あるんだな。これが。
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私のとっての第2の故郷とも言えるネパール。
今回は友人の思い出を綴ろう。
C.B.シェレスタ
ネパール語もヒンドゥー語もできず、英語も幼児なみの私に、政府がつけてくれたアシスタント・スタッフの リーダーがC.B.シェレスタだ。職業はエンジニア(測量技師と建築家の中間のような職種)。
同世代の彼は、非常に賢く、たよりになる存在だった。 . . . 本文を読む
さて、前回の記事にも書きました“カースト”。そうなんです。ネパールはヒンドゥーの国ですから、カースト制があるんですね。ちなみに、仏教徒も少数いますし、ムスリムも多いのです。
私の調査区では、結局、作業員さんの90%はムスリムになってしまいました。
ヒンドゥーは、お金が入ると、お酒飲んじゃうんですね。
調査は危険なことがありますから、酒臭いのを、どんどんクビにしたら、そうなったんですけど。
で、カ . . . 本文を読む
新婚旅行を兼ねた、調査旅行でインドに行き、途中で一泊だけ立ち寄った国、ネパール。
ヒマラヤの麓の平和な国に仕事に行ったのは10年以上前になる。
研究旅行と違うのは、通訳がいないこと。
もっとも、持ち前の心臓の強さと、ヘタな英語、ボディランゲージで困ることは無かった。
私はほぼ2年半以上、一時帰国を除いて、調査区近傍のホテル住まい。
特に日中40度近くなる、真夏にも働いて、現地の作業員には喜ばれたが . . . 本文を読む
初めて海外に行ったのは、もう20年以上前。
中華人民共和国だった。一種の調査研究旅行。
私は考古学者の卵だった。
上海、西安、蘭州、そして敦煌、最後に北京。
今でも鮮やかに甦る記憶。
上海の道路工事の現場を見たら、地下2メートル以上まで、
全て遺構や遺物などの考古学資料の堆積だったこと。
ホテルのディナーで次々に出てきた料理。
西安では、三蔵法師が仏典を訳した大雁塔。
夜、ホテルを抜け出して食 . . . 本文を読む