収まった。

蓮代寺堤-ミコアイサ

2022-12-16 07:38:59 | 日記
 1昨日の午後から昨日の朝にかけて遂に初雪が降り、庭や屋根がうっすらと白く染まった。

               初雪の庭

              屋根の初雪

 近くにある丘陵公園ボート池と蓮代寺堤にはいろいろの鳥は来ないが、雪の頃にはミコアイサが来ることがあり時々様子を見に出かける。蓮台寺池ではセグロセキレイが杭の上で餌を食べる姿が見えた。


        餌を食べたり寛いだりするセグロセキレイ

 やや遠い木の枝に止まる鳥影を見つけたので撮ってみた。その時は何だか判定できなかったが、家に帰って明るさを調整してみるとツグミだと分かった。

               梢のツグミ

 今年初めての撮影であった。ブッシュにはカシラダカがいた。

               カシラダカ

 そのうちミコアイサのメスが確認できた。




          堤近くのミコアイサ(メス)

 1羽だけ悠々と泳いだりもぐったりしていた。




         悠々と泳ぐミコアイサ(メス)

 周囲を注意深く探してオスも見つけたが1羽だけであり、本格的渡来はこれからのようであった。


            ミコアイサ(オス)

 イギリスに住んでいる知人から、小学1年生の娘さんがデザインしたクリスマスカードが同じデザインの包み紙に包まれて届いた。


     小学1年生がデザインしたクリスマスカードと包装紙

 心温まるカードで、やはりイギリスなどでは子供の情操教育を小さい頃からやっているのだなと感心した。日本も見習いたいものである。