多田千賀子さん、と言うフリーライターさんがいます。
お菓子に関する記事を数多く手がける、京都在住のライターさん。
そのお菓子好きが高じて、長年勤めていた新聞社を辞めてパリのル・コルドン・ブルーへ単身お菓子作り留学までしちゃった人です。
でも、好きなのはプロが作る完璧な美しいお菓子じゃなくて、毎日の暮らしの中で楽しみながら作る素朴で優しい手作りのお菓子。これだけお菓子が好きで留学までしちゃった割にプロのパティシエになる気がなさそうなのは、そのせいなのかな?
その彼女が主にパリ留学中のことを中心に綴った本、『パリ 砂糖漬けの日々 ~ル・コルドン・ブルーで学んで~』の中に、黙らせサブレ、と言うお菓子が出てきます。
まだ本格的に留学する前、ル・コルドン・ブルーの一日体験教室で作ったディヤマンと言うサブレ。同行した友達の子供さんがいたく気に入って、どれだけむずがっていてもサブレを与えるとすぐに大人しくなって一心不乱にサブレを囓り始めたんだそうです。だから、黙らせサブレ(笑)
あくまでエッセイ本であってレシピ本ではないんですが、この黙らせサブレだけはレシピが載ってたので、久しぶりに気合い入れて作ってみました
「色んなお菓子を作ったけど、結局一番よく作るのはこれ」と書かれている通り、確かに材料さえ揃っていれば難しいことは何もありません。
クッキーの材料と言えば、小麦粉、バター、お砂糖に卵……と、これはその他にバニラビーンズとすり下ろしたオレンジの皮1個分が必要。うーん、いかにも本格派って感じ?
バニラビーンズ使うのなんて初めて!ビーンズって言う割にはサヤを開いても豆らしきものは全く見あたらなかったんで、ビックリしちゃいました。あの黒いツブツブは、豆を潰してるんじゃなくて最初っからああなんですね~…。
さて、以上の材料。
量って、混ぜて、まとめて、切って、焼く。
…以上?(笑)
あとはオーブン様のご機嫌を損ねないよう、注意するだけ~
「ふちがはにわ色になったら、焼き上がり」……って、ハニワ??
まぁ、ああ言う焼き物の色…ってことかなぁ。分からなくはないけど、なんてユニークな表現。まさかお菓子の作り方を読んでてハニワなんか出てくると思わないもん。いいな~、なんか好きです、こーゆー感覚(笑)
焼き上がったら、熱いうちに急いで網の上へ。サクサク食感のために湿気を飛ばさないと!!
ずら~り。
なかなかいい色に焼けてます。ふふふ
そのまま置いて、あら熱が取れたら出来上がり~♪
ちょっと可愛くココットになど入れてみたり。
お洒落っぽい?カフェとかでお茶うけに出てくるっぽい??
出来てすぐのほんのり温かいものを食べてみると、軽く歯を立てただけでサクサクホロホロっと……おいしー
でも、オレンジの皮が入ってる割には思ったほどオレンジの風味は感じられませんでした。
ところが、時間が経ってから食べると、今度はさっきよりもオレンジの味がするような…??
焼き菓子って、時間を追うごとに味がなじんで落ち着いてくるそうです。だから、出来たてでまだ温かいものを食べる美味しさと、しっかりと味がなじんで本領発揮(?)したものを食べる美味しさと、2回楽しめるんですね。おもしろーい。
ちなみに、『ディヤマン』とはフランス語でダイヤモンドと言う意味
由来は、クッキーのふちにまぶしたグラニュー糖がキラキラと光ってダイヤモンドみたいに見えるからだそうです
フランスらしい、お洒落なネーミングですよね
いや~、お菓子作りなんて久しぶり!
あ、いや、簡単お手軽なのはちょこちょこやってたけど、こんなにきちんと作ることはなかったんで
でも、きちんと作るとやっぱり美味しいものが出来ますね。楽しかった
そうそう、多田千賀子さん、只今asahi.comの『食と料理』コーナーで『論より、おやつ』と言うコラムを連載中です。
日々身の回りに起きた出来事をお菓子を絡めて綴ってあって、長さもちょっと息抜きに読むにはちょうどいいぐらい。簡潔で読みやすい文体なので、お菓子好きな人もそうでない人も、よかったらどうぞ
asahi.com (朝日新聞社):食と料理
お菓子に関する記事を数多く手がける、京都在住のライターさん。
そのお菓子好きが高じて、長年勤めていた新聞社を辞めてパリのル・コルドン・ブルーへ単身お菓子作り留学までしちゃった人です。
でも、好きなのはプロが作る完璧な美しいお菓子じゃなくて、毎日の暮らしの中で楽しみながら作る素朴で優しい手作りのお菓子。これだけお菓子が好きで留学までしちゃった割にプロのパティシエになる気がなさそうなのは、そのせいなのかな?
その彼女が主にパリ留学中のことを中心に綴った本、『パリ 砂糖漬けの日々 ~ル・コルドン・ブルーで学んで~』の中に、黙らせサブレ、と言うお菓子が出てきます。
まだ本格的に留学する前、ル・コルドン・ブルーの一日体験教室で作ったディヤマンと言うサブレ。同行した友達の子供さんがいたく気に入って、どれだけむずがっていてもサブレを与えるとすぐに大人しくなって一心不乱にサブレを囓り始めたんだそうです。だから、黙らせサブレ(笑)
あくまでエッセイ本であってレシピ本ではないんですが、この黙らせサブレだけはレシピが載ってたので、久しぶりに気合い入れて作ってみました
「色んなお菓子を作ったけど、結局一番よく作るのはこれ」と書かれている通り、確かに材料さえ揃っていれば難しいことは何もありません。
クッキーの材料と言えば、小麦粉、バター、お砂糖に卵……と、これはその他にバニラビーンズとすり下ろしたオレンジの皮1個分が必要。うーん、いかにも本格派って感じ?
バニラビーンズ使うのなんて初めて!ビーンズって言う割にはサヤを開いても豆らしきものは全く見あたらなかったんで、ビックリしちゃいました。あの黒いツブツブは、豆を潰してるんじゃなくて最初っからああなんですね~…。
さて、以上の材料。
量って、混ぜて、まとめて、切って、焼く。
…以上?(笑)
あとはオーブン様のご機嫌を損ねないよう、注意するだけ~
「ふちがはにわ色になったら、焼き上がり」……って、ハニワ??
まぁ、ああ言う焼き物の色…ってことかなぁ。分からなくはないけど、なんてユニークな表現。まさかお菓子の作り方を読んでてハニワなんか出てくると思わないもん。いいな~、なんか好きです、こーゆー感覚(笑)
焼き上がったら、熱いうちに急いで網の上へ。サクサク食感のために湿気を飛ばさないと!!
ずら~り。
なかなかいい色に焼けてます。ふふふ
そのまま置いて、あら熱が取れたら出来上がり~♪
ちょっと可愛くココットになど入れてみたり。
お洒落っぽい?カフェとかでお茶うけに出てくるっぽい??
出来てすぐのほんのり温かいものを食べてみると、軽く歯を立てただけでサクサクホロホロっと……おいしー
でも、オレンジの皮が入ってる割には思ったほどオレンジの風味は感じられませんでした。
ところが、時間が経ってから食べると、今度はさっきよりもオレンジの味がするような…??
焼き菓子って、時間を追うごとに味がなじんで落ち着いてくるそうです。だから、出来たてでまだ温かいものを食べる美味しさと、しっかりと味がなじんで本領発揮(?)したものを食べる美味しさと、2回楽しめるんですね。おもしろーい。
ちなみに、『ディヤマン』とはフランス語でダイヤモンドと言う意味
由来は、クッキーのふちにまぶしたグラニュー糖がキラキラと光ってダイヤモンドみたいに見えるからだそうです
フランスらしい、お洒落なネーミングですよね
いや~、お菓子作りなんて久しぶり!
あ、いや、簡単お手軽なのはちょこちょこやってたけど、こんなにきちんと作ることはなかったんで
でも、きちんと作るとやっぱり美味しいものが出来ますね。楽しかった
そうそう、多田千賀子さん、只今asahi.comの『食と料理』コーナーで『論より、おやつ』と言うコラムを連載中です。
日々身の回りに起きた出来事をお菓子を絡めて綴ってあって、長さもちょっと息抜きに読むにはちょうどいいぐらい。簡潔で読みやすい文体なので、お菓子好きな人もそうでない人も、よかったらどうぞ
asahi.com (朝日新聞社):食と料理