の途中、彼が言った。「俺と出逢う前のayutaに戻ったような気がするよ...。」
それは多分、わたしの言い方が
クールで冷たく感じた時の彼のセリフ。
彼と付き合う前のわたしは確かに
常に冷静で、客観的に物事を判断して
自分の価値観で決定する人だったから。
だから恋愛に溺れるなんてことは
愚かな人間のすること、
くらいに思ってたかも
(↑今はすっかり愚かな人間です(笑))
彼と出逢ってわたしは変わったけど
きっと今まで生きてきた長い？人生の中で
培ってきたものって、
なかなか変わらないのかもしれない。
でもね、
時々ちゃんと冷静にならないと恐いんだよ。
ただただ彼のことが好きで好きで
彼に会いたくてたまらなくて、
そんな風に夢中になってしまったら
何もかも投げ出して
彼のところに行きたくなってしまいそうで
すごく恐いんだよ。
すべて投げ出して行く自分はいいけど
そうやって投げ出してきたわたしを
彼に丸ごと受け止めて欲しいとは言えない。
彼だって今は、
彼が置かれている厳しい現実の中で
毎日生きていくのに必死なのに
わたしまで彼のお荷物にはなれない。
だから、
夢や希望を諦めたりはしないけど
何とかして自分を冷静にしたくて必死なの。
じゃないと毎晩眠れないし、
訳もなく涙ばかり流れてくるし、
何もかもが嫌になって
薬だって飲みたくなくなる。
でも彼は、
きっとわたしのそんなところが
嫌なんだろうな...
彼とは生まれも育った環境も違うし
土地が違うから言葉の方言も違う。
だから、
自分が普段 何気なく使っている言葉でも
彼にとって、わたしにとっては
すごく冷たく感じたりすることがある。
でも、
それはずっと一緒にいるうちに、
「悪気はないんだな」
って理解出来るようになる。
そうやって
一緒の時間を共有していくうちに
お互いのことを少しずつ理解してきたわたし達。
けど実際、彼に会って
わたしの中で何かが変わったのは事実。
でも彼がわたしに求めているのは
１年前も今も変わらず
彼に対する愛情と癒しなんだろうと思う。
それは当り前のことだよね。
こんなわたしも全部わたしだから
こんなわたしも丸ごと受け止めて欲しい
って言ったらダメなのかな。
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