残照日記

晩節を孤芳に生きる。

秋の気配

2010-09-26 07:37:06 | 日記
○秋晴れの妻亡き朝や茶をすゝる  楽翁

今朝は、いかにも“秋”という気配。残念なのは妻が側にいないこと。一人で啜るお茶の侘しいことよ。炎暑の日々の中、最期を迎えただけに、一日でよいからこんな秋の清涼な朝を過させたかった。だが、悔いてもしょうがあるまい。──それにしても焼香に訪れてくれる人々の絶えぬこと。家内の生前の功徳が忍ばれる。昨日もプリンや、カボチャジャム入りのパンを焼いて下さった方々が訪れた。(写真) 老生も残照の日々を、少しでも徳行に励むことにしよう。