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2007-07-25 | 世の中のこと
車の生産停止 「カンバン方式」の思わぬ弱点
2007年7月25日 YOMIURI ON LINE

 わずか1社の部品の供給停止で、国内自動車メーカー12社の生産ラインが一斉に止まった。自動車業界は思わぬ弱点をさらけ出した格好だ。
 16日の新潟県中越沖地震で、自動車部品大手、リケンの柏崎事業所が被災し、自動車エンジン用のピストンリングなどが生産できなくなった。
 ピストンリングは燃費効率を左右する重要部品だ。リケンが国内シェアの5割を占める。トヨタ自動車など12社が、リケンから調達している。
 このため、自動車各社も、部品の在庫が底をついた段階で、生産停止に追い込まれた。
 各社がリケンを総掛かりで支援した結果、リケンは23日に生産を再開した。これを受け、自動車各社も同日から、次々と生産を再開し始めた。
 阪神大震災時などでの被災企業への支援のノウハウが、リケン支援でも生かされたようだ。生産停止の長期化を避けられたのは何よりだ。
 しかし、今回の減産台数は、トヨタの5万5000台など、全社で約12万台に達した。計4万台の減産となった阪神大震災時を3倍も上回る。減産の遅れを取り戻すにも時間がかかる見通しだ。
 なぜ、これほど、生産停止が連鎖し、影響が広がったのか。業績好調な自動車業界に課題を突きつけたといえる。
 自動車各社は、部品の過剰在庫を持たない「カンバン方式」の生産体制を取っている。トヨタが最初に始めたもので、徹底的にムダを省いて効率化を図る。そうした「ジャスト・イン・タイム生産」は、競争力の源泉である。
 だが、在庫を十分に持たないため、今回のように、重要な部品の供給が止まると、生産を維持できなくなる。
 トヨタがリケンと高精度なピストンリングを共同開発するなど、各社とリケンは技術的に深く結ばれている。日本企業の強みだが、ピストンリングの調達先をリケンに依存することにもなった。
 コスト削減による競争力維持と、部品の安定供給をどうバランスさせるか。調達先を分散したり、生産拠点を特定地域に集中させないなど、可能な限り、リスクに備える危機管理が求められる。
 今回のトラブルは産業界全体への警鐘でもある。電機業界も、重要部品を特定企業に依存するケースが少なくない。国内に限らず、海外進出先の工場が被災するかもしれない。
 リケンショックを教訓とし、あらゆる企業が、緊急時に備えた生産体制を総点検する必要がある。それは競争力の一層の強化につながるはずだ。
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複雑・精密な部品ですね。

しかも頑丈な部品ではない。

硬い材質ではあるはずですが。

ちょっと今日から作ろうか?って作れるものではない。



海外のメーカーはどうなんでしょう?

ポルシェ、フェラーリ、アストンなんかは?


謎ですねー。

内製とかならスゴイですが。


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