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右も左もあるものか
僕らが見るのは常に上

ネパールの思い出  その3

2005-02-15 | アジアの想い出
私のとっての第2の故郷とも言えるネパール。 今回は友人の思い出を綴ろう。 C.B.シェレスタ ネパール語もヒンドゥー語もできず、英語も幼児なみの私に、政府がつけてくれたアシスタント・スタッフの リーダーがC.B.シェレスタだ。職業はエンジニア(測量技師と建築家の中間のような職種)。 同世代の彼は、非常に賢く、たよりになる存在だった。 . . . 本文を読む

ネパールの思い出  その2

2005-02-12 | アジアの想い出
さて、前回の記事にも書きました“カースト”。そうなんです。ネパールはヒンドゥーの国ですから、カースト制があるんですね。ちなみに、仏教徒も少数いますし、ムスリムも多いのです。 私の調査区では、結局、作業員さんの90%はムスリムになってしまいました。 ヒンドゥーは、お金が入ると、お酒飲んじゃうんですね。 調査は危険なことがありますから、酒臭いのを、どんどんクビにしたら、そうなったんですけど。 で、カ . . . 本文を読む

ネパールの思い出  その1

2005-02-12 | アジアの想い出
新婚旅行を兼ねた、調査旅行でインドに行き、途中で一泊だけ立ち寄った国、ネパール。 ヒマラヤの麓の平和な国に仕事に行ったのは10年以上前になる。 研究旅行と違うのは、通訳がいないこと。 もっとも、持ち前の心臓の強さと、ヘタな英語、ボディランゲージで困ることは無かった。 私はほぼ2年半以上、一時帰国を除いて、調査区近傍のホテル住まい。 特に日中40度近くなる、真夏にも働いて、現地の作業員には喜ばれたが . . . 本文を読む

中国の思い出

2005-02-12 | アジアの想い出
初めて海外に行ったのは、もう20年以上前。 中華人民共和国だった。一種の調査研究旅行。 私は考古学者の卵だった。 上海、西安、蘭州、そして敦煌、最後に北京。 今でも鮮やかに甦る記憶。 上海の道路工事の現場を見たら、地下2メートル以上まで、 全て遺構や遺物などの考古学資料の堆積だったこと。 ホテルのディナーで次々に出てきた料理。 西安では、三蔵法師が仏典を訳した大雁塔。 夜、ホテルを抜け出して食 . . . 本文を読む