チャップリンの「モダン・タイムス」をもう一度観たくて、YouTube検索したら、全編観ることができました。(前のブログ記事はこちら)
何度観ても名作です
本当に、可笑しい。可笑しくて、、、哀しい
。
笑ってしまう。でも、胸が苦しくなる。
印象に残ったのが、
まっすぐな、「一本の道」を歩くシーン。
そこに、脇道はない。
前半に一度でてきますが、問題が起こって歩き続けられなくなる。
けれど、ラストシーンでまた「一本道」に戻ってきます。
その「一本道」を、二人手をつないで、笑顔で、歩いていくのです。
人生は選択ではないのですね。
これが生きるということ。
それと、ボロボロの崩れかけた小屋を見つけて住み始めるときに、
「想像してみない?」と言って、幸せな家庭生活を思い浮かべるシーン。
ジョンレノンの「イマジン」を思い出しました。
そして、ウエイターの採用テスト?で、
でたらめな歌詞で歌い踊り、大喝采を浴びるシーン。
言葉はなくても、伝わるんだなあ。
英語なんてわからなくても伝わればいいんだよ。
さらに印象的なのが、機械の歯車の中を流されるシーン。
機械システムの一部となって働く彼はやがて人間が壊れる。
そして病院送り、次はデモのリーダーと間違われて警察送り。
でも、彼は機械じゃない。私たちは機械じゃない。
機械の一部となって、システムの中を流されてはいけないのです。
彼は心優しい一人の人間でした。
私たちは人間なんです。システムの一部じゃない。心を持った人間なんだ。
ジャム Jamしよう。システムを止めよう。(交通渋滞トラフィックジャムのジャムです)
マイケルも歌っています。
システムの一部となって流されるのを止めよう。人間らしく生きよう。
自分の道を笑って歩こう。
(『マイケル・ジャクソンの思想』を読んだ後にチャップリンを観ると、深まります。チャップリンは”笑い”で、マイケルは”音楽パフォーマンス”でメッセージを伝え続けたのですね)
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