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日曜日のランチ

2011年10月04日 15時45分15秒 | 日記

弟が来てビニールハウスを、解体していた時

娘がせっせとスパゲッティを茹でてランチを作ってました。

娘二人の共同作業でジェノベーゼソースを作ろうと言うのです。

幸い今年は、ブルーメさんに教えてもらった、コンパニオンプランツとしてのバジルが

勢いよく成長して沢山あります。まずそれを採ってきて、きれいに洗い

松の実は他の木の実も一緒に軽くから入りして、

香ばしさを出しています。

それを、フードプロフェッサーでかくはんして

そうやって出来上がったバジル一杯のジェノベーゼ

余り色がきれいに出てませんが、本当はものすごくきれいな緑色でした。

ほぼ100点を挙げてもいい出来です。 

おじさん(弟の事)も、召し上がれ

というわけで、姉弟仲良くお昼を食べました。(~_~;)

 


父の面影。

2011年10月03日 06時02分13秒 | 日記

 昨日の日曜日、とても寒い日でした。

家の中にはもちろんストーブに火をつけ暖を取ってますから温かいのですが

表は、雪が降りそうな位寒いのです。

前も話したことあったと思うのですが、我が家の暖房は3種類が同居しています。

ペチカと灯油によるストーブと家じゅうをくまなく回してあるセントラルヒーティングです。

今の時期は、継ぎ足しの要らない簡単に温度調節出来る灯油ストーブが活躍します。

灯油ストーブと言ってもポット式の小型のものではありません。

集合煙突の付いた壁置き式の大きなモノです。

北海道では一般的な暖房システムです。

 

そんな中 弟がやって来ました。

雪の降る前に、ビニールハウス(春に作ったもの)の解体に来たのです。

お昼になり外套を脱いで家に入り、一緒にご飯を食べました。

ふと、視線の端に 父を感じたのです。

ビックリして見たら、父が着ていたセーターを、弟が着てました。

父のセーターが普通に合うようになった弟も いつの間にか年を重ねていたんだなって思いました。

顔の風貌もなんとなく父に似て来ました。

遺伝子って凄いなって思います。

 

 弟がビニールハウスの解体中、 私は庭のハーブを切って干してみようかと思い

ハーブを植えてる家の北側の方に行ってみました。

すっかり雨風で倒れてしまって。

その中に見慣れぬ花が一輪。

ん? 見たことない …。イヤ、確か誰かのブログで見たかも…。

 

捜しました。

のん太さんの所、ず~~っと遡って。

ひまわりさんの所、ず~~っと遡って

でも何処にもない。 もっと前かな…。

みどりの風さんの所もず~~っと遡って

ヤマホトトギスがありましたあが、やっぱりちょっとちがうのかな~~。

 ヤマホトトギスに 似てるのですが、葉っぱがね、違う気がするのです。

鮮明にとれてない。

まるい葉脈のはっきりしてるのはミントのはっぱです。

ユリの様な葉っぱで、 葉っぱだけの時はナルコユリかなと勝手に思ってました。

 

それに蕾がまだこんなについてます。

 

3年ほど前に、父の所から矮小型のツツジを何本か持って来た時

土に付いていた、球根が芽を出したんだなと思います。

父はこんな花も育てていたんだなって、

弟と二人、ただ たたずんで、見入ってしまいました。

父に面影に会えたようで…。 ちょっと嬉しかった。

やっぱり、山ホトトギスかな?…。

 

 


秋の日の…。

2011年10月02日 07時37分54秒 | 日記

10月になりました

この季節になると私がいつも思い出す詩が有ります。

フランスの詩人ヴェルレーヌの『秋の歌』と言う詩です。

秋の歌(落葉)
   
ポール・ヴェルレーヌ

Chanson d'automne
                
Paul Verlaine

Les sanglots longs
Des violons
 De l'automne
Blessent mon coeur
D'une langueur
 Monotone.

Tout suffocant
Et blême, quand
 Sonne l'heure,
Je me souviens
Des jours anciens
 Et je pleure

Et je m'en vais
Au vent mauvais
 Qui m'emporte
Deçà, delà,
Pareil à la
 Feuille morte.



落葉
            上田敏 『海潮音』より

秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
ひたぶるに
身にしみて
うら悲し。

鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。

げにわれは
うらぶれて
ここかしこ
さだめなく
とび散らふ
落葉かな。



秋の歌
            ポ-ル・ヴェルレーヌ(堀口大學訳)

秋風の
ヴィオロンの
節(ふし)ながき啜泣(すすりなき)
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ。

時の鐘
鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり
思ひぞ出づる
来(こ)し方に
涙は湧く。

落葉ならね
身をば遣(や)る
われも、
かなたこなた
吹きまくれ
逆風(さかかぜ)よ。


秋の唄
            ポ-ル・ヴェルレーヌ(金子光晴訳)

秋のヴィオロンが
いつまでも
 すすりあげてる
身のおきどころのない
さびしい僕には、
 ひしひしこたえるよ。

鐘が鳴っている
息も止まる程はっとして、
顔蒼ざめて、
 僕は、おもいだす
むかしの日のこと。
 すると止途(とめど)もない涙だ。

つらい風が
僕をさらって、
 落葉を追っかけるように、
あっちへ、
こっちへ、
 翻弄するがままなのだ。



秋の歌
            ポ-ル・ヴェルレーヌ(窪田般彌訳)

秋風の
ヴァイオリンの
  ながいすすり泣き
単調な
もの悲しさで、
  わたしの心を傷つける。

時の鐘鳴りひびけば
息つまり
  青ざめながら
すぎた日々を
思い出す
  そして、眼には涙。

いじわるな
風に吹かれて
  わたしは飛び舞う
あちらこちらに
枯れはてた
  落葉のように。


      



4人の方の訳詩が出てました。

全文、引用して来ました。

今日の札幌、冷たい雨が降ってます。