残照日記

晩節を孤芳に生きる。

最後の伴侶

2010-09-16 07:39:22 | 日記



大病をしたら、どうして日を過すか。
家内の末期を看取りながら考えた。
結論は、結局最期は何もできない。
精々音楽を聴いたり、俳句を詠むくらいか。
ポータブルCDプレーヤーと歳時記と。

人心各同じからず
面の相違有るが如し
倶に一般の見に執して
到る処是非をたくましうす
我に似たれば非も是となし
我に異なれば是も非となす
是非は始めより己に在り
是は我の是とするところ
非は我の非とするところ
(良寛詩)